ロサンゼルス港が北米および環太平洋地域で国際クリーンシップ・インセンティブ・プログラムを初採用

プレスリリース発表元企業:Port of Los Angeles

配信日時: 2012-05-07 13:19:00

ロサンゼルス港は国際港湾協会と協力し、7月1日に環境型船舶指標の適用開始を計画

(米カリフォルニア州サンペドロ)- (ビジネスワイヤ) -- ロサンゼルス港は本日、国際大気浄化プログラムを北米および環太平洋地域で初めて採用した港湾となりました。本プログラムは最高の浄化対策を取った最新船舶で当港に寄港する海運業者を褒賞するものです。ロサンゼルス港湾委員会が本日、「環境型船舶指標(ESI)」プログラムが7月1日をもって開始されることを正式に承認しました。

ESIは国際港湾協会(IAPH)のプロジェクトである世界港湾気候イニシアチブ(WPCI)で開発したウェブベースのツールです。既に欧州の主要港で実施されているESIプログラムは、船舶からの排出物量を削減するエンジン・燃料・技術を自主的に強化して、国際海事機関(IMO)が定めた環境規制基準をクリアする運航会社を褒賞することで、大気浄化の大きなメリットを迅速に提供しようとするものです。

船舶による排出ガスは、港湾関連業務による大気汚染を引き起こす単一汚染源として最大のものです。ロサンゼルス港に寄港する船舶が排出するディーゼル排気微粒子(DPM)と硫黄酸化物(SOx)の量は2005年から2010年の間にそれぞれ68%、74%減少しており、ロサンゼルスでは太平洋横断貿易レーンで燃焼浄化度を向上させた船舶の建造・導入を奨励する上で、ESIがさらなる対策として効果を発揮するとみています。

ロサンゼルスのアントニオ・ビヤライゴーサ市長は、次のように述べています。「北米と環太平洋地域の双方にメリットのある本戦略を導入できたことを誇りに思います。本日の措置は、本市が地球規模で考え、地域規模で行動する真摯な取り組みを一貫して発展し続けていることを示すものです。」

ロサンゼルス港湾局長のジェラルディン・ナッツ博士は、次のように述べています。「ESIは海運業のグリーン化を進める上で決定的な手段であり、当局は他の港湾が後に続くことを期待しています。本プログラムをさらに大きく成功させることができるかどうかは、できるだけ多くの港湾が本プログラムを採用して、大気浄化に向けた投資を行い、あらゆる人のために最大の健康効果を上げたいと望む運航会社に対する褒賞を増加させることができるかどうかにかかっています。」

ナッツ博士がWPCIの議長とIAPHの現会長を務めていますが、ロサンゼルス港は博士の下でこの世界的な指標の策定に貢献してきました。船舶による汚染物質・温暖化ガスの排出量を削減し、持続可能な慣行を促進することが目的の他のWPCIプログラムと同様に、ESIは港湾の業務条件や地域条件に合わせることができます。欧州の14港湾が本プログラムを採用しています。

ロサンゼルス港は太平洋商船協会、その他のステークホルダーからの見解を取り入れてESIを策定しました。当港のプログラムはサンペドロ港大気浄化行動計画に従ったものです。本計画は湾全体での達成目標を具体的に定めており、2014年までの短期目標で汚染を軽減し、2023年までの長期目標も設定しています。

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当初は、当港に寄港する船舶の最大30%がESIインセンティブの適用資格を有することになるとみています。参加率30%で初年度においてディーゼル排気微粒子(DPM)の排出量を16トン削減し、その他の主要汚染物質、すなわち窒素酸化物(NOx)、硫黄酸化物(SOx)、二酸化炭素(CO2)の排出量も削減することができます。当港は本プログラムを後押しするために45万ドルを拠出することにしています。

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