TVグローボのビッグデータに対する新しいアプローチがIBC会議賞を獲得

- 受賞論文がクラウドによるデータ分析を用いた3つの戦略的用途を詳述 -

（ロンドン）- （ビジネスワイヤ） -- 今年で50周年を迎えるIBC会議は今なお技術論文プログラムを中心に構成されており、最も影響力のある論文にIBC会議賞を授与しています。今年は、ブラジルの放送事業者TVグローボのマルセロ・ソーザ氏、そして同僚のホアン・カステラニ氏、ダニエル・モンテイロ氏、カルロス・オクタビオ・ケイロス氏が論文「Big data for data journalism, enhanced business analytics and video recommendation at Globo（グローボのジャーナリズム、ビジネス分析の強化、ビデオ推薦におけるビッグデータ）」で本賞を受賞しました。

TVグローボはビッグデータ分析を事業の中核業務に取り入れ、仕事のやり方を変革しています。論文は、同社がビジネス目標を達成するために、膨大な量のデータをどのように処理しているのか、3つの方法を詳述しています。そのソリューションは、アマゾン・ウェブ・サービスのクラウドでデータホスティングとデータ処理を行う業務上の真のメリットを実証し、新しいスキルを分析管理の業務に導入しています。

IBC会議の技術部門に提出された全論文は、Paul Entwistle博士が率いる専門家チームの厳格なピアレビューを受けます。発表用に選ばれた論文はすべて、関連技術について独創的な発想を提示しています。その中でも最も重要で興味深いものに会議賞が授与されます。

Paul Entwistle博士は、次のように述べています。「多くの人々が、メディア業界におけるビッグデータ応用の可能性について話していますが、TVグローボは実際に応用して、真のメリットを享受しています。この論文がとりわけ興味深いのは、著者が非常に異なる3つの応用例、すなわち取り上げるニュースを決定するための公開データの利用、視聴者を理解するためのビジネス分析の利用、消費者にコンテンツを推奨するための機械学習の利用について述べている点です。」

Entwistle博士は、次のようにつけ加えています。「また、これまで達成したことの詳細を、進んで共有しようとする姿勢に感銘を受けました。この論文には、非常に広範な参照資料に裏付けられた大量の情報と経験が詰め込まれています。私たちが技術プログラムでまさに願っているような論文です。」

マルセロ・ソーザ氏は同僚を代表して、次のように述べています。「メディア・放送業界のフォーラムとしてIBCが担う重要性を考えると、この権威あるIBC2017会議賞を授与されたことを大変誇りに思います。ビッグデータの応用は単に技術的なことではありません。コンテンツとビジネスニーズを組み合わせることで、実に大きな可能性をもたらしてくれます。」

ソーザ氏は、次のようにつけ加えています。「今回の受賞は、TVグローボがデジタル変革の正しい道を歩んでいることを間違いなく示しています。」

TVグローボの論文は人工知能に関するセッションの一環として、9月16日（土）午前8時半に会議で発表されます。本賞は9月17日（日）午後6時半に講堂で行われるIBC授賞式で授与されます。楽しく活気に満ちたこのイベントには、IBC参加者全員が無料で出席できます。

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IBCについて

IBCは、世界をリードするメディア、エンターテインメント、テクノロジーの展示会です。170カ国以上から5万5000人以上の参加者を集め、評価の高い会議（査読あり）が催され、先進的サプライヤー1700社以上による最新の電子メディアおよびエンターテインメント技術の展示が行われます。

IBC2017の日程 会議：       2017年9月14～18日 展示：       2017年9月15～19日 IBC2017の詳細情報： https://show.ibc.org/

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