【気象予報士 斉田季実治さんに聞く!】梅雨の気象を予測!梅雨入り直後、どう過ごす?

プレスリリース発表元企業:ウーマンウェルネス研究会 supported by Kao

配信日時: 2017-05-19 11:12:02

「ウーマンウェルネス研究会 supported by Kao」は、公式サイト『ウェルラボ』(http://www.well-lab.jp/)にて、新たなコンテンツを発表しています。以下にご紹介いたします。
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■梅雨入り時期の発表は意外とあいまい!?
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今年も沖縄・奄美地方はいよいよ梅雨に突入しました。ジメジメした天気が続いてゆううつになりがちなこの時期、元気に乗り切るためにも、まずは梅雨の気象の特徴を知っておくことが大切です。第1回では、梅雨入り直後の気象と今年の梅雨の傾向をご紹介します。

■梅雨入り宣言ってなんのこと?
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そもそも梅雨とは、梅雨前線の影響で、春から夏にかけて雨や曇りが多くなる時期のこと。沖縄から東北地方で、例年40~50日ほど続きます。
梅雨前線は、北上するにつれてパワーが弱まったり、消滅してしまったりするという特徴があります。学生のころに住んでいた北海道には梅雨がありませんでしたが、2週間ほど雨が続く年があり、これは「蝦夷梅雨(えぞつゆ)」と呼ばれています。

ところで、梅雨入り宣言という言葉を聞いたことはありますか? そもそも梅雨入りは、「6月○日から梅雨です」とはっきり決定されるものではないのです。「今後1週間は曇りや雨が続きそうだな」というときに、その状態を「○○地方は梅雨入りしたとみられます」という形で予想として発表しています。そのため気象用語では、“宣言”という言葉は使いません。梅雨が終わって9月初めになると、「今年の梅雨入りは○月○日ごろでした」と、確定値としてひっそり発表されています。

また、最近では防災意識の高まりから、大雨が起こりそうなときの注意喚起として、梅雨入りを発表するケースも増えています。

■今年の梅雨は後半で例年より雨量が多めに⁉
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今年の梅雨の傾向としては、日本の南で夏の太平洋高気圧が西へ強くはり出すという予想が出ています。そのため、西日本の太平洋側を中心に、南から湿った空気が流れ込みやすくなり、梅雨後半の7月、東日本の太平洋側と西日本で、例年より雨量が多くなる恐れがあります。
その中でも梅雨入り直後は、ぐずついた天気が続き、身体の不調が出やすい時期ですから気をつけましょう。最近では、季節の変わり目に頭痛や肩こり、腰痛などの不調があらわれる「気象病」も注目されています。

■運動や衣類に気を配って、梅雨でも快適に
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梅雨時期は外出する機会が減ってしまいがちなので、いつも以上に意識して身体を動かすようにしています。朝プールでひと泳ぎしてから出勤したり、ニュースの放送前にスタジオで屈伸などのストレッチをしたり。がんばり過ぎると、放送中に眠くなってしまうんですが……。
また、蒸し暑くて汗をかきやすくなる時期でもあるので、乾きやすい素材の服を選んだり、着替え用のインナーを1枚もち歩いたりと、衣類にも気を配っています。雨対策としては水がしみ込まない素材のブーツを履くことも。天気予報のプロとして雨に降られる姿を見られたくないので、折りたたみ傘は降水確率に関わらず常に携帯しています。ただ、「気象予報士なのに予報を参考にしていないんですか!?」とツッコまれることも……。

【斉田季実治さん】
北海道大学で海洋気象学を専攻し、在学中に気象予報士資格を取得。日本気象学会会員。日本災害情報学会会員。報道記者として、平成15年の台風第10号や十勝沖地震の被害をヘリコプターから中継するなど、悲惨な自然災害の現場を数多く取材。被害を伝えるだけでなく、未然に防ぎたいとの想いから気象の専門家の道へ。民間の気象会社で経験を積み、平成18年からNHK気象キャスター。


>>ジメジメによる梅雨だるを毎日チェック!「梅雨だる予報」
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