MSCIとBM&FBOVESPAが事業関係の拡大とリアルタイム・データの提供で仮合意

MSCIとBM&FBOVESPAが事業関係の拡大とリアルタイム・データの提供で仮合意

（サンパウロ）- （ビジネスワイヤ） -- 投資意思決定支援ツールで世界をリードするMSCI（NYSE: MSCI）と中南米最大の株式・先物取引所（時価総額世界5位以内）のBM&FBOVESPA（Bolsa de Valores, Mercadorias e Futuros、BVMF）は本日、株式市場のリアルタイム・データの提供に関する主要条件で仮合意に達したと発表しました。この仮合意により、MSCIのリアルタイム指数の計算は正常に継続され、今後もさまざまな金融商品の基礎として用いられます。両当事者は今後、拘束力のある書面の完成に向けて作業を進めていきます。

MSCIとBVMFは、相互に利益となる幅広い機会を追求するための一連の協議を進めることにも合意しています。これには、相互の商品のライセンシングの可能性やブラジルや世界の投資家を対象とする教育活動やマーケティング活動での協力が含まれます。世界の投資コミュニティーへのブラジル株式市場の一層の浸透を支えるためには世界クラスの商品やサービスを投資家に提供することが重要であると、両社共に認識しています。

MSCIのHenry Fernandez会長兼最高経営責任者（CEO）は次のように述べています。「リアルタイム・データの提供という差し迫った問題への対応で進歩があったことに満足しています。当社はBVMFとの一層の協力の見込みにも大きな期待を感じており、世界とブラジルの関係クライアントに一層の価値を提供することを目指します。」

BVMFのEdemir Pinto最高経営責任者（CEO）は、こう語っています。「この仮合意は両社の関係を拡大するものであり、MSCIとのパートナー関係をさらに拡大する意欲を高めるものです。両社の関係の強化によって幅広い顧客に革新的な商品とサービスを提供できるようになり、当社取引所の力と世界的な地盤を強化することができます。」

-以上-

MSCIについて

MSCIは、資産運用会社、銀行、ヘッジファンド、年金基金などの世界の投資家に投資意思決定支援ツールを提供するリーダー企業です。MSCIの製品とサービスには、指数、ポートフォリオ・リスクおよびパフォーマンス分析、ガバナンス用ツールがあります。当社の主力製品には、MSCI世界株価指数（世界で約7兆米ドルの資産がこの指数をベンチマークとしていると推定されています1）、バーラ複数資産クラス要因モデル、ポートフォリオ・リスクおよびパフォーマンス分析、リスクメトリクス複数資産クラス市場・信用リスク分析、MSCI ESG（環境・社会・ガバナンス）リサーチのスクリーニング・分析・格付け、ISSガバナンス・リサーチおよび委託議決権行使・報告サービス、FEAエネルギーおよびコモディティー市場向けバリュエーションモデルとリスク管理ソフトウエア、CFRA法廷会計リスク調査、法律／規制リスク評価、デューデリジェンスがあります。MSCIはニューヨークに本社を置き、世界各地に調査オフィスと営業オフィスを構えています。

¹ 2011年6月30日時点。eVestment、リッパー、ブルームバーグのデータに基づく。

MSCIの詳細については、当社ウェブサイト（www.msci.com）をご覧ください。

BM&FBOVESPAについて

証券・商品・先物取引所のBM&FBOVESPAは、時価総額で世界4位の規模を持つ取引所です。ブラジル商品先物取引所（BM&F）とサンパウロ証券取引所（Bovespa）が統合して2008年に生まれたBM&FBOVESPAは、金利、外国為替、株式およびインフレ指数、金融指標、農業品およびエネルギー商品などを基礎とした証券およびデリバティブの取引と決済のシステムを構築・運営しています。完全統合型のビジネスモデルを持つBM&FBOVESPAは、最新式の取引環境だけでなく、登録、清算、決済、リスク管理、中央カウンターパーティー・デポジトリー・サービスも提供しています。

BM&FBOVESPAの詳細情報については、www.bmfbovespa.com.brをご覧ください。

将来見通しに関する記述

本プレスリリースには、MSCIが将来発生する、または発生するかもしれないと予想する、考えるまたは予期する特定の活動、事象または展開についてのMSCIの現行の予想に関する特定の将来見通しに関する記述が含まれます。MSCIはこのような将来見通しに関する記述が合理的な想定に基づいていると考えていますが、これは既知および未知のリスク、不確実性、およびその他の要因を含んでおり、MSCIにとって現在入手可能な情報に照らして行われています。そのような将来見通しに関する記述は、MSCIのフォーム10-Kによる2011年年次報告書、2012年3月31日締めのフォーム10-Qによる四半期報告書、および証券取引委員会に提出したその他の報告書と共に読む必要があります。MSCIは、本プレスリリースに含まれる将来見通しに関する記述を公に更新または改訂する義務を負いません。読者の皆さまには、本プレスリリースの日付時点についてのものであるこのような将来見通しに関する記述に過度の信頼を置かれないよう、注意してください。

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