LGとサムスンがCYNORA(サイノラ)に2500万ユーロを投資

プレスリリース発表元企業:CYNORA GmbH

配信日時: 2017-09-18 18:15:00

LGとサムスンがCYNORA(サイノラ)に2500万ユーロを投資



(独ブルッフザール)- (ビジネスワイヤ) -- 有機発光ダイオード(OLED)用高効率有機発光材料のリーダー企業であるCYNORA(サイノラ)は本日、韓国の技術最大手企業2社が、OLED発光材料の主要企業を目指すサイノラを支援することに決定したと発表しました。

サイノラは、熱活性化遅延蛍光(TADF)に基づくOLEDディスプレイの新たなタイプの有機発光材料を開発しています。この技術によりサイノラは、市場初の高効率青色発光材料を商品化できるようになります。これはOLEDディスプレイ製造業者が最も求めている材料です。高性能の青色発光材料により、電力消費量は大幅に削減され、ディスプレイの解像度を上げることができます。

LGディスプレイとサムスン・ベンチャー投資(サムスン・ベンチャーズ)は、シリーズBラウンドで2500万ユーロを投資し、全色域をカバーするAMOLEDディスプレイ用有機発光材料ポートフォリオの開発でこのドイツ企業を支援することに決定しました。この新たな2社の株主は、既存の投資家であるMIG、Wechen & Cie、KfWに加わります。これらの投資家はこの数年間、サイノラの成長を強力にサポートしてきました。サイノラは、この数カ月、LGディスプレイおよびサムスンと密接に協力して今回の戦略的投資の準備を行いました。

LG ディスプレイとサムスン・ディスプレイはいずれもディスプレイ技術の大手企業であり、この投資と個別の共同開発を通してそれぞれがサイノラに関わり、サイノラの研究開発と知的財産(IP)ポートフォリオを促進します。この投資は、高度なディスプレイ技術の商品化を進めるための基盤となります。

サイノラのギルダス・ソリン最高経営責任者(CEO)は次のように述べています。「LGディスプレイとサムスン・ベンチャーズをサイノラの株主に迎えられ、うれしく思っています。この投資により、当社の発光材料がOLEDディスプレイ業界にとって非常に魅力的なものであることが確認されました。サイノラはLGおよびサムスンと密接に協力し、それぞれの活動をサポートします。投入された資金は、高効率発光材料の供給業者として当社の世界的プレゼンスを強化するためにも用いられます。2017年末までに当社初の青色発光製品を商品化し、それに緑と赤が続きます。」

高品質なテレビとスマートフォンでAMOLEDパネルの使用が増えていることから、OLEDパネル市場の売上高は2021年には750億ドルに達し、年平均成長率(CAGR)は31%になると予想されています(UBIリサーチ、2017年)。

CYNORA(サイノラ)について

2008年に設立されたCYNORA(サイノラ)は、TADF技術のリーダー企業です。当社は現在、高効率の青色OLED発光材に注力していますが、あらゆる色の発光材を2019年までに提供する計画を進めています。サイノラは韓国と中国に事務所を開設し、材料やデバイスの開発に関し、顧客企業と密接に協力しています。当社は、100以上の特許ファミリーにわたる広範な知的財産を所有しています。

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連絡先
cynora GmbH
Joanna Wrzeszcz
phone: +49 7251 919 670
wrzeszcz@cynora.com

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