ANA温度管理貨物輸送サービス新登場!アイ・ティ・イー開発保冷剤アイスバッテリーを利用した定温輸送新商品PRIO IB(プリオ アイビー) Fixed Temp
配信日時: 2016-09-26 09:00:00
ANA(全日本空輸株式会社、東京都港区、代表取締役 篠辺修)とアイ・ティ・イー株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長パンカジ・ガルグ、以下ITE)は、ANAが提供する国際貨物輸送における高付加価値貨物輸送商品「PRIO」(プリオ)の新商品として、ITEが開発し提供するアイスバッテリー®(注)を利用した新商品「PRIO IB Fixed Temp.」のサービスを開始します。
お客様のニーズや使用目的に沿った様々な温度帯(2℃~8℃、-20℃~-15℃、-25℃~-20℃)と航空コンテナ(LD3型)から小型の保冷ボックス(2サイズ)の計3つのサイズの商品をご用意し、定温で長時間の航空貨物輸送を実施致します。
[販売開始日]
2016年9月28日(水)日本出発分より
[商品概要]
冷蔵や冷凍の厳格な温度管理が求められるワクチン等の医薬品、フォトレジスト等の化学品等さまざまな貨物の輸送に関し、出発地空港上屋から到着地空港上屋まで、一定の温度での輸送が可能。
●設定温度帯が2℃~8℃設定の場合、定温で100時間以上の長時間の輸送が可能。
●指定された温度帯(2℃~8℃、-20℃~-15℃、-25℃~-20℃)の定温輸送が可能。
●LD3コンテナ、ボックス型(2種類)の3サイズで物量に応じた効率的輸送が可能。
[PRIO IB Fixed Temp.適応範囲]
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM0OTAwNyMxNzAyNTAjNDkwMDdfR1BxcHNBQ2ptQi5qcGc.jpg ]
[対象路線]
ANAグループ運航便(オンライン空港発着便)
※これまでドライアイス不可であった空港でも利用が可能。
IATA推計によると、全世界における医薬品の保冷輸送マ-ケットは2014年~2020年までに65%の伸び率を示し、市場規模は37兆円(2020年)に達する見込みです。また、政府は「2020 年の農林水産物・食品の輸出額1兆円」の目標の前倒しや地方産品の輸出促進による地方創生、地域経済の活性化に繋がる政策を推進しています。
お問い合わせ先 : ANA広報部 03-6735-1111、 ITE 03-3287-7327
一方、ドライアイスを使う従来の国際航空貨物保冷輸送では、一定の温度帯を長時間保持する輸送には様々な課題がありました。ITEが提供するアイスバッテリー®は、指定した温度(例えば2℃~8℃の場合)を定温で、長時間(100時間以上)維持することが可能です。さらに、ドライアイスと異なり、取扱い上の危険もなく二酸化炭素を排出しないため、地球環境にも優しい製品です。
この技術を活用することで、国際航空貨物における安定した定温での輸送が実現し、従来温度管理が困難である等の理由で輸送を諦めていた生鮮食品、医薬品、半導体素材などの化学品についても、一定の温度で長時間の定温輸送が可能となります。
ANAは、新商品「PRIO IB Fixed Temp.」により、今後の市場環境に柔軟に対応し、お客様の様々な輸送ニーズにお応えしていきます。
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM0OTAwNyMxNzAyNTAjNDkwMDdfWm5obXB0cVBaZC5wbmc.png ]
※現在は、上記の温度帯のみの先行導入となりますが、今後、サービスの拡充を図ってまいります。
「アイスバッテリー®」について (注)アイスバッテリー®はITEの登録商標です。
ITEが物流用途に開発した技術で、以下の特長を有しています。
●一定温度:外気温が30℃以上でも、庫内は指定温度範囲で一定に保持。
●長時間:最長で120時間以上の温度保持。
●省エネ:輸送中の電力供給が不要
●CO2削減:ドライアイスを使用しないので大幅なCO2 削減が可能。
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM0OTAwNyMxNzAyNTAjNDkwMDdfT0lYYk5laG9Nci5qcGc.jpg ]
<ANA について>
ANA(全日本空輸株式会社)は、1952年に設立され、現在は国際線41都市83路線、国内線50都市119路線に就航し、約250機の航空機を運航しています。従業員数約13,000人が在籍し、2015年度には約51,000千人の旅客と 約1,300千トンの貨物を輸送。1兆7,911億円の営業収入(連結ベ-ス)となりました。ANA は、1999年以来、スターアライアンスの中核メンバーとして、太平洋路線におけるユナイテッド航空との旅客共同事業や欧州線におけるルフトハンザドイツ航空、オーストリア航空、スイス航空との共同事業を実施しています。また、ボーイングの最新鋭機787型機のローンチカスタマ-であり、かつ最大機数を運航しています。
全日本空輸株式会社(英文社名All Nippon Airways Co., Ltd.)
〒105-7140 東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター
ホームページ: http://www.ana.co.jp
電話:03-6735-1111(ANA広報部)
<ITE(アイ・ティ・イー(株))について>
アイ・ティ・イー株式会社は、2007年8月に保冷エネルギーを効率的にマネジメントすることで、世界的に医薬品や食料を無駄なく効率よく配送して資源保護を推進することを目的に設立されました。温度管理システムの研究・開発、その実用化による製品化と、販売およびライセンスを世界市場向けに展開しています。
定温システム「アイスバッテリー®システム」によって、物流における商品などを一定温度で長時間保存できる次世代型システムで企業間および消費者間にソリューションを提供し、医薬品や食料のサプライチェーンにおいて多くの飛躍的向上を可能にするものです。さらにドライアイスなどを多用する既存の物流システムをアイスバッテリー®に代替することでCO2排出量を大幅に抑え、安全で省エネルギーを可能にするなど、地球の天然資源に配慮した製品です。航空貨物の管理保存システムにおいて現在いくつかの特許を申請中です。
アイ・ティ・イー株式会社 (英文社名Innovation Thru Energy Co., Ltd.)
〒100-6510 東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング 10F
ホームページ: http://www.icebattery.jp/jp/
E-mail:info@ithrue.com 電話:03-3287-7327 FAX:03-3287-7328
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