レノボ、2017/18年度第2四半期に堅調な売上高増を達成
配信日時: 2017-11-06 19:36:00
売上高は前年同期比で5%増の118億米ドル、前四半期比では18%増
税引き前利益は前四半期比で1億400万米ドル改善して3500万米ドル
市場状況は依然として厳しく、3つの波戦略を強力に推進
富士通とジョイントベンチャー契約を締結
基本1株当たり利益は1.26米セント(9.85香港セント)
(東京)- -- (ビジネスワイヤ) -- レノボ・グループ(HKSE: 0992)(PINK SHEETS: LNVGY)は本日、2017年9月30日締め第2四半期の業績を発表しました。売上高は118億米ドルとなり、前年同期比で5%の増加、前四半期比では18%の増加となりました。前四半期比での売上高の増加は、データセンター、モバイル、PCおよびスマート端末という3つの主要事業のすべてで達成されました。このことは、レノボの3つの波戦略の強力な推進がポートフォリオ全体に一貫して業績の改善をもたらしていることを証明しています。第2四半期のレノボの税引き前利益は1億400万米ドル増加し、前四半期の損失から大きく回復しました。
前四半期にはレノボの歴史上最も包括的なポートフォリオ・ラインアップであるデータセンター・グループ(DCG)が始まり、チャンネル構造も刷新しました。これにより、中国外での売上高は、欧州と北米をはじめ、2四半期連続で前年同期比での増加を記録しました。新たな携帯端末Motoが主要市場で好調であり、レノボのモバイル事業グループ(MBG)も前年同期比で売上高が改善しています。西欧、北米、中南米での出荷が堅調で、3四半期連続で全体的な売上高が堅調に増加しました。
レノボのPC・スマート端末グループ(PCSD)は、再びすべての地域で利益を上げ、欧州/中東/アフリカ地域では過去最高となる21.3%の市場シェアを達成しました。また、ディズニーとの新たなAR商品パートナーシップとして「スターウォーズ:ジェダイ・チャレンジ」を開始し、四半期末には、象徴的商品であるThinkPadの25周年を祝いました。
また、本日レノボは、富士通とのジョイントベンチャー契約を締結しました。この契約により、両社はリソースを統合していきます。レノボの世界的規模とプレゼンスと共に、富士通の営業、顧客サポート、研究・開発、製造面での世界的な能力を活用していきます。
レノボが主要市場を中心に高成長機会と新たなパートナーシップの追求を続ける中で、このジョイントベンチャーは、PCにおけるレノボの世界的リーダーシップを強化し、継続的な利益を伴った成長を確保する一助となるでしょう。
レノボ会長兼最高経営責任者(CEO)のYang Yuanqingは、次のように述べています。「前四半期に、当社は、3つの波戦略を実行することで事業変革を継続的に前進させました。当社は、PC事業で業界をリードする利益率を維持し、前年同期比で市場平均を上回る成長を達成できました。当社のデータセンター事業では、当社の変革は、営業チームの強化、新たな世界的なチャンネル構造およびプログラム、新たな商品の競争力という形で成果を上げています。当社のモバイル事業は、再建が現在進行中であり、ほとんどの市場で市場平均を大きく上回る成長を遂げています。強力な実行力と堅実な基盤の構築が、引き続きレノボの強みとなっています。ブラジル事業の再建は、その好例です。この2つの新たな成長エンジンのための基盤と中心的能力の構築に今後も投資をしていきます。それが、安定した持続可能な利益をもたらすでしょう。」
当社の粗利益は前年同期比で0.3%増加して16億米ドルとなり、前四半期比では18.2%の改善となりました。粗利益率は13.7%となり、前四半期からわずかに上昇しました。営業利益は、前四半期比で9400万米ドル増加しました。基本1株当たり利益は1.26米セント(9.85香港セント)でした。レノボの取締役会は、1株当たり6.0香港セントの中間配当を宣言しました。
事業グループ別概要
レノボのPC・スマート端末(PCSD)事業グループの売上高は、前年同期比7%増、前四半期比20%増という見事な成果を上げ、84億米ドルになりました。PCSD製品の平均販売価格は前年同期比で6%増加しました。これは、レノボが技術革新と高価値製品ポートフォリオへの集中を継続し、比較的低価値の商品についての努力を抑制したことによるものです。
PC、タブレット、スマート端末を含むPCSDは、再びすべての地域で利益を上げ、4.4%という利益率は引き続き業界トップクラスです。顧客は、レノボの商品構成の改善を引き続き活用し、これは四半期業績の改善につながりました。レノボのPCの出荷台数は1450万台となり、前年同期比で横ばいでした。これに対して、市場全体の出荷台数は若干落ち込んでいます。レノボのタブレットの出荷台数は前年同期比で8.9%増加して297万台となりました。市場全体は9.4%の減少となっています。
