2012年夏、「趣(おもむき)デート」が恋人たちの新定番に!

プレスリリース発表元企業:トレンド総研

配信日時: 2012-06-19 16:35:00

生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研(東京都渋谷区)は、2012年夏のトレンドとして、「趣(おもむき)デート」に注目し、レポートします。

ショッピング施設やアミューズメント施設が次々と登場している現在、20~30代のカップルの多くは、街中でのデートに対して新鮮味や感動が薄れがちな傾向にあります。
その一方で注目されているのが、都会と離れた場所にある自然・文化です。現在のこの世代は、「古きよきもの」「趣のあるもの」に強く興味を示します。
さらに、2011年3月に起きた東日本大震災以降、恋人たちの間でも、「思い出」や「絆」を重視する意識がより強くなっています。
そのため、デートにおいても、趣のある場所や風景の中で、お互いの想いや感動、幸福感を共有することで「絆」を深めたいというカップルが増えています。

今回トレンド総研では、こうした“趣のある場所でお互いの「絆」を深め合うデート”を、「趣(おもむき)デート」と名付け、世代・トレンド評論家の牛窪恵氏に「趣デート」増加の背景を伺いました。
さらに、2012年夏に「趣デート」が楽しめる注目スポットについてもレポートします。


■専門家が語る「趣デート」増加の背景
最初に、「趣デート」が注目されている背景について、世代・トレンド評論家の牛窪恵氏に お話を伺いました。

*専門家プロフィール
牛窪 恵(うしくぼ めぐみ)
世代・トレンド評論家、マーケティングライター、東京女学館大学講師。
1968年東京生まれ。
日大芸術学部映画学科卒業後、大手出版社に入社。
5年間の編集及びPR担当の経験を経て、フリーライターとして独立。
2001年4月、マーケティングを中心に行う有限会社インフィニティを設立。
現在、日経BP社『日経ウーマンオンライン』『日経消費ウォッチャー』ほか『プレジデント』『AERA』などに連載、または定期寄稿中。
近著は『「ゆるオタ君」と結婚しよう!』(講談社)

【現代のカップルの「デート」に関する傾向】
現代のカップル、とくに20~30代の男女は、きらびやかなバブルの時代に青春を過ごした世代(おもに40代)とは異なる趣向を持っており、「反バブル」の意識が強くあります。
食もクルマもデートスポットも、「見栄」で消費することはせず、自分たちにとっての「快適性(居心地のよさ)」を重視する傾向にあります。
さらに、最近はデートスポットでも、TwitterやFacebookで、「○○なう」などのつぶやきとともに、訪れた場所の写真を投稿する人が増えました。
自然、夜景などの写真映えがする場所や、季節感や文化を感じる風景をスマートフォンなどで写真に撮って、仲間に知らせたいのです。
現在ではデートスポット選びにおいても、「ネタになるかどうか」という点が1つの選択基準になりつつあります。

【現代のカップルが「デート」において求めていること】
東日本大震災以降、家族だけでなくカップルの間でも、「思い出」と「絆」を求める志向が強まっています。
いまや、マニュアルを片手に背伸びをしてトレンディスポットを巡るデートは受け入れられず、自分たちならではのオリジナルデートを楽しみたいという人が多数派になりました。
その背景には、カップル2人が、自然体で感動や幸福感を共有したいという、「ハッピーシェア」欲求があるのではないでしょうか。

【「趣(おもむき)デート」に注目が集まる背景】
現代の20~30代は、幼少期・学生時代を、コンビニやファーストフード、ショッピング施設などに囲まれて過ごしてきた世代であり、近代的・画一的な物や場所への枯渇感が弱い傾向にあります。
その一方で、彼らは「古きよき」物や風景、人間関係に強く共感する世代です。
卒業して社会人になっても「ジモ友(地元の友達)」との付き合いを大切にしたり、昭和の時代をほとんど知らないにもかかわらずノスタルジックな邦画を好んだりと、「趣のある」風景や人付き合いを求めるという特徴があります。
その背景には、「その土地ならではの文化や自然、あるいは人情味のある人間関係は、長く続くものだ」という、エコ&サステナビリティ志向があるのでしょう。
彼らがデートにおいて、「ドキドキ」より「リラックス」、「きらめき」より「趣」を求めるのも、こうしたロングタームの思い出、絆欲求があるからだと考えます。

