カナダ・オンタリオ州、IBMカナダとのパートナーシップにより、IBM Innovation Space開設に約19億円を助成

プレスリリース発表元企業:カナダ・オンタリオ州政府経済開発省 日本広報窓口

配信日時: 2017-05-16 11:00:00


~州の中小企業の技術開発、国際競争力強化を支援~カナダ・オンタリオ州は、IBM Innovation Space-Markham Convergence Centreの開設にあたり、2,275万カナダドル(約18億8,825万円)を助成しました。IBMカナダがある同州マーカム市に新設されるIBM Innovation Space-Markham Convergence Centreは、州内の企業の発展とグローバル市場での競争に必要な技術や専門知識を提供することを目的としています。特に、オンタリオ州のヨーク(York)地域とグレータートロント地域における中小企業の迅速な成長と地域経済の発展を支援することを目指します。

~州の中小企業の技術開発、国際競争力強化を支援~

カナダ・オンタリオ州は、IBM Innovation Space-Markham Convergence Centreの開設にあたり、2,275万カナダドル(約18億8,825万円)を助成しました。
IBMカナダがある同州マーカム市に新設されるIBM Innovation Space-Markham Convergence Centreは、州内の企業の発展とグローバル市場での競争に必要な技術や専門知識を提供することを目的としています。特に、オンタリオ州のヨーク(York)地域とグレータートロント地域における中小企業の迅速な成長と地域経済の発展を支援することを目指します。

この新しい施設の開設は、IBM Innovation Incubator (I³)プロジェクトの一環であり、オンタリオ州とIBMカナダ、オンタリオ中核的研究拠点(Ontario Centres of Excellence, OCE)およびventureLAB の4者の協力により、実現しました。

IBM Innovation Incubator (I³)プロジェクトは、中小企業がIBMの技術資源を活用して、新しい技術や製品を迅速に実用化し、世界の顧客に提供するために必要な支援をしていくことを目指しています。具体的には、コグニティブ(認識)ビジネス技術やクラウド・ベースの開発プラットフォームなどの他、労働スペース、顧客ネットワークなどの提供です。

IBM Innovation Incubator (I³)プロジェクトは2,020年までに2,600人分の雇用を創出することが期待されています。

オンタリオ州政府のレーザ・モリディ研究・イノベーション・科学省大臣は、ブラッド・デュグイッド経済開発・成長省大臣およびマイケル・チャン州議会議員(オンタリオ州マーカム・ユニオンビル地区選出)と共に、5月8日、IBMカナダのIBM Innovation Spaceで開催されたオープニング式典に出席しました。


関連情報
● Innovation Space-Markham Convergence Centerの開設に対するオンタリオ州の2,275万カナダドルの助成は、「雇用と繁栄のための基金」(Jobs and Prosperity Fund)を通じてIBM Innovation Incubator プロジェクトに対して提供されたもの、 IBMが行う2,475万カナダドルの追加投資を支援するものです。総額4億1千万カナダドルとなります。
● 研究拠点 (OCE) はIBM Innovation Incubatorプロジェクトを監督 し、産業間の協力を調整します。OCEは州のコーディネーターで、ビジネス主導のイノベーションを推進する産官学協力に取り組むオンタリオ起業家ネットワーク(Ontario Netowrk of Entrepreneurs)に加盟しています。
● IBM Innovation Incubator プロジェクトは、オンタリオ州、IBM、OCE、が共同でスタートアップ技術の迅速な実用化を図り「メイド・イン・オンタリオ」のイノベーションを推進するものです。
● IBM Innovation Space-Markham Convergence CentreでIBM Watson研究所の人工知能能力をすでに活用しているスタートアップにStudio1Labsがあります。同社は、乳幼児の呼吸の変化を検知する繊維センサーを使って乳幼児の生命を救うベッドシーツを開発しています。https://www.studio1labs.com/projects

コメント
レーザ・モリディ オンタリオ州研究・イノベーション・科学省大臣:
「オンタリオ州政府は州の産業の拡大を支援するため、戦略的パートナーシップを通じて様々なイノベーションの促進にコミットしています。IBM Innovation Space-Markham Convergence Centreのような協力スペースができることは、起業家が専門知識や先端技術にアクセスするのを助け、同州のイノベーターたちが、彼らの優れたアイデアをテストし、発展させ、実用化し、更に、世界市場へとつながることを支援します」

ブラッド・デュグイッド オンタリオ州経済開発・成長省大臣:
「起業家精神とイノベーションは、わが州政府の雇用創出、経済成長の核心です。IBMのイノベーション空間の設立は、大変喜ばしいことです。なぜなら、州内の企業が、世界経済のし烈な競争下で、需要に応える必要なツールにアクセスすることが可能となるからです」


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM0MTE5NyMxODMxMjEjNDExOTdfcnpYenlZd2xOZy5qcGc.jpg ]


※為替レートは1カナダドル=80円で計算しています。


■オンタリオ州について                  
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM0MTE5NyMxODMxMjEjNDExOTdfd2Jwc1hFWkx2eS5wbmc.png ]

オンタリオ州はカナダ経済の中心地となっており、      
カナダ全体のGDPの37%、人口の39%、
カナダの輸出品の38%がオンタリオ州に集中しています。
オンタリオ州のビジネス環境は世界で成功するために
設計されており、北米で効率のよい、国際貿易と投資の中心となっています。多文化の労働力、合理的な規則、低リスクの投資環境、競争力のあるビジネスコスト等多くの事柄が保証されています。

世界の主要企業がこれまでにオンタリオ州で事業を設立または、拡大を行ってきました。それらの企業の分野は、自動車、航空宇宙産業、ライフサイエンス、バイオテック、金融、鉱業など多岐にわたります。約200社の日系企業も、オンタリオ州に投資しており、ホンダ、トヨタ、日産、三菱重工業、カプコン、コーエイ、アステラス製薬、武田薬品工業、キヤノン、住友精密などの主要企業が現地法人を置いています。


■オンタリオ州政府在日事務所について
オンタリオ州政府在日事務所(Ontario International Marketing Centre、東京都港区カナダ大使館内)は、日本とオンタリオ州の貿易・投資促進を図る目的で2006年2月に開設されました。同在日事務所は、日本企業の投資誘致活動、オンタリオ企業・輸出業者への支援、日本の行政・媒体関係者の協調関係を深めるなど、様々な活動を通じてオンタリオ州の産業、ビジネスを紹介し、日加間のビジネス交流・貿易の促進に取り組んでいます。


プレスリリースに関するお問合せ
カナダ・オンタリオ州政府経済開発省 日本広報窓口
株式会社トークス  森田、土器
Tel: 03-3261-7715 FAX: 03-3261-7174  E-mail: ontario@pr-tocs.co.jp
東京都千代田区九段南4-8-8 日本YWCA会館5F




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