熊本県産米使用の「近大マグロ丼」で復興支援 「くまモン」が来校し、学生の復興支援の取り組みに感謝 -- 近畿大学

プレスリリース発表元企業:近畿大学

配信日時: 2016-11-12 08:05:17

近畿大学農学部(奈良県奈良市)では、平成28年(2016年)11月14日(月)および15日(火)に、「近大マグロ」と農学部が技術協力して開発した「金賞健康米」の精米法を用いた熊本県産米「森のくまさん」を使用した「近大マグロ丼」(300円 限定1,000食)を学生向けに提供する。また、15日(火)には、復興支援に協力する学生に感謝の意を表するため、熊本県営業部長「くまモン」が来校する。


【本件のポイント】
●熊本県産米「森のくまさん」を使用した「近大マグロ丼」を学生に販売し、熊本地震の復興支援に寄与
●学生が企画運営を行うことで復興支援のあり方を実践的に学ぶ
●熊本県営業部長「くまモン」が来校し、学生の復興支援の取り組みに謝意を表す

【本件の概要】
 熊本県の復興支援の一環として、平成28年(2016年)11月14日(月)および15日(火)に「近大マグロ」と、農学部が技術協力して開発した「金賞健康米」の精米法を用いた熊本県産米「森のくまさん」を使用した「近大マグロ丼」を各日500食、合計1,000食を学生に1食300円で販売する。
 本イベントを主催する近畿大学農学部学生自治会は、農学部赤十字奉仕団と共同で熊本県の復興支援募金などの復興支援活動を行ってきた。本イベントは、学生に「森のくまさん」を使用した「近大マグロ丼」を提供することで、食を通じて熊本県の復興支援に寄与することを目的としている。
 また、11月15日(火)には、熊本県営業部長「くまモン」が来校し、学生に熊本県の産業・観光・復興状況について紹介し、学生の復興支援の取り組みに感謝の意を表す。

■日  時: 平成28年(2016年)11月14日(月)および15日(火)11:00~売切次第終了
        ※11月9日、10日に販売する前売り券との引き換え
■場  所: 近畿大学奈良キャンパス 学生食堂Agrie(アグリー)
       (奈良県奈良市中町3327-204、近鉄奈良線「富雄駅」からバス約10分)
■メニュー: 「近大マグロ丼」 各日500食 300円(税込) ※学生限定販売

【近大マグロについて】
 クロマグロは、日本近海で漁獲される最大のマグロで、刺身や寿司をはじめ数多くの料理として提供される重要な食用魚である。近年、国内消費量の増加に加え、海外でもマグロ類の消費が増加したことにより、天然資源の枯渇が危惧されるなか、近畿大学では平成14年(2002年)に世界初の完全養殖に成功した。

【森のくまさんについて】
 「森のくまさん」は熊本県農業研究センターで、父「コシヒカリ」、母「ヒノヒカリ」をもとに作られた品種。平成元年から育成が始まり、平成9年(1997年)から奨励品種として採用、本格的な生産が開始された。名前は、「森の都」「熊本」で「生産」されたお米という意味を込めて名付けられた。「森のくまさん」は、日本穀物検定協会の食味試験で平成22年度(2010年度)産米から5年連続で特Aを獲得し、平成24年度(2012年度)産米では日本一になるなど高い評価を受けている。

【金賞健康米について】
 近畿大学農学部応用生命化学科教授 白坂憲章を中心とするグループが技術協力し、米穀卸売業の幸南食糧株式会社(大阪府松原市)、精米機メーカーの株式会社サタケ(広島県東広島市)と共同開発した新しい精米法を用いた米である。
 従来の精米法ではビタミン類やミネラル分などの栄養成分が糠と一緒に取り除かれていたが、「金賞健康米」は栄養成分を残して精米する新しい技術を開発することによって栄養価を高く保つことに成功した。白坂のグループは、白米の栄養価を向上させる方法を検討するだけでなく、食品分野での応用例が少ないイメージング質量分析(MALDI-IMS)という手法を用いて栄養素が米のどの部分に分布しているかを明らかにし、栄養成分を豊富に残したまま白い炊きあがりとなる新しい白米の開発に成功した。
 この新しい精米法を用いて、「はえぬき」や「ゆめぴりか」などのブランド米が「金賞健康米」として販売されている。

【関連リンク】
農学部応用生命化学科 教授 白坂 憲章(シラサカ ノリフミ)
http://www.kindai.ac.jp/meikan/1058-shirasaka-norifumi.html

▼本件に関する問い合わせ先
 近畿大学 広報部
 TEL: 06-4307-3007
 FAX: 06-6727-5288

【リリース発信元】 大学プレスセンター http://www.u-presscenter.jp/

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