NB-IoT普及に向けジェムアルトとファーウェイが提携

AMSTERDAM, Nov 14, 2017 - ( JCN Newswire ) - デジタルセキュリティの世界的なリーダー企業であるジェムアルトは、ファーウェイの半導体部門であるHiSiliconと提携し、ナローバンドIoT（NB-IoT）の市場拡大に向け、高セキュリティと超低消費電力を実現する次世代モジュールの開発に合意しました。両社のもつノウハウを結集した新たなNB-IoTモジュールにより、IoT機器メーカーは、コストの削減、製品の小型化、そして機器の最大10年間への長寿命化を図ることができます。

NB-IoTは、IoT市場でビットレート（通信速度）よりも低価格性を優先する市場セグメント向けに開発されました。超低消費電力が特長で、最大10年間ものバッテリー駆動が可能です。NB-IoTは、パーキングメーター、侵入警報装置、火災警報器、パーソナル・ヘルスケア機器、位置検知装置、街灯など、幅広い用途が想定されています。ABI Researchによると、2021年までに、モノをネットワークへ接続するNB-IoTモジュールはセルラーIoT総出荷数の20%以上を占めると予測されています。

ファーウェイのLTEソリューション担当プレジデントを務めるXiongWeiは、次のように述べています。「2017年は、当社がNB-IoTの商用サービスを開始する年であり、本年中に世界20ヶ国で30のNB-IoTネットワークを構築します。当社はこの分野におけるトップベンダーであり、今後もこの巨大な市場を獲得するため、安定した接続、低電力消費、高いコスト効率を実現するソリューションを提供したいと考えています。ジェムアルトとの協業は、機能の強化とIoT機器設計の柔軟性を実現してくれます。」

ジェムアルト大中華圏、韓国地域のモバイルサービス・IoT担当シニア・ヴァイス・プレジデントで、中国地域のプレジデントを務めるSuzanne Tong-Liは次のように述べています。「両社の協業により、当社がもつセルラーネットワークおよびデジタルセキュリティにおけるノウハウと、ファーウェイが提供するNB-IoT対応の高性能チップセットのシナジーが実現します。機器メーカーやサービスプロバイダは、強力なセキュリティと機器設計の柔軟性を手にすることができます。また、大規模なセルラーIoTの導入にあたって標準化されたソリューションを活用でき、NB-IoTのプロジェクトを迅速に構築できます。」

ジェムアルトについて

ジェムアルト（ユーロネクスト NL0000400653 GTO）はデジタルセキュリティの世界的なリーダー企業であり、2016年の年間売上高は31億ユーロを記録し、世界の180ヶ国以上に顧客を有しています。ジェムアルトは、急速に発展し、密接につながったデジタル社会に信頼をもたらします。

セキュアなソフトウェアから、生体認証及びデータの暗号化までを実現する当社の技術とサービスにより、企業や行政機関は、本人認証とデータ保護が可能となり、個人用デバイス、コネクテッド・オブジェクト、クラウド、およびこうしたデバイス・環境間で安全性を保ち、サービスを提供します。

ジェムアルトのソリューションは、決済から企業セキュリティ、さらにモノのインターネットまで、現代生活の中心に据えられています。当社は人々、取引、オブジェクトの認証を行い、データを暗号化し、ソフトウェアに価値を生み出します。これにより、当社のお客様は何十億もの人々やモノにセキュアなデジタルサービスを提供することができます。

当社は世界48ヶ国に112の事業所、43の発行センターおよびデータセンター、30の研究所およびソフトウェア開発拠点を構え、1万5千人以上の従業員を擁しています。

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