特定非営利活動法人PHIJP 東京・神田駿河台で新春講演会を1月11日開催~ 米国の高性能住宅化改修最前線を解説! ~

プレスリリース発表元企業:特定非営利活動法人PHIJP

配信日時: 2017-12-18 10:00:00

特定非営利活動(NPO)法人PHIJP(日本パッシブハウス協会)は、2018年1月11日(木)に東京・神田駿河台の連合会館において、日本の住宅性能の現状に配慮しエネルギー性能の高いストックを増やすための改修法に焦点をあわせて新春講演会を開催します。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/145756/LL_img_145756_1.jpg
岡田 早代理事

ボストン在住で中古住宅改修や新築集合住宅などのパッシブ化最前線で活躍する二人の専門家 岡田 早代さんとBrian Butlerさんが、中古住宅改修やPHIUS+2015認証取得の勘所などを解説します。また、当該法人が2018年度に目論む活動方針・計画についても概説し、2018年春以降でのPHIUS公認パッシブハウス・コンサルタント(CPHC(R))日本版講習についても簡単に紹介します。
パネルディスカッションでは国内の専門家を交えて、気候条件に準拠する米国式認証を普及させるための方策を探り、さらに経済性を兼ね備えた中古住宅改修や新築集合住宅でのパッシブ化を進めるため、日米での設計・施工環境の違いを克服する方法を議論します。米国式パッシブ建築に関する最先端実務を垣間見て、その優れた考え方に触れることができる貴重な機会となっています。


【開催概要】
名称 : 特定非営利活動法人PHIJP 2018新春講演会
~最前線!米国の高性能住宅改修~
開催日時: 2018年1月11日(木) 13:30~16:50
会場 : 連合会館2階「201会議室」
所在地 : 東京都千代田区神田駿河台3-2-11
アクセス: 東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」B3出口
東京メトロ丸ノ内線「淡路町駅」B3出口
都営地下鉄新宿線「小川町駅」B3出口
JR中央線・総武線「御茶ノ水駅」聖橋口
URL : https://phi-jp.org
申込 : https://phi-jp.org/wp-content/uploads/2017/12/d8071471d628e7ecaa643c25d1e21b34.pdf


特定非営利活動法人PHIJP(日本パッシブハウス協会)は、環境やエネルギーに優しく経済性を備えたパッシブ建築を、日本各地の気候特性や建築様式を考慮し、地域工務店でも設計・施工可能な支援制度を提供するために設立された非営利団体であり、2017年5月に東京都認可、同8月には発足記念式典を開催しました。この際には、PHIUS(米国パッシブハウス協会)との交流協定が締結の運びとなり、初来日されたPHIUS共同設立者のカトリン・クリンゲンバーグさんとマイク・カネイギスさんの講演会が大好評を得ました。


米国(大西洋岸)では、除湿や湿気調整という日本と共通の気候依存問題を抱えていながら、近年パッシブ建築の認証数が急増しており、高性能住宅市場を最善の方向へ導いています。2017年度には延べ認証数1,000戸超となる急拡大が達成されつつある活動の原点を探ると、以下に示す4つの基本に辿り着きます。

1) 気候条件に準拠したパッシブ建築の認証基準PHIUS+2015は、経済性を兼ね備えた多様な設計案を許容できる柔軟性の高い『性能基準』となっている。
2) 高性能住宅の3D形状を含めた数値性能評価を可能にする使い易いアプリケーションWUFI Passive/Plusの活用が認証過程を強力に支援している。
3) このWUFI Passive/Plus/2Dを使いこなしてPHIUS+2015をクリアする設計案を創出できるPHIUS公認パッシブハウス・コンサルタント(CPHC(R))が全米で500名以上も育っている。
4) 最近は戸建て改修や新築集合住宅のパッシブ化が認証数の急増を下支えしている。


【パッシブハウスとは】 ー 便益を最大化し、損失を最小限に抑える ー
パッシブな建築手法は次の一文にまとめられます。すなわち「パッシブな建築は、特定の計量できる快適指標を許容範囲内に収めながら、定量化可能で厳密なエネルギー使用効率が要求レベルを達成するために利用される一連の設計原理で創られている。」そのためにパッシブな建物は、以下の5つの建物科学の原則にしたがって設計・施工されます。

<5つのポイント>
1) 熱橋をなくすため、外皮全体に連続断熱層を採用
2) 外気の漏入や空調エネルギーの浪費を防ぐために、建物の外皮を高気密化
3) 高性能な窓(通常は三重ガラス)とドアの採用
4) 顕熱回収(HRV)か全熱回収(ERV)可能な第1種換気システムと最小限の空調システムを設備
5) 暖房期には太陽熱利用、冷房期には昇温が最小限となるように日射熱遮蔽

パッシブ建築の原理は、すべての建築種別、戸建て住宅、集合住宅、事務所ビル、高層ビルに応用できます。パッシブな計画の戦略は、暖房と冷房の季節に拘わらず、快適で安定した室温で建物を維持するために、家電製品や居住者からの発熱を含めた広範な要因を注意深く選別し取捨調整します。その結果、パッシブ建築は、エネルギー効率が優れているだけではなく、長期的利益も最大化します。


【会員への特典】
<会員共通>
・PHIJPが主催するイベント、セミナー、講演会での参加費優遇
・PHIJP(PHIUS+2015)認証費用優遇
・パッシブハウスなどの建築依頼案件に対する建設該当地域会員・事業者の推薦、紹介

<正会員>
・PHIUS+2015認定取得のための指導と支援
・パッシブハウス建築コスト抑制のための情報提供と支援
・パッシブハウスの販売戦略立案と受注の支援
・ZEHの設計、施工に関する情報提供、技術支援と経済性向上のための相談
・連続断熱層を組み込んだHeat20基準案件への設計、施工技術支援と財務相談
その他

<賛助会員>
・PHIJPが主催するイベント、セミナー、講演会での出展割引(出展の場合、経費は出展者負担)
・PHIJPのWEBサイトでの社名紹介
その他


【法人概要】
名称 : 特定非営利活動法人PHIJP(日本パッシブハウス協会)
代表者: 理事長 佐貫 隆史
所在地: 〒104-0032 東京都中央区八丁堀3-8-1
URL : https://phi-jp.org/


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