平成28年度産炭国石炭採掘・保安技術高度化事業のうち海外派遣研修業務(中国)を実施

プレスリリース発表元企業:JOGMEC

配信日時: 2016-10-13 09:51:22

 JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:黒木啓介)は、中華人民共和国において、石炭坑内採掘保安技術に関するセミナー研修を実施しました。



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 本事業は、アジア地域の産炭国へ炭鉱技術者等を指導員として派遣し、我が国の石炭採掘・保安技術を移転することによって、我が国への安定的な石炭供給を確保することを目的とし、2002年度より実施しているものです。
 本年度は中国のほか、インドネシアおよびベトナムへ炭鉱技術者等を派遣し、各国の石炭関係者を対象としたセミナー研修と現地炭鉱における技術指導研修を実施しています。

 中国では、7月26日(火)から8月3日(水)にかけて甘粛省において炭鉱監督者を対象とした4日間のセミナー研修および保安管理者を対象とした3日間のセミナー研修を実施。また、河南省においては、9月20日(火)から9月29日(木)にかけて炭鉱監督者および保安管理者を対象とした4日間のセミナー研修を計2回、合わせて4回実施しました。

 炭鉱監督者を対象としたコースでは鉱山保安行政や保安検査業務を中心としたカリキュラムを組み、保安管理者を対象としたコースでは坑内現場における可燃性ガスの管理や火災防止技術を中心としたカリキュラムを組んで研修を実施し、2省4回合計811名が受講しました。
 セミナー研修終了時に実施したアンケートでは、「日本の炭鉱の保安管理・生産管理システムを我々の職場に積極的に取り入れたい。」(甘粛省・保安管理コース受講者)、「チーム会議にて事故・災害対策に取り組む保安管理方法は大変参考になった。」(河南省・保安監督コース受講者)「『保安第一・生産第二』の保安理念に基づいた炭鉱管理を推進したい。」(同)など、今年度の研修にて大きな成果を得、それを今後の職務に活かしていきたい旨の感想・評価が多数寄せられました。

 JOGMECは今後も本研修をとおして、産炭国の石炭坑内採掘・保安技術の向上に貢献するとともに、我が国への安定的な石炭資源の供給確保に努めてまいります。

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http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_06_000183.html?mid=pr_161013

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