ライムライト・ネットワークスのユーザーエクスペリエンスに対する市場調査で、 コンシューマーは週に17時間近くをオンラインで過ごしていることが明らかに
配信日時: 2017-12-05 10:00:00
スピードとセキュリティーが2大最重要要素: オンライン購入者の半数近くが遅いウェブサイトで購入せず、40パーセントがセキュリティー侵害のあったサイトを避ける傾向
(米アリゾナ州テンペ)- (ビジネスワイヤ)-- 世界最大規模のプライベート・ネットワーク経由で配信されるコンテンツ・デリバリー・ネットワーク(CDN)を提供するライムライト・ネットワークスは、自社の最新調査報告書「ユーザーエクスペリエンスの状況2017年版」を発表しました。世界中の消費者がオンラインで過ごす時間が増えており、ユーザー体験が劣るウェブサイトやセキュリティー侵害があったウェブサイトを躊躇することなく避けていることが明らかになりました。この世界的な年次報告書は消費者のオンライン行動と、オンライン体験への期待を取り上げたものであると言えます。本報告書から、前年と比べてオンラインで過ごす時間の大幅な増加と、オンライン体験が潜在的な顧客に与える影響が明らかになりました。
世界の45パーセント以上の人々が、仕事以外で週に少なくとも15時間をオンラインで過ごしており、割合は昨年度の結果から64パーセント増加しました。スマートフォンがオンラインコンテンツの利用に使用されている主たるデバイスであり、世界の消費者の半数以上(56パーセント)が使用機器に関係なく高速なウェブ性能を期待しています。
ユーザー体験が良くないと、売り上げの損失につながることが頻繁にあります。調査対象となった世界のコンシューマーのうち、ウェブページの読み込みを5秒超は待てない人が半数近く(49パーセント)に達し、ウェブサイトが遅すぎると別のウェブサイトで購入する人が43パーセントを占めました。調査対象のコンシューマーの12 パーセント以上は遅いと感じたウェブサイトを再び訪れることがなく、割合は昨年の調査結果から倍増しました。
またコンシューマーは、自身の個人情報がオンラインで保護されているかを知りたがっているということが明らかになりました。75パーセント以上はセキュリティー侵害があったブランドに対して否定的な見解を持つと回答しており、40パーセントはサイバー攻撃にあったウェブサイトでは購入しないと答えています。
ライムライト・ネットワークスのプロダクトマーケティング部門、シニアディレクターのマイケル・ミリガンは、次のように述べています。「ブランド企業は現在の混雑した市場で、顧客に貧しいユーザー体験を提供するリスクを冒すことはできません。セキュリティー侵害や遅い性能、そして非効率的なオンライン体験を招くその他の要素は、買い物客の行動に影響を与え、ブランドの評判と顧客維持に長期的に影響を引き起こすからです。」
調査で明らかになった、その他の主な発見は以下の通りです。
仕事以外でオンラインコンテンツにアクセスする際のラップトップコンピュータの選択
日本の消費者は、あらゆるデバイスで最高のパフォーマンスを期待しています。モバイルデバイスにWebページをロードするのに10.2%のユーザーしか待ちません。
日本の消費者は、低速のウェブサイトを再訪問する可能性が最も低く、25.6%は遅いローディングウェブサイトに今後別の試みをしないと答えている。
セキュリティ侵害は、侵害後に非常に否定的な認識を持っている日本のブランド認知度に最も大きな影響を与えます。
高いユーザー体験は大きな効果がある: ウェブサイトでの商品購入の決め手となる要素の上位には、ウェブサイトで「簡単に検索して商品を見つけられる機能」、そして「高速なオンライン性能」が挙げられました。ウェブサイトでよい体験をした場合、調査対象の世界の消費者の75パーセントは友人・知人にそのブランドを薦めるとしています。特にインドとフィリピンの消費者にその傾向が強く、95パーセントがよい体験を基にウェブサイトを進んで推薦するとしています。逆に日本人はウェブサイトの体験から友人・知人にブランドを推薦するケースが低いという結果が出ています。しかし日本の消費者は、低速のウェブサイトを再訪問する可能性が最も低く、25.6%は遅いウェブサイトには今後再訪問しないと回答しています。
ソーシャルメディアが圧倒的な人気: 世界の消費者がオンラインで時間を費やす一番の選択肢はソーシャルメディアで、週に平均4時間14分を過ごしています。18~35歳の年齢層は、ほかのどのアクティビティーよりもオンラインビデオの視聴に多くの時間を割き、61歳以上はオンラインニュースを読むことに時間を割いています。日本人は、オンラインニュースを読むのに他のどの活動よりも多くの時間を費やしていることが明らかになりました。
若い消費者はスマートフォンを好む:世界的に、オンライン活動のための主たる機器はスマートフォンでした。スマートフォンはオンラインコンテンツを利用する際の機器として、特に女性と45歳以下の人から選好されています。男性と46歳以上の人はむしろノートパソコンを好みます。
消費者がオンラインで過ごす時間が増加: オンラインで過ごす時間が最も長いのは米国と英国の人々で、各国ともに半数以上が週に15時間以上をオンラインで過ごしています。日本は三位に位置付けています。世界的に46〜60歳の 人々がオンラインで過ごす時間が最も長く、週に15時間以上の人々が49パーセントに上りました。ミレニアル世代(18〜25歳)では、41 パーセントが週に15時間以上をオンラインで過ごします。
報告書「ユーザー体験状況」は、フランス、インド、日本、韓国、フィリピン、英国、米国の3500人を対象に実施した調査に基づいています。報告書の全文(英語)は、こちらでご覧いただけます。
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