当四半期に、レノボとディズニーは、スターウォーズのファンがこれまでにない方法でスターウォーズの世界を体験できる新たな拡張現実製品である「スターウォーズ:ジェダイ・チャレンジ」で高い反響を得ました。ジェダイ・チャレンジは、スマートフォンを利用したLenovoミラージュARヘッドセット、ライトセーバー・コントローラー、トラッキング・ビーコン、何時間ものスターウォーズのゲームによって構成され、年末の休暇シーズンに発売されます。予約注文の勢いは、非常に好調です。レノボはまた、象徴的製品であるThinkPadの25周年を祝いました。発売以来1億2500万台以上が出荷され、現在でもThinkPad X1 Carbonというモデルで好調が続いています。
サーバー、ストレージ、ネットワーキング、ソフトウエア、サービスを含むデータセンター・グループ(DCG)では、当社は、北米でも欧州/中東/アフリカ地域でも前年同期比で売上高が堅調に増加しました。特に、北米ではDCGの売上高で10%の増加を達成しました。刷新したチャンネル構造への投資、新たな製品ポートフォリオ、営業トレーニング、新たなパートナーシップによって、2四半期連続でデータセンター事業の変革が継続的に推進されました。
レノボは中国でも改善を実現し、売上高は前四半期比で7%増加しました。中国での直近数四半期は厳しい状況が続きましたが、経営陣の変更や営業組織の拡大といった改善が実施されたことで、中国事業は回復し、ハイパースケール、ビッグデータ、プライベート・クラウドにわたって新たな顧客獲得が進みました。レノボの世界の顧客との取引は前年同期比で18%増の堅調な増加を見せ、サービス予約は前年同期比で100%以上増加していますので、将来のための強力な基盤ができています。ソフトウエア定義インフラストラクチャーは、第2四半期も堅調に成長しました。レノボのデータセンターの勢いは、高性能コンピューティングにおける最近の成功によって証明されました。世界最大級の顧客や大学の一部から継続的に製品やプロジェクトを受注しています。
MotoとLenovoブランドのスマートフォンを含むモバイル事業グループ(MBG)は、売上高が前年同期比で若干増加し、前四半期比では19%という顕著な増加を見せました。これは、Motoブランドのスマートフォンの勢いが強力であることと、3四半期連続で増加を達成したことが要因となっています。Moto GとMoto Eの両モデルとも、前年同期比で需要が大きく増加しました。Moto Zのアクティベーションは前四半期比で18%増加しました。Moto Modsのアタッチ・レートは、前四半期の30%から37%に改善しました。
世界的には、レノボは1530万台のスマートフォンを出荷しました。これは、前年同期比で10%の増加、前四半期比では37%の増加です。この増加数の中には、西欧(71%の増加)、中南米(69%の増加)、北米(67%の増加)での好調な業績が含まれます。中南米では、レノボは17.7%という過去最高の市場シェアを達成しました。これは、前年同期比で6.5ポイントの増加です。
レノボは、中南米では、シェアを拡大して利益率を改善することで主導的立場を守る戦略を継続しました。北米(シェアを1.7ポイント拡大)や西欧などの成熟市場では、攻勢に出ています。レノボはまた、インドなどの主要新興市場で健全な成長の追求を続けました。インドは、前年同期比で14%、前四半期では83%成長しました。
レノボについて
レノボ(HKSE:992)(ADR:LNVGY)は、フォーチュン・グローバル500社に選ばれている売上高430億米ドル規模のリーダー企業として、消費者向け、商業向け、データセンター向けの革新的技術を提供しています。高品質でセキュアな当社の製品とサービスは、PC(名高いThinkブランドやマルチモードのYOGAブランド他)、ワークステーション、サーバー、ストレージ、ネットワーキング、ソフトウエア(ThinkSystemとThinkAgileソリューションを含む)、スマートTV、さらにスマートフォン(Motoブランドを含む)、タブレット、アプリケーションを含むモバイル製品ファミリーを網羅しています。リンクトイン、フェイスブック、ツイッター(@Lenovo)で当社をフォローしてください。詳細については、www.lenovo.comをご覧ください。
レノボ・グループ 財務概要
2017年9月30日締め四半期
(単位:百万米ドル、1株当たりデータを除く)
第2四半期
17/18 第2四半期
16/17 前年同期比
変化率 売上高 11,761 11,231 5% 粗利益 1,613 1,607 - 粗利益率 13.7% 14.3% -0.6ポイント 営業費用 (1,525) (1,392) 10% 売上高費用比率 13.0% 12.4% 0.6ポイント 営業利益 88 215 -59% その他の営業外費用 (53) (47) 10% 税引き前利益 35 168 -79% 税金 118 (16) N/A 当該期間の利益 153 152 1% 非支配持分 (14) 5 N/A 株主帰属利益 139 157 -11% 1株当たり利益(米セント) 基本
希薄化後 1.26
1.26 1.42 1.42
-0.16 -0.16
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プレスリリース情報提供元:ビジネスワイヤ
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