ゲンナイ製薬調べ 「妊娠しやすいタイミングを知らない」20代男性の3人に2人
配信日時: 2016-10-05 12:45:00
妊活応援サプリメントを展開するゲンナイ製薬株式会社(所在地:東京都中央区、代表取締役:上山 永生)は、2016年8月31日~9月2日の3日間で、20歳~29歳の男性に対し、「20代男性の妊活に関する意識調査」をインターネットリサーチで実施し、1,000名の有効回答サンプルを集計しました。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)
◆調査結果◆
■20代既婚男性が希望する子どもの人数 平均1.76人
■「第一子の出産は20代後半までにしたい」3割半、「30代前半まで」は4割強
20歳~29歳の男性(全回答者)1,000名に、現在子どもが何人いるか聞いたところ、「子どもはいない」が95.4%、「1人」が3.6%、「2人」が1.0%となりました。
配偶者がいる人の回答に注目すると、「子どもはいない」が48.2%、「1人」が39.8%、「2人」が12.0%となり、平均人数は0.64人となっています。20代既婚男性の半数以上に子どもがいるようですが、20代の男性全体でみると、子どもがいない割合が9割半となっています。
次に、将来的に何人の(子どもがいる人はあと何人の)子どもが欲しいか聞いたところ、「(現状以上は)欲しいと思わない」が55.8%、「(あと)1人欲しい」が10.9%、「(あと)2人欲しい」が25.8%、「(あと)3人欲しい」が5.2%、「(あと)4人以上欲しい」が2.3%となりました。
こちらも、配偶者がいる人の回答に注目すると、「(現状以上は)欲しいと思わない」が21.7%、「(あと)1人欲しい」が45.8%、「(あと)2人欲しい」が31.3%、「(あと)3人欲しい」が1.2%となり、平均人数は1.12人となっています。20代既婚男性は、将来的に夫婦1組あたり1.76人(現在の子どもの人数0.64人と将来的に欲しい子どもの人数1.12人の合計)の子どもを持つことを希望しているようです。
続いて、現在子どもがいなくて、将来的に子どもが欲しい人(403名)に、自身が何歳になるまでに第一子が欲しいか聞いたところ、「20代後半(~29歳)まで」(35.5%)や、「30代前半(~34歳)まで」(42.9%)に回答が集まりました。また、「自分の年齢でいつまでという考えはない」という人も5.5%みられました。
■20代男性は早婚志向?「20代のうちに結婚を決めることに抵抗なし」7割半
■20代男性の結婚観「一家の大黒柱よりも共働き夫婦に憧れる」5割半、「育児には積極的に参加したい」7割半
では、結婚や育児について、どのようなスタンスでいるのでしょうか。
全回答者(1,000名)に、結婚や育児についての意識を聞いたところ、【(相手がみつかれば)20代で結婚を決めることに抵抗はない】では、『そう思う』(「非常にそう思う」と「ややそう思う」の合計)が75.1%、『そう思わない』(「全くそう思わない」と「あまりそう思わない」の合計)が24.9%となりました。晩婚化や少子化の要因として、“若者の結婚離れ”などと、結婚に消極的な若者のスタンスを揶揄する向きもありますが、当事者世代の多くは、20代のうちに結婚することに抵抗がない“早婚志向”を持っているようです。
そのほか、【家族を養う結婚よりも、共働き夫婦に憧れる】では『そう思う』が55.0%、『そう思わない』が45.0%となり、【子どもが生まれたら、積極的に育児に参加したい】では、『そう思う』が76.9%、『そう思わない』が23.1%となりました。昨今の20代男性は、自身が収入面で一家の大黒柱になるよりも、共働きの関係を望む人が多いようで、育児に積極的に関わっていきたいといった、“イクメン志向”も持っていることがわかりました。
それぞれの項目について、将来的に子どもが欲しい人の回答に注目すると、【(相手がみつかれば)20代で結婚を決めることに抵抗はない】では『そう思う』が90.0%、【家族を養う結婚よりも、共働き夫婦に憧れる】では『そう思う』が64.7%、【子どもが生まれたら、積極的に育児に参加したい】では『そう思う』が92.5%となり、子どもが欲しいと思わない人(それぞれ63.2%、47.3%、64.5%)よりも高くなりました。子どもが欲しいと考えている20代男性には、早婚志向やイクメン志向を持っている人が多い傾向にあるようです。
■20代男性の5割半は「性交渉の経験あり」、3割は「経験はないが興味はある」
■性交渉の頻度「週に1回以上~毎日未満」2割半、「2週に1回以上~週に1回未満」2割
さらに、20代男性の性交渉の実態を探る質問を行いました。
全回答者のうち、性交渉について「答えたくない」と回答した人を除く828名の性交渉の経験・興味についてみると、「経験がある」が54.3%、「経験がなく、興味はある」が30.0%、「経験も興味もない」が15.7%となりました。
