CARTES 2012、将来の相互接続商取引とモバイル決済を形成する諸側面を取り上げる

プレスリリース発表元企業:CARTES 2012

配信日時: 2012-06-28 13:47:00

CARTES 2012、将来の相互接続商取引とモバイル決済を形成する諸側面を取り上げる

(パリ)- (ビジネスワイヤ) -- スマート技術展示会のカルトは、6月12日に「相互接続商取引と決済の新展望(エレクトロニクス・モバイル・フィジカル)」をテーマにした円卓会議を開催し、市場の諸側面、課題、視点を明らかにしました。専門家(オーシャン・グループ、BNPパリバ、バイスター、オベルチュール、ペイパル・フランス)の討論により、支払い方法に関する将来を見越した考え方や計画が促されました。

CARTES Press conference 12 June 2012 (Photo: Business Wire) CARTES Press conference 12 June 2012 (Photo: Business Wire)

カルト:単なる展示会にとどまらないスマート技術の世界的イベント

カルトはスマート技術の諸問題の中心として、27年にわたってこの分野の注目テーマについて専門家が議論する場を提供してきました。

今年の展示会ではセキュリティーとモバイル決済に焦点を当てます。2012年11月6~8日にパリ・ノール・ヴィルパントに集まる銀行、電気通信事業者、販売会社は、決済とセキュリティーの技術に関する最新の革新成果を発見することができます。

決済手段の新たな状況に関する市場調査を発表

円卓会議のプレイベントとして、ADN'Co共同マネジングディレクターのAngelo Caci氏が、決済手段の新たな状況に焦点を当てた市場調査を発表しました。市場報告をまとめる過程で、5つの重要なトレンドが明らかになりました。

決済手段の増加と多様化が、消費者の新技術に対する強い関心と、新たな利用法の登場によって進んでいます。 従来の銀行カードの経済モデルが疑問視されており、市場は透明性の改善と法制度の強化を行うべく、再構築を余儀なくされています。 消費者が力を得ているのは、より多くの情報を入手し、さまざまな割り引きや特典を利用しているからです。消費者は自由に選べるようになったことで、影響力を持つようになっています。 新たな期待と購入手段が生まれたことで、オンラインとオフラインの境界線が曖昧になり、補完的な購入サービスが登場しています。 セキュリティーと信頼性に対する期待が絶えず高まっているため、市場のすべての関係者は新しい決済手段のセキュリティーを改善する必要があります。 円卓会議の概要:「相互接続商取引と決済の新展望」

スピーカー

Arnaud Crouzet氏、オーシャン・グループの電子バンキング担当取締役

Eric Gontier氏、バイスターのゼネラルマネジャー

Nicolas Raffin氏、オベルチュール・テクノロジーズの決済・運輸製品マーケティング部門ヘッド

Gimena Diaz氏、ペイパル・フランスの営業担当取締役

Pierre Lahbabi氏、BNPパリバの戦略・革新・グループプラットフォーム/カード部門ヘッド

Angelo Caci氏、ADN'Coの取締役(司会)



激変する市場

決済市場は長い間、従来の銀行関係者を軸に構築されてきました。しかし消費者の購入行動の変化が、決済手段の増加、新企業の参入、相互接続商取引の活況を引き起こしています。新たな市場が形成されていますが、不確実な要素が多数残っています。

銀行カードにも未来があります

写真や音楽などの決済方法がデジタル化されたことで、決済市場に新たな企業が参入しています。しかしBNPパリバのカード・革新戦略事業マネジャーのPierre Lahbabi氏は、最も手頃な価格でセキュリティー、利用しやすさ、サービス品質を提供できるのは、依然として銀行カードであると考えています。フランスではカードの所有率が高く、ICカードを利用した決済手段が高度化しています。相互運用性も強みであり、Pierre Lahbabi氏は「カードはどこでも使用できる」ということを強調しています。銀行が市場に食い込むには新たなサービスに自行の決済手段を組み込む必要がありますが、Angelo Caci氏が言っているように、「銀行カードはまだ前途有望です。」

新しい決済手段:新しい消費者行動への対応?

最も大きな変化の1つに、モバイル決済の利用が大きく拡大し、オンラインとオフラインの境界がますます不明瞭になっていることがあります。現代の消費者は、スマートフォンを利用して検索・比較・分析・購入を行っています。すでにインターネットトラフィックの約10~15%をモバイル機器が占めており、ペイパル・フランスのコマーシャル・マネジャーのGimena Diaz氏は、モバイル取引が(3年前の40万件から)今年末までに70億件に増えることを期待していると述べています。バイスターのEric Gontier最高経営責任者(CEO)によれば、「消費者は自分のライフスタイルに合った使いやすさを求め、最高レベルのセキュリティーを要求しています。」新しい決済手段がユーザーの支持を得られるかを決定する要因として、シンプルさとセキュリティーが早くも重視されています。

いまだに慎重な小売業者

新しい決済手段が経営者に受け入れられるかについては、いくつかの課題があります。オーシャン・グループの電子バンキング開発マネジャーのArnaud Crouzet氏は、次のように述べています。「現在は、あらゆることが同時に進行中の移行期間です。このため経営者は、消費者の期待に応えるために投資すべき最良のソリューションや得られる保証について判断するのが困難です。」経営者はあらゆる問題に対して回答を持っているわけではありませんが、あらゆる決済手段を受け入れる必要性を感じています。顧客がいつでもどこでも、あらゆる状況で任意の決済手段を利用できるようにするには、ユニバーサルな決済手段の提供が最終的に不可欠な対応となるからです。

「新たな決済手段と従来の決済手段はもちろん共存すべきだと思います。しかし、その選択は顧客と経営者が行います」と、カルトのイベント・マネジャーのイザベル・アルファーノは述べています。

カルトの展示会マネジャーのイザベル・アルファーノが、モバイル決済と相互接続商取引、これらの市場に関する課題や機会について、皆さまの質問にお答えします。

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ツイッターの"@_cartes"とブログのwww.blogcartes.com ウェブサイト:www.cartes.com 円卓会議の紀要全文とADN'Coが発表した市場調査の結果を提供しています。

入手をご希望の場合はご連絡ください。

カルト2012について:
カルト2012展示会は2012年11月6~8日にパリ・ノール・ヴィルパント見本市会場で開催され、スマート技術の世界一流イベントとして、セキュリティー・決済・身元確認・モビリティーを取り上げます。カルト2012は143カ国からの参加者を得て、450社が出展し、国際専門家による140の会議が企画されており、この非常にダイナミックな市場に関わるすべての関係者にとって、重要な展示会となっています。今年で27回目を迎えるカルト2012では、インドに注目します。

写真とマルチメディア・ギャラリーはこちらをご覧ください:http://www.businesswire.com/cgi-bin/mmg.cgi?eid=50323231&lang=ja

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