中国・国家石油備蓄センター(NORC)向けの石油備蓄の運営、管理に関する研修を初めて実施

プレスリリース発表元企業:JOGMEC

配信日時: 2016-11-15 08:42:26

~国際協力の推進による我が国のエネルギー安全保障の向上への取り組み~

 JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:黒木啓介)は、2016年10月16日(日)から11月3日(木)の期間で、経済産業省資源エネルギー庁と協力し、JOGMEC技術センター(幕張)および苫小牧の石油備蓄基地において、中国・国家石油備蓄センター(NORC:National Oil Reserve Center)と締結した協定書に基づき「石油備蓄の運営、管理に関する研修」を初めて実施しました。



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 日本における「石油備蓄の運営、管理に関する研修」は、中国で国家石油備蓄を担当しているNORC職員および中国の国家石油備蓄基地の現場管理者を研修生として受け入れ、我が国の石油備蓄に関する知見・技術や石油備蓄基地の運営、管理技術などを共有するとともに意見交換などを行うことによって中国の石油備蓄の整備に協力し、我が国のエネルギー安全保障上重要なアジア地域の石油備蓄体制を強化することを目的としています。本研修は今回初めて実施し、中国からの研修生10名(NORC職員および中国の国家石油備蓄基地の現場管理者)が参加しました。

 研修内容は、北海道石油共同備蓄株式会社、苫東石油備蓄株式会社、外部有識者およびJOGMECによる座学形式講義に加えて、北海道石油共同備蓄株式会社北海道事業所および苫小牧東部国家石油備蓄基地における現場研修を行いました。2007年頃以降から開始された中国の国家石油備蓄基地の操業を担当している研修生にとって、30年以上前に開始された日本の国家石油備蓄などに基づく今回の研修内容は新たな知見・技術を得る機会となり、講義や現場研修では活発な質疑応答や意見交換が行われました。研修生からは「非常に実りの多い研修であった、我々のニーズを満たす部分がかなりあった。今回の受入れに深く感謝する。」などの感想が寄せられ、今回の研修に対して高い評価を受けました。

 なお、中国国家統計局の公表内容によると、中国では、2016年初めまでに国家石油備蓄基地8基地が操業し、国家石油備蓄原油3,197万トン(2億3千万バレル程度)が貯蔵されています。

 JOGMECは、今後もこうした研修等を通じて日本の知見・技術を共有し、中国における国家石油備蓄基地の安全確保を含めた石油備蓄の運営、管理の向上に協力してまいります。また、今後も意見交換などを行い政策・技術動向に関する情報交換や連携を推進することにより、アジア地域の石油備蓄体制強化を通じた我が国のエネルギー安全保障の向上に貢献してまいります。

■ 研修の概要
[表: http://prtimes.jp/data/corp/12624/table/212_1.jpg ]



■ 研修の写真

[画像2: http://prtimes.jp/i/12624/212/resize/d12624-212-215879-0.jpg ]



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http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_06_000204.html?mid=pr_161115

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