■2012年夏、注目の「趣デート」スポット
また、今回トレンド総研では、これからの季節に「趣デート」が楽しめる注目スポットを調査しました。
趣のある場所や風景の中で、お互いの想いや感動を共有する時間を過ごすことができるデートスポットをご紹介します。

◆教会の聖なる灯りのもとで、大切な人と温かな心を紡ぐ
サマーキャンドルナイト/軽井沢高原教会(長野県)
「軽井沢高原教会」では、2012年7月27日(金)から8月31日(金)まで、「サマーキャンドルナイト」を開催します。
チャーチとして、これまでにも多くの人々の絆を育んできた「軽井沢高原教会」が毎年夏に実施している、歴史と伝統のあるイベントです。
教会の中庭にひとつひとつ想いをこめて散りばめられた2,000個のランタンの光が、温かな心を紡ぎます。
また、期間中には、教会でさまざまな催し物も実施されます。
中でも特にカップルにおすすめなのが、キャンドルセレモニー「結び灯」。
教会から聖なる火を受け取り、願いを込めて、2人で一緒にキャンドルへ灯します。
「結び灯」を体験したカップルには、大切な人との絆が紡がれることを願う「三つ撚りの糸」がプレゼントされます。
さらに、期間中の週末やお盆には、星空の下で「ハンドベルコンサート」が開催され、軽井沢の夏の夜を、素敵な音楽とともに過ごすことができます。
たくさんのキャンドルの灯りの中で、お互いを静かに想い合う、神秘的な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

▼サマーキャンドルナイト
http://candle.karuizawachurch.org/
開催期間/2012年7月27日(金)~8月31日(金) 日没後19:00頃~

◆1600年の歴史がある神社で、2人の願いを短冊にこめる
七夕笹飾りライトアップ/貴船神社(京都府)
京都府の貴船神社本宮社殿の周りでは、7月1日(日)から8月15日(水)まで「七夕笹飾りライトアップ」を実施。
夕暮れから午後8時(土日祝は午後9時)まで、社殿と境内の笹飾りが幻想的に照らし出されます。短冊(100円)に願いをしたためて、笹に吊るしてお参りができます。
およそ1600年前に創建されたと伝えられている貴船神社。
七夕笹飾りもさることながら、表参道に立ち並ぶ春日灯篭のほのかな灯りと夜空にうかびあがる新緑が、夏の夜を美しく演出してくれます。

▼七夕笹飾りライトアップ
http://kibune.jp/tanabata2012/
開催期間/2012年7月1日(日)~8月15日(水)


◆美しい自然の中で、夏の風物詩・ほたるを観賞
箱根ほたるの里/箱根ホテル小涌園(神奈川県)
夏の箱根では大小さまざまなイベントが開催されますが、その中でもぜひ注目したいのが、箱根ホテル小涌園が自然環境の整備をしている「箱根ほたるの里」。
ここでは、6月中旬頃から7月中旬頃にかけて、ほたるを観賞できます。
庭園にはゲンジボタルとヘイケボタルの2種類のほたるが、夏の夜に灯りを灯します。
ゲンジボタルは6月中旬~7月初旬、ヘイケボタルは6月下旬~7月中旬に見られます。
また、時間帯としては20:00~21:00が最もほたるが飛び交う時間帯なのだそうです。
今年の夏は、都会を離れて、美しい自然の中でほたるの光を楽しんでみるのもよいかもしれません。

▼箱根ほたるの里
http://www.hakoneho-kowakien.com/hotaru/
開催期間/2012年6月中旬~7月中旬

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