大和がスマート・トレードを組み込んだDRECT稼働2年目に入る

プレスリリース発表元企業:smartTrade Technologies

配信日時: 2012-04-05 08:00:00

大和はDRECTのダークプールとスマート・オーダー・ルーティングにスマート・トレードの技術を活用

(東京)- スマート・トレード・テクノロジーズは本日、スマート・トレードのスマート・オーダー・ルーティングとダークプールテクノロジーを取り入れた、大和証券キャピタル・マーケッツのDaiwa Routing & Execution Crossing Technology (DRECT) トレーディングシステムが、本番稼働後1年以上が経過したと発表しました。

2011年2月に稼働を開始したダークプール、DRECT、を大和は法人とリテールの流動性を集約するために開発しました。日本において最大規模の市場シェアを持つ証券会社の一つである大和は、顧客のために流動性を大きく集約でき、匿名取引や取引執行の改善、情報漏れの防止、市場インパクトの最小化などで顧客に貢献します。日本の市場の独自性を鑑みて、大和は市場における、呼値の刻み幅の大きさ、執行の時間優先、注文板の厚みなどの市場の非効率をとらえるシステムの構築を計画していました。

大和は当初、システムの自社開発を検討していましたが、time-to-market(市場へのシステムの導入期間)を早めるため、ベンダのシステムを採用することに決定しました。 大和の電子取引サービス担当グローバルヘッドのプニト・ミタール氏は次のように述べています。「当社は自社開発を検討していましたが、その場合、全ての個別の部品を開発し、そしてそれらが一緒に連携して動作することを確認しなくてはならないことを承知していました。 成熟したスマート・トレード製品を利用する場合と比較して、市場へのシステムの導入に時間がかかっただろうと思います。」 ミタール氏は自社開発の場合3倍から4倍の期間がかかっただろうと推測しています。ミタール氏は、続けて以下のように述べています。「多くのベンダ選択肢を評価した結果、スマート・トレードが最適のように見えました。当社は柔軟で、堅牢で、そして拡張性の高いシステムが必要でした。ダウンタイムは容認できないため、強力な耐障害性能が求められました。当社は、スマート・トレードの柔軟なアーキテクチャのおかげで、独自のインテリジェンスを組み込むことができました。」

ミタール氏は、大和がスマート・トレードを選択した理由として、他の市場においてスマート・トレードがダークプールとスマート・オーダー・ルーティングの分野で幅広い経験を積んでいることを言及しました。このことが、日本市場に適応するシステムのカスタマイズに関するベスト・プラクティスをスマート・トレードが知っているということを大和に確信させました。スマート・トレードの最高責任者(CEO)であるハリー・ゴズランは次のように説明しています。「DRECTは、ダーク注文板の厚みと幅が増す中で高い処理能力と低レイテンシーを維持しながら、高度なマッチング・ロジックを必要としていました。さらに、完全なデータの整合性が、プロセス・チェインのそれぞれのポイントでレイテンシーを犠牲にしない形で保証されなくてはなりませんでした。」

スマート・トレードはシステムを非常に迅速に配備することができました。大和のDRECTプロダクトマネージャーのデヴィッド・ディグロー氏は、次のように述べています。「キックオフから本番稼働までのtime to market(市場への導入期間)は合計8か月でした。今まで私が見てきた中で最速の導入の部類に入ります。他の欧米の金融機関の中には、既存のシステムを海外の別市場から日本市場に持ってくるだけで、これ以上に時間がかかっているケースがあります。スマート・トレードは、外部要因や問題に対しても過去の経験から当社をサポートしてくれました。」これまでのところ、素晴らしい結果が出ています。「クロス比率、そしてダークプール内で取引される取引金額も毎月増加しています。」クロッシング比率は、すでに13%以上となりさらに増えています。ミタール氏は、次のように述べています。「本番稼働以来、私はシステムが稼働している状況に関して完全に満足しています。」

スマート・トレード・テクノロジーズについて

1999年に創業したスマート・トレードは、高度な流動性管理システムを提供し、複数の市場からの流動性を集約する複合板、カスタム・プライシングの顧客配信、顧客注文フローの管理、注文ライフサイクル全体における状態の管理をしながら流動性の内部化もしくは外部市場へのルーティング、独自のアルゴリズムによるスマート・オーダー・ルーティングの実装、メッセージングプロトコルに関わらずあらゆる市場に電子的に接続、これらを実現するマルチ・アセット・トレーディングプラットフォームを金融機関が開発することを可能にします。システムは複数のアセットクラスに対応しており、外国為替、債券、株式、そして他の様々な金融商品の分野でグローバルに稼働しています。

大和証券グループについて

大和証券グループは、1902 年創業の日本を代表する独立系総合証券グループです。グローバルなネットワークにより、世界中の顧客に対し資産形成や企業活動の支援といった金融サービスを提供し、社会及び経済の発展に貢献しています。主要な事業は、エクイティ、債券、投資信託、デリバティブおよびその他金融商品の開発・提供、エクイティ・債券等の引受業務、M&A をはじめとするアドバイザリー業務に加え、アセットマネジメント業務や投資業務です。また、2011 年には銀行業に参入しています。大和証券グループの営業拠点は、日本をはじめ、米国、欧州、およびアジア・オセアニア地域に広がっています。世界中に約16,000 人の従業員を抱え、顧客からの預り資産残高は約39 兆円、グループのアセットマネジメント会社2 社の運用資産残高は合計で約12.6 兆円となります。(数字は全て2011 年9 月末現在)

詳細情報については www.smart-trade.netをご覧ください。

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