GSMAが「開発のためのモバイル」プログラムにおける進展について発表

プレスリリース発表元企業:GSMA

配信日時: 2017-07-12 18:10:00

GSMAが「開発のためのモバイル」プログラムにおける進展について発表

GSMAが新しい「コネクテッド・ウィメン」コミットメント、人道的接続性憲章への新たな加盟企業、「エネルギーアクセスのためのモバイル」イニシアチブ、アフリカ農村部での初のローミング・プロジェクトの成功について発表

(タンザニア・ダルエスサラーム)- (ビジネスワイヤ) -- GSMAは本日、モバイル360 – アフリカで「開発のためのモバイル(Mobile for Development)」プログラムに関する数件の進展について発表しました。このプログラムはすべて、国際連合の持続可能な開発目標(SDGs)の推進に貢献するものです。「コネクテッド・ウィメン(Connected Women)」イニシアチブは、移動体通信事業者(MNO)5社による、モバイルインターネットまたはモバイルマネーサービスにおける男女格差を縮めるための新たな取り組みを発表しました。また、スダテル・グループが新たにGSMA人道的接続性憲章に加盟しました。さらにGSMAの公共事業プログラムは「エネルギーアクセスのためのモバイル(Mobile for Energy Access)」イニシアチブの開始について、「コネクテッド・ソサイエティー(Connected Society)」プログラムはタンザニアの移動体通信事業者によるアフリカ農村部でのローミングを推進する3社プロジェクトの実行について発表しました。またモバイルを活用した農業関連サービスのmAgriプログラムは、mAgriサービスが小自作農家に与えた多大な影響をまとめた報告書を公開しました。

GSMA事務局長のマッツ・グランリッドは、次のように述べています。「アフリカで急速に拡大するモバイルおよびデジタル技術の導入により、大陸全域で新たな機会の掘り起こしが進みました。こうした技術はイノベーションのための基盤となり、新しい企業やサービスの立ち上げと雇用機会の創出に貢献しています。GSMAの『開発のためのモバイル』チームは先進的な企業と緊密に協力し、モバイルが社会に前向きな影響を与え、持続可能な開発目標の達成に貢献する地域におけるモバイル接続を進めます。今こそ、真の意味でアフリカにデジタル時代が到来していると言えるでしょう。」

「コネクテッド・ウィメン」が男女格差を縮める業界の取り組みを推進

GSMAの「コネクテッド・ウィメン」プログラムは本日、同イニシアチブへの5社の新たな参加を発表しました。エコネットレオ、オレンジ・コートジボワール、サファリコム・ケニア、テレノール・パキスタン、ボーダコム・タンザニアは他のGSMA事業者会員に加わり、2020年までに低中所得国の女性数百万人へモバイル接続を提供するために尽力します。移動体通信事業者は「コネクテッド・ウィメン」イニシアチブを通じて、発展途上国で1700万人以上の女性の人生を豊かにするサービス提供を実践し、SDG目標5(ジェンダーの平等)に寄与してきました。「コネクテッド・ウィメン」プログラムの情報は、こちらで入手できます:www.gsma.com/mobilefordevelopment/programmes/connected-women

新たな人道的接続性憲章への加盟、および災害対応の調査研究

ギニア・コナクリ、モーリタニア、セネガル、スーダンで事業を展開するスダテル・グループが、新たにGSMA人道的接続性憲章イニシアチブへ加盟しました。SDG目標11(持続可能な都市と居住地)に貢献する憲章は、災害への備えの強化、人命の損失の削減、危機に直面している人々の通信や情報へのアクセスを通じた復旧支援を目的としています。スダテルの加盟により、今日までに77カ国の移動体通信事業者112社が憲章に加盟したことになります。

加えて、憲章を司る災害対応プログラムは、タンザニアのキゴマ地区にある大規模難民キャンプ3カ所の1つ、ニャルグスの難民について調査し、接続性が社会・経済的に与える影響を検証した報告書を公開しました。報告書はモバイル接続の利用状況、価値、影響に関して正確な現況を把握するためのもので、難民がモバイル機器を入手・利用する際に直面する障壁と困難について述べています。報告書はこちらでご覧になれます:www.gsma.com/mobilefordevelopment/programme/disaster-response/mobile-is-a-lifeline