また、性交渉の経験がある人(450名)に、性交渉の頻度について聞いたところ、「週に1回以上~毎日未満」(24.7%)や「2週に1回以上~週に1回未満」(20.9%)に回答が集まりました。
■男性が妊娠のしくみを知るきっかけは「学校の授業」
■妊娠についての知識を親から教わった人は20代男性の3%
■「子どもが欲しくなったらすぐにできる」と勘違い?20代男性の8割は“一度の子作りで妊娠する確率”を誤解
■「頻繁に射精する方が妊娠しやすくなること」半数以上が知らなかったと回答
■「妊娠しやすいタイミングを知らない」20代男性の3人に2人
全回答者(1,000名)に、妊娠のしくみを初めて知ったきっかけを聞いたところ、「学校の授業でならって」が最も多く69.2%となり、以下1割未満で「インターネットで調べて」(9.0%)、「友人・知人から聞いて」(5.9%)が続きました。一方、「親から聞いて」は3.2%と、下位の回答となっています。親から性教育を受けて妊娠のしくみを知った人は20人に1人に満たないようです。
次に、避妊しない場合、排卵に合わせた一度の性交渉で妊娠する確率はどのくらいあると思うかを聞いたところ、「100%」が4.8%、「80%~100%未満」が12.5%、「60%~80%未満」が24.5%、「40%~60%未満」が23.9%、「30%~40%未満」が13.5%、「30%未満」が20.8%となりました。健康な男女が排卵に合わせて行う一度の性交渉で妊娠する確率はおよそ“15%”といわれていますので、実態よりも妊娠の確率を高く見積もっている方が8割(「100%」~「30%~40%未満」の合計:79.2%)いるようです。避妊の重要性を教わってきた結果とみることもできますが、妊活の知識の視点からみると、多くの男性は“子どもが欲しくなったらすぐにできるだろう”と勘違いをしている状況にあるといえそうです。
続いて、全回答者(1,000名)に、妊娠についての知識を提示し、知っていたか聞いたところ、「精子は毎日新たに作られること」の認知率は81.9%、知らなかった人は18.1 %でした。こういった男性自身の体に関する性知識についても、知らなかった人が2割弱いるようです。
また、「なるべく頻繁に射精をすることで、元気な精子が作られ妊娠しやすく(させやすく)なること」の認知率は45.6%、知らなかった人は54.4%、「妊娠しやすいタイミングは排卵日の当日ではなく、2日前から前日であること」の認知率は33.1%、知らなかった人は66.9%、「卵子は産まれたときから体内にあり、新たに作られることはないこと」の認知率は40.3%、知らなかった人は59.7%、「“生理がくる=妊娠できる体”とは限らないこと」の認知率は40.6%、知らなかった人は59.4%と、これらの認知率は半数を下回りました。精子が毎日作られることは比較的多くの人が知っている状況でしたが、頻繁に射精をするほうが精子の質がよくなり、妊娠しやすくなることを知らない人が半数以上となっています。また、排卵日当日の性交渉が妊娠しやすいとのイメージがあるせいか、排卵日の2日前から前日の性交渉が妊娠しやすいということを知らなかった人は3人に2人の割合となりました。
■「理想は自然妊娠」「もしも不妊で悩んだら、夫婦で何でも相談し合いたい」いずれも9割半
■「不妊検査・治療に費用がかかっても、子どもを授かるまでは諦めたくはない」8割
■20代男性のイメージする妊活は「パートナーと話し合う」「妊活について調べる」「タイミング法」
■男性妊活は知られていない?“妊活”と聞いて「長風呂、長サウナを控える」などを想像した人は1割未満
■不妊治療に抵抗感?「もしも不妊に悩んだら、不妊治療を受ける」20代男性の4人に1人
将来的に子どもが欲しい人(442名)に、妊娠や不妊についての意識を聞いたところ、【自然に子どもを授かるのが理想だ】では、『そう思う』が94.2%、『そう思わない』が5.9%となりました。自然妊娠を望む意見が大多数となっています。
そのほか、【不妊で悩んだら、夫婦で何でも相談し合いたい】では『そう思う』が95.1%、【不妊検査・治療は、夫婦で協力して取り組むべきだ】では『そう思う』が93.7%、【不妊検査・治療に費用がかかっても、子どもを授かるまでは諦めたくはない】では『そう思う』が80.8%となりました。もしも将来的に不妊で悩むことがあったら、夫婦で相談し合いながら、検査や治療も協力し合いながら進めて行きたいと考えている人が大多数となっており、不妊の克服に費用がかかるとしても、簡単には諦めたくない、との思いがうかがえる結果となりました。
