三星ダイヤモンド工業、2016年11月に受注した中国CIGS薄膜太陽電池メーカー向け高精度パターニング装置を6月に出荷、10月に稼働開始予定

プレスリリース発表元企業:三星ダイヤモンド工業株式会社

配信日時: 2017-04-19 10:00:00


世界大手の総合建築材料グループ・中国建築材料集団有限公司傘下のTriumph PV Materials Ltd.が中国・安徽省蚌埠市に建設中のCIGS工場計画第一期(約300メガワット)へ、レーザーおよびメカニカルのパターニング装置を納入。工場全体の規模は約1.5ギガワットで、中国で過去最大になる予定です。

幅広い電子部品加工装置などの開発・製造・販売を手がけている三星ダイヤモンド工業株式会社(本社:大阪府摂津市、代表取締役社長:谷端義哲)は、中国のCIGS薄膜太陽電池メーカーから2016年11月に受注した高精度パターニング装置を6月に出荷し、10月から稼働を開始する予定です。
納入先は世界大手の総合建築材料グループ・中国建築材料集団有限公司傘下のTriumph PV Materials Ltd.が中国・安徽省蚌埠市に建設中のCIGS工場計画第一期(300メガワット)です。

▼ 三星ダイヤモンド工業公式ウェブサイト「薄膜太陽電池加工ソリューション」紹介ページ:
http://www.mitsuboshidiamond.com/solution/solar.html


■中国で過去最大の発電量が予想されるCIGS薄膜太陽電池メーカーへ高精度パターニング装置を出荷・稼働へ

三星ダイヤモンド工業が6月に出荷、10月からの稼働開始を予定しているのは2016年11月に受注した中国のCIGS薄膜太陽電池メーカー向け高精度パターニング装置です。

納入先は世界大手の総合建築材料グループ・中国建築材料集団有限公司傘下のTriumph PV Materials Ltd.が中国・安徽省蚌埠市に建設中のCIGS工場計画第一期で、発電量は約300メガワット。工場全体では約1.5ギガワットの発電量となる予定で、中国で過去最大規模になります。

また、同グループが並行して進めている中国江蘇省江陰の工場にも導入される予定です。


■官民一体の共同研究がCIGS薄膜太陽電池メーカー向け高精度パターニング技術・装置の開発に

三星ダイヤモンド工業は2007年から独立行政法人産業技術総合研究所(AIST)と共同研究を進め、CIGS薄膜太陽電池用の高精度パターニング技術の確立と装置の開発に取り組んできました。

これまで国内外のCIGS薄膜太陽電池パネルメーカーや研究所への納入実績を積み重ね、Triumph PV Materials Ltd.向けでは三星ダイヤモンド工業だけが唯一の日本企業として受注を獲得しています。

さらに、従来から協力関係にある東芝三菱電機システム製の電極接合装置「TMBBM™」も三星ダイヤモンド工業が請負受注しています。今後もこの協力体制のもとでTriumph PV Materials Ltd.からの継続受注をめざすとともに、CIGS薄膜太陽電池だけでなく次世代太陽電池として期待が高まるペロブスカイト系太陽電池向けへの参入をめざして世界各国・地域の太陽電池メーカーに対して積極的に提案、受注拡大を図っていく予定です。

三星ダイヤモンド工業は、1935年に自動車や建築用ガラスを切断するダイヤモンドカッターの製作所として創業。現在、FPDガラスの分断装置メーカーとして世界シェアの高い割合を占めています。これまで80年以上にわたって培ってきたガラス切断加工技術を生かして、現在は太陽電池市場への展開にも注力しています。


※4月19日(水)~21日(金) 中国 上海新国際博覧センターにて開催される『SNEC 第11回(2017)国際上海太陽エネルギー展示会』に出展、次世代太陽電池として昨今非常に期待されている「ペロブスカイト太陽電池」を中心に、薄膜太陽電池に対する弊社パターニング加工の取り組みをご紹介いたします。


【三星ダイヤモンド工業株式会社について】
本社:〒566-0034 大阪府摂津市香露園32-12
代表者:代表取締役社長 谷端義哲
設立:1935年10月
電話番号:072-648-5004
URL:http://www.mitsuboshidiamond.com/
事業内容:多彩な分野に応用されている電子部品の分断工程・パターニング工程向け装置・加工工具(刃先ほか)・レーザー光源・光学系の開発、製造、販売およびフルHDカメラの販売、セキュリティシステムの構築、過熱蒸気処理に関する技術開発およびそれらに関する装置の開発、製造、販売




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