GSMAが「エネルギーアクセスのためのモバイル」イニシアチブを開始

GSMA公共事業プログラムは「エネルギーアクセスのためのモバイル」イニシアチブを開始しました。これはSDG目標7(エネルギーサービスへの普遍的アクセス)に貢献するものです。モバイルネットワークの接続範囲にいるものの、エネルギーへのアクセス手段がない人々の数は現在、7億7200万人に上ると推計されています。新しいイニシアチブは、クリーンで安価なエネルギーソリューションを可能にするモバイルの重要な役割を推進し、実現可能性調査と助言サービスの実施、知見とツールの提供、パートナーシップの活用により移動体通信事業者がエネルギー業界と共同で効果的な取り組みを行えるよう支援します。詳しい情報については、こちらをご覧ください:www.gsma.com/mobilefordevelopment/programmes/m4dutilities

タンザニアの事業者3社がアフリカ農村部でのローミングを推進する初のプロジェクトを開始

タンザニアの主要な移動体通信事業者であるエアテル、ティゴ、ボーダコムの3社はアフリカ農村部での初めてのローミング・プロジェクトを立ち上げました。労働・運輸・通信省とユニバーサル・コミュニケーションズ・サービス・アクセス財団が支援し、GSMAが推進するこの画期的なパートナーシップにより、モバイル・ブロードバンド・インターネット接続の範囲が拡大され、これまでにタンザニア農村地帯の7万人以上がモバイルインターネットに接続できるようになりました。このプロジェクトはエリクソン、ファーウェイ、ノキアの支援を受け、農村地帯の利用者の利便性向上に寄与し、同時に費用の効率化も追求できる太陽光発電によるエネルギー効率の良い設備の建設を進めています。詳しい情報については、こちらをご覧ください:www.gsma.com/mobilefordevelopment/programmes/connected-society

GSMA、大規模化可能な農業のためのモバイルソリューションに関する知見を公開

GSMAは本日、農家のためのデータ主導型サービスの開始に関する、移動体通信事業者のエアテル・マラウィ、ダイアログ・スリランカ、グラミンフォン・バングラデシュ、ウーレドゥー・ミャンマー、テレノール・パキスタン、ボーダフォン・ガーナとの協働の成果をまとめた報告書を公開しました。mAgriプログラムは2014年より、英国国際開発省(DFID)が資本提供するmNutritionイニシアチブの下、移動体通信事業者と共にサービスの開発と立ち上げを進め、今では世界で500万人以上の登録利用者を擁するまでになりました。mAgriプログラムは、世界規模で小自作農家の収量と収入の向上を可能にするサービスを支援し、SDG目標2(飢餓の撲滅)と目標1(貧困の撲滅)に貢献します。報告書はこうしたサービスの社会的・商業的影響について述べ、6件のプロジェクトから得られた知見を提供しています。詳しい情報については、こちらをご覧ください:www.gsma.com/magri/creating-scalable-mobile-solutions

モバイル360 – アフリカ

2017年GSMAモバイル360シリーズ – アフリカは、世界の主要都市で開催されるモバイル業界にテーマを絞った8回シリーズのイベントの3回目です。モバイル360 – アフリカの情報については、www.mobile360series.com/africaをご覧ください。モバイル360 – アフリカ(#m360Africa)の進捗状況と最新ニュースについては、ツイッター(@GSMA)、フェイスブック(www.facebook.com/Mobile360Series)、リンクトイン(www.linkedin.com/company/gsma-mobile-360-series)でフォローしてください。

-以上-

GSMAについて

GSMAは世界中のモバイル通信事業者を代表する団体で、モバイル事業約800社を結集しています。そのうち300社以上は携帯電話機および端末メーカー、ソフトウエア企業、機器プロバイダー、インターネット企業など、広範囲なモバイル・エコシステムを構成する企業であり、関連業界セクターの組織も参加しています。GSMAはモバイル・ワールド・コングレス、モバイル・ワールド・コングレス上海、GSMAモバイル・ワールド・コングレス・アメリカズ、モバイル360シリーズのカンファレンスなど、業界を主導するイベントの開催も行っています。

詳細情報については、GSMAのウェブサイトwww.gsma.com.をご覧ください。GSMAをツイッターでフォローしてください:@GSMA

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