続いて、将来的に子どもが欲しい人(442名)に、妊活だと思う活動は何か聞いたところ、「妊娠・妊活について、パートナーと話し合う」が62.9%で最も高く、次いで、「妊娠・妊活について調べる」(58.1%)が5割台後半、「妊娠しやすいタイミングで性交渉する」(42.3%)や「夫婦関係が良好に保てるようにする」(40.7%)、「避妊をしないで定期的に性交渉する」(40.3%)が4割台前半で続きました。タイミング法などの具体的な取り組みよりも、まずは夫婦で妊娠や妊活についてじっくりと話し合ったり、妊娠や妊活についての知識を集めたりする活動が、妊活に必要なことだと考えられているのではないでしょうか。
一方、下位の回答をみると、「長風呂、長サウナは控える」(8.4%)や「長時間、自転車・バイクに乗らない」(8.1%)、「ブリーフよりもトランクスを履く」(6.8%)、「ひざの上でノートPCを使わない」(6.8%)、「育毛剤を服用しない」(6.3%)といった、男性自身が取り組む、妊娠しやすい(させやすい)体づくりについては、あまり知られていない様子がうかがえました。男性側に要因がある不妊のことや、男性自身が取り組む妊活については、あまり知られていないのかもしれません。
さらに、将来的に子どもが欲しい人(442名)に、もしも不妊に悩むことがあったら、自身が実践できる活動は何か聞いたところ、「妊娠・妊活について調べる」が60.2%で最も高く、次いで、「妊娠・妊活について、パートナーと話し合う」(51.8%)が5割台前半、「夫婦関係が良好に保てるようにする」(39.8%)や「パートナーが落ち込んでいるときは、一緒にいる時間を作る」(38.7%)、「パートナーの体を気遣い、家事を(いつも以上に)積極的に行う」(36.4%)、「パートナーが重く考え過ぎないように、明るい話題を提供する」(36.2%)、「パートナーにプレッシャーを与えない・与える人から遠ざけるように配慮する」(35.7%)が3割台後半で続きました。もしも不妊で悩むことがあったら、パートナーと話し合い、パートナーを気遣う配慮や行動をするといった活動を行いたいと考えているようです。他方で、「医療機関で不妊検査を受ける」(28.1%)や「医療機関で不妊治療を受ける」(24.7%)といった、医療機関での検査や治療についてはおよそ4人に1人の割合に留まりました。不妊に直面したとしても、医療機関での不妊検査、治療に抵抗を感じる男性は多いようです。“妊活は女性が行うもの”との認識を持っているのかもしれません。
■「子作りを続けて1年以上妊娠しない状態が不妊症」認知率は2割半、既婚者でも3割半
■「不妊症の約半数は男性に原因があること」を20代男性の7割が知らない
それでは、20代男性は不妊や妊活について、どの程度の知識を持っているのでしょうか。
全回答者(1,000名)に、不妊や妊活についての知識を提示し、知っていたか聞いたところ、「避妊をせずに、夫婦生活を送る中、1年以上妊娠しない状態を『不妊症』ということ」の認知率は24.1%、一方、知らなかった人は75.9%となりました。また、配偶者がいる人の認知率は34.9%、将来的に子どもが欲しい人は27.8%となっています。既婚者や将来子どもが欲しい人にも、不妊症のことはよく知られていない状況のようです。
そのほか、「不妊症の約半数(48%)は男性に原因があること」の認知率は29.4%、知らなかった人は70.6%、「女性が年齢を重ねると、妊娠しづらくなること」の認知率は79.3%、知らなかった人は20.7%、「男性が年齢を重ねると、妊娠しづらい(させづらい)精子になること」の認知率は61.0%、知らなかった人は39.0%、「男性の禁欲期間が長過ぎると、妊娠しづらく(させづらく)なること」の認知率は29.4%、知らなかった人は70.6%となりました。不妊症の約半数は男性に原因があることを知っている人が3割に留まっているためか、加齢によって女性が妊娠しづらくなることの認知率よりも、加齢によって精子が老化し、妊娠しづらく(させづらく)なることの認知率が低くなりました。“男性不妊”に関する知識不足が浮き彫りになる結果となりました。
◆調査概要◆
調査タイトル:20代男性の妊活に関する意識調査
調査対象: ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする20歳~29歳の男性
調査期間:2016年8月31日~9月2日
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
有効回答数:1,000サンプル
(有効回答から20代前半・20代後半が均等になるよう1,000サンプルを抽出)
実施機関:ネットエイジア株式会社
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プレスリリース提供元:@Press
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