江戸川大学が11月3日に学園祭『駒木祭』特別シンポジウム「中国のいまを語る」を開催 -- 元駐中華人民共和国日本国大使の宮本雄二氏らが登壇

プレスリリース発表元企業:江戸川大学

配信日時: 2017-10-18 14:05:05



江戸川大学駒木学習センターは 11月3日(金・祝)、学園祭「駒木祭」で特別シンポジウム「中国のいまを語る」を開催する。元駐中華人民共和国日本国大使の宮本雄二氏と早稲田大学栄誉フェロー・名誉教授の毛里和子氏を講師に招請。世界で存在感を強めている中国の「いま」と、これからの世界で日本はどうあるべきかについて語る。事前申し込み不要(先着300名)、受講料不要。




■開催にあたって
 アメリカでのトランプ政権誕生により、世界は保護主義とグローバリズムの駆け引きが顕在化した形に見えますが、それは欧米を主眼とした視点に過ぎません。今やアメリカを向こうに回し、外交だけでなく経済、文化などあらゆる面で超大国ぶりを発揮している中国。その存在感は強まるばかりです。一方で政治体制をはじめとする国内事情や中国がこれから世界で何をしようとしているかについては、我々からはなかなかつかみにくいのが実情です。
 今回は「中国のいまを語る」と題して、中国の外交・政治を研究するお二人をゲストにお招きし、中国の外交について、また内政についてお話をうかがいます。習近平体制のもと超大国へとひた走る中国の「いま」を明らかにし、これからの世界において日本はどうあるべきかを語ります。

◆駒木祭特別シンポジウム「中国のいまを語る」
【開催日】 11月3日(金)
【時 間】 13: 00~15:00
【会 場】 江戸川大学 B棟 メモリアルホール
【定 員】 300名
【受講料】 無料
【申込締切】 先着順(事前申込み不要)

■プログラム
○講演 1
 13:10~13:40
 「中国外交を読み解く ~習近平時代」 宮本 雄二 氏
 世界は大きな転換期に入っています。その最大の要因が中国の台頭と言えるでしょう。中国は、2009年以来の試行錯誤を経て、「習近平"新"外交」と呼ぶべきものを作りあげつつあります。これにより中国はより世界での影響力を増すでしょう。しかし、国内には過度なナショナリズムを始めとする圧力や不満も渦巻いています。これらを時に動力としながら動いていく習近平の"新"外交はどこに向かうかを考えます。

○講演 2
 13:40~14:10
 「習近平の中国はどこへ行く?」 毛里 和子 氏
 この秋の19回党大会では、習近平体制がより一層確実なものになることが予想されます。国内の不満と外交戦略のバランスを取りながら、習近平は中国をどうしていくのか、中国内政の今と近未来について、主に次の視点から考えます。
 □党の支配の正当性はどこにあるのか
 □党内に派閥はあるのか
 □ネット文化がポピュリズムの源泉か
 □中国は米国に替わる「帝国」の座につくのか? など

○パネルディスカッション
 14:20~15:00
 論点整理と質疑応答
 本学の大江志伸特任教授がコーディネーターとして、宮本雄二氏と毛里和子氏をパネラーにディスカッションを行います。会場からの質問にもお答えします。

■講師プロフィール
・宮本 雄二 氏
 (元駐中華人民共和国日本国大使・宮本アジア研究所代表)
 1969年外務省入省。3度にわたりアジア局中国課に籍を置き、在中華人民共和国日本国大使館駐在は 3回を数える。90年から 91年には中国課長を、2006年から10年まで特命全権大使を務める。このほか、軍縮課長、アトランタ総領事、軍備管理・科学審議官、駐ミャンマー特命全権大使、沖縄担当大使を歴任。著書に『これから、中国とどう付き合うか』(日本経済新聞出版社)、『習近平の中国』(新潮新書)など。

・毛里 和子 氏
 (早稲田大学栄誉フェロー・名誉教授、中国・華東師範大学顧問教授)
 お茶の水女子大学卒業、東京都立大学人文科学研究科修了、財・日本国際問題研究所研究員、静岡県立大学国際関係学部教授、横浜市立大学国際文化学部教授を経て、1999年から 2010年まで早稲田大学政治経済学術院教授。2013年10月~2014年12月、「新しい日中関係を考える研究者の会」代表幹事。
 現代中国論・東アジア国際関係論が専門。中国から「国際中国学研究貢献奨」(2010年度)、日本では「福岡アジア文化賞」(2010年度)、「石橋湛山賞」(2007年度)、大平正芳財団研究賞(1999年度)、アジア太平洋賞大賞(1994年度)などを受賞。2011年に文化功労者。
 主な著作は『日中漂流』(2017年、岩波新書)、『中国政治―習近平時代を読み解く』(2016年)、『現代中国政治第三版』(2012年)、『グローバル中国への道程―外交150年』(川島真共著、2009年)、『周縁からの中国―民族問題と国家』(1998年)、など。

・大江 志伸
 (江戸川大学メディアコミュニケーション学部特任教授)
 1976年読売新聞東京本社入社。長野支局、本社編集局地方部、経済部、外報部(現・国際部)勤務のあと、韓国延世大学に社命留学し、韓国ソウル支局長、中国北京支局長(中国総局長を兼務)、タイ・バンコク駐在のアジア総局長として海外報道に長く携わる。帰国後は論説委員として社説、時事コラム、一面コラム「編集手帳」を担当し、この間、膨大な署名記事や著作物を出版。今も海外取材、調査研究をもとに、外交専門誌での論文発表や学術会議メンバーとして活動中。


▼本件に関する問い合わせ先
広報課
上利浩史
住所:千葉県流山市駒木 474
TEL:04-7152-9986
FAX:04-7153-4596
メール:kouhou@edogawa-u.ac.jp


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