バースーム・マテリアルズとヌマット・テクノロジーズがドーパントガス輸送向けの次世代吸着技術を商用化

ION-X®技術プラットフォームにより、ICメーカーは厳しさを増す性能要件に対応可能 半導体製造プロセスで重要な収益性の高い成長市場への参入を後押し
バースーム・マテリアルズの世界的なインフラとフランチャイズを活用
差別化された新技術を実現して、顧客のために価値を創出


（米アリゾナ州テンペ）- （ビジネスワイヤ） -- 半導体業界向けに材料を供給する世界一流企業のバースーム・マテリアルズ（NYSE：VSM）と、ガス輸送・分離・浄化システム向けに原子設計材料の設計および統合を手掛けるパイオニアのヌマット・テクノロジーズは本日、新製品提供のための世界的な商用化契約を締結したと発表しました。本契約に基づき、アルシン、ホスフィン、三フッ化ホウ素などのドーパントガスを安全に貯蔵・輸送するための新しい製品ラインを提供します。ION-X^®という名の新製品ラインは、革命的な金属有機構造体（MOF）を基盤とし、大気圧より低い気圧で超高純度のガスを選択的に吸収・貯蔵し、安全に輸送できます。ION-X^®は、半導体デバイスを製造する際のイオン注入プロセスで使用されている、従来の炭素ベースの吸収技術よりも優れた性能を発揮します。

バースームのアジア加工材料担当ゼネラルマネジャーのJim Minicucciは、次のようにコメントしています。「ヌマットとバースームはそれぞれのリーダーシップを持ち寄ります。ヌマットが専有的なMOFを製造し、バースームが当社の世界的拠点網を活用して、ION-X^®製品を世界で製造・商用化・販売します。特殊ガスに関する当社の長い歴史を発展させ、韓国・始華にある当社の生産施設に新しいION-X^®ドーパントガス充填工場を新たに設計・建築する計画です。」

バースーム・マテリアルズの材料部門担当バイスプレジデントのエド・ショーバーは、次のように語っています。「ヌマット・テクノロジーズと協力し、当社の世界的顧客基盤にION-X^®製品を提供することに大きな期待を感じています。ION-X^®は、新しい差別化された成長機会をもたらし、当社の加工材料事業を強化するばかりか、特殊ガスの大手メーカーおよびサプライヤーとしての、当社の中核能力とも合致しています。」

ヌマット・テクノロジーズのベン・エルナンデス最高経営責任者（CEO）は、次のように述べています。「ION-X^®の世界的な商用化に取り組むバースーム・テクノロジーズとの提携を発表でき、喜んでいます。バースームとの提携関係により、ヌマットの差別化された技術プラットフォームを、バースームの半導体業界における運用・品質・商用化のリーダーシップと戦略的に組み合わせることができます。お客さまに価値と革新を提供するという共通のビジョンを達成するために、協力することが楽しみです。」

バースーム・マテリアルズについて

バースーム・マテリアルズ（NYSE：VSM）は電子機器向け材料の一流企業として、世界の半導体およびディスプレー業界の進化するニーズを満たすべく、高純度の化学製品・ガス、デリバリーシステム、諸サービス、材料についての専門知識を提供しています。「向けて（toward）」を意味するラテン語に由来する「バースーム（Versum）」は、協業と革新によって最先端ソリューションを創出することで、お客さまが未来に向けて動けるように支援するという強いコミットメントを打ち出しています。

技術・品質・信頼性の世界的リーダー企業であるバースーム・マテリアルズは、半導体業界に革命をもたらす次世代のCMPスラリー、超薄誘電／金属フィルム前駆体、調製洗浄剤およびエッチング用製品、デリバリー装置を供給する世界一流企業の一角を占めています。バースーム・マテリアルズの年間売上高は約10億ドルで、アジアと北米に2000人の従業員と10カ所の大型施設を擁しています。当社はアリゾナ州テンペに本社を構えています。バースーム・マテリアルズは2016年10月1日に分離する以前、エアー・プロダクツ・アンド・ケミカルズ（NYSE: APD）の一部門として30年以上にわたって営業していました。詳細情報についてはhttp://www.versummaterials.comをご覧ください。

ヌマット・テクノロジーズについて

ヌマット・テクノロジーズは、ビッグデータ、材料科学、ハードウエアシステムが交わる分野で革新を進めている先進的なテクノロジー企業です。当社は半導体、医療、産業分野の大手パートナー企業と共に、最も要求の厳しい顧客要件に対応できる、材料実現型の製品設計に取り組んでいます。ヌマットは、ナノポーラス材料として新たに登場している金属有機構造体（MOF）分野のパイオニアとして目されています。MOFは従来の吸着剤をはるかに上回る表面積を持つため、標的分子に対して特別に作用するように原子レベルでプログラムできます。ヌマットは、次世代の貯蔵・分離・浄化システム向けMOFの設計・統合を専門に手掛けています。ヌマットはそれにより、これまで実現不可能だったフォームファクター、性能、コスト優位性のある生産経済を実現しています。ヌマットは、世界クラスの材料発見ソフトウエアを、アプリケーション開発と製造ノウハウと組み合わせ、製品商用化のための総合的なソリューションプラットフォームを提供しています。www.numat-tech.com

Versum Investor Inquiries:
Nahla A. Azmy, 610-481-7499
Nahla.Azmy@versummaterials.com
or
Versum Media Inquiries:
Tiffany Zinn, 480-282-6475
Tiffany.Zinn@versummaterials.com
or
NuMat Media Inquiries:
Aileron Communications
Peter Gray, 312-629-9400
pgray@aileroninc.com

Versum MaterialsのロゴとVersumは、バースーム・マテリアルズまたは当社関連会社の登録商標です。ION-Xは、ヌマット・テクノロジーズの登録商標です。All rights reserved.

将来見通しに関する情報：

本プレスリリースには、1995年米国民事証券訴訟改革法のセーフハーバー条項、米国1933年証券法第27A条、米国1934年証券取引所法第21E条の意味における将来見通しに関する記述が含まれています。これらの将来見通しに関する記述は、将来の期間への言及によって特定できることがあり、当社とヌマットとの関係が成功するという予想、ION-X^®が利用可能になるほかの競合技術よりも成功するという予想、新しいION-X^®ドーパントガス充填工場を韓国・始華に首尾よく設計・建築する当社の能力、半導体業界向けの大手材料サプライヤーとして守備よく競争する当社の能力、その他の事項についての記述が含まれます。そうした将来見通しに関する記述は、記述がなされた時点における経営陣の妥当な期待や仮定に基づいています。実際の業績や将来の事象の結果が、多数のリスクや不確実性によって、将来見通しに関する記述で表現または示唆された事態とは著しく異なる場合があります。そうしたリスクと不確実性には、2016年9月30日に終了した事業年度のフォーム10-Kによる年次報告書や定期報告書など、当社が連邦証券取引委員会に提出した文書のリスク要因で説明されているものなどがありますが、その限りではありません。バースーム・マテリアルズは、将来見通しに関する記述の更新または改訂を公表する一切の義務を負うものではありません。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。





businesswire.comでソースバージョンを見る：http://www.businesswire.com/news/home/20170802005629/ja/

連絡先
Versum Investor Inquiries:
Nahla A. Azmy, 610-481-7499
Nahla.Azmy@versummaterials.com
or
Versum Media Inquiries:
Tiffany Zinn, 480-282-6475
Tiffany.Zinn@versummaterials.com
or
NuMat Media Inquiries:
Aileron Communications
Peter Gray, 312-629-9400
pgray@aileroninc.com

プレスリリース情報提供元：ビジネスワイヤ