キャンピングカーユーザーの「道の駅」利用状況を調査 約8割が滞在時間は「1時間以内」と回答

プレスリリース発表元企業:一般社団法人日本RV協会

配信日時: 2016-09-05 10:30:00

 一般社団法人日本RV協会(所在地:東京都町田市、会長:増田 浩一)では、キャンピングカー旅行を楽しんでいるユーザーを対象に、「道の駅」を利用する目的、滞在時間、立ち寄ったときの消費行動および消費額などについて調査しました。
 その結果、多くのユーザーがその地域の産直品を購入していること、および、立ち寄ったときの消費額は4,000円以内が9割を超えること、また、およそ半数のユーザーがその滞在時間は30分~1時間程度と答えていることなどが分かりました。

日本RV協会URL: http://www.jrva.com/


■産直コーナーが人気、滞在時間は30分~1時間
 まず、最近の「道の駅」では夏休みの利用客を対象に、さまざまな催し物を企画しているところが多いのですが、キャンピングカーユーザーは、そのようなイベントにどのくらい参加しているのかを尋ねてみました。
 その結果、「「道の駅」イベントは事前にネット情報などで把握することができるので、旅行計画を立てたときにチェックし、興味あるものはそれを見物する計画を旅に組み込む」という積極的な回答(5.6%)は少数でしたが、「立ち寄った「道の駅」で、イベントをやっていれば必ず見物する」という回答(39.4%)や「イベントを見物したりする頻度は半分(5割)程度である」という回答(45.1%)を加えると、約9割のキャンピングカーユーザーが道の駅のイベントに興味を持って参加していることが分かりました。

[図表1] https://www.atpress.ne.jp/releases/110738/img_110738_2.jpg


 次に、旅行中に道の駅を尋ねる目的を尋ねてみました。結果は、「トイレを利用するため」という回答が27.1%を占めて1番目に上がりましたが、ほぼ同じ回答率で、「その地域の産直品を購入するため」(26.3%)という回答が2番目になりました。また3番目は「仮眠などの休憩をするため」(21.1%)というものでした。

[図表2] https://www.atpress.ne.jp/releases/110738/img_110738_3.jpg


 さらに、立ち寄ったときのおよその滞在時間も調べたところ、一番多かった回答は「30分~1時間程度」(48.5%)、その次が「30分程度」(28.0%)でした。

[図表3] https://www.atpress.ne.jp/releases/110738/img_110738_4.jpg

 こうしてみると、76.5%の人が1時間以内に退場していることが分かりましたが、約1割強のユーザーは仮眠などの休憩を取るためか、「4時間以上」と答えていることも判明しました。


■道の駅で4,000円以内の消費は9割
 キャンピングカーユーザーの「道の駅」利用の目的として、「その地域の産直品を購入するため」という回答が上位にあがりましたが、では実際にそこで買い物をする頻度はどのくらいなのでしょうか。
 一番多かった回答は「良いものを見つけたときだけ、たまに買い物をする」というもので、その回答率は30.5%でした。2番目は「7割程度の率で買い物をする」(26.7%)、3番目は「5割程度の率で買い物をする」(20.6%)という順となり、ほとんどのユーザーが道の駅に寄ったときは、なにがしかの商品を購入していることが分かりました。それに対し、「買い物はしない」という回答はわずか2.3%でした。

[図表4] https://www.atpress.ne.jp/releases/110738/img_110738_5.jpg


 また、食堂(およびレストラン)の利用状況も調査しました。その結果、「空腹を感じたときだけ、たまに利用する」(52.3%)という回答をトップに、「3割程度の率で利用する」(19.2%)、「5割程度の率で利用する」(17.7%)という回答が続き、「産直コーナーでの買い物」より利用率が低いものの、食堂・レストランを利用している状況が浮かび上がってきました。

[図表5] https://www.atpress.ne.jp/releases/110738/img_110738_6.jpg


 では、ユーザーは、「道の駅」で土産物の購入や食事をするとき、どのくらいのお金を消費するのでしょうか。
 一番多かった回答は「1円~2,000円」というもので、その回答率は52.3%でした。次点は「2,001~4,000円」(40.9%)でした。
 こうしてみると、9割以上のキャンピングカーユーザーは、1回の利用につき、4,000円以内の商品を購入し、さらに、2,001円以上消費している人の割合は47.8%にも達していることが分かりました。

[図表6] https://www.atpress.ne.jp/releases/110738/img_110738_7.jpg


 その消費の内訳を調べてみると、やはり圧倒的に多いのが「産直品などの土産」で、そのパーセンテージは68.2%でした。次が「食事のおかずやお弁当など」(12.4%)でした。

[図表7] https://www.atpress.ne.jp/releases/110738/img_110738_8.jpg


■道の駅を探すときはネット、地図、カーナビを使って事前調査
 では、キャンピングカーユーザーが道の駅を探すときには、どういう方法を採っているのでしょうか。
 それを尋ねた結果、「目的地に向かう途中で、カーナビやスマホで検索」という回答が38.6%を占めてトップに立ちました。次点は「旅の前に、ネットや地図で探しておく」(37.0%)というものでした。もちろん「行き当たりばったりで見つけたら立ち寄る」という回答も18.1%を占めましたが、この結果を見るかぎり、75%以上のユーザーは、ネット・地図・カーナビなどを使い分けながら事前調査を行っている模様です。

[図表8] https://www.atpress.ne.jp/releases/110738/img_110738_9.jpg


 最後に「今後「道の駅」に求めたい施設、サービスとして、どのようなものを望んでいるのか」ということを尋ねてみました。
 その結果、「「RVパーク」エリアを増やしてほしい」という希望が53.7%を占めました。それに続いた回答は「温泉施設」(18.7%)でした。

[図表9] https://www.atpress.ne.jp/releases/110738/img_110738_10.jpg


■調査結果からのまとめ
 キャンピングカーユーザーが「道の駅」を活用するのは、「仮眠休憩」のためというイメージが一般的でしたが、今回の調査によって、約8割弱のユーザーの利用(滞在)時間は1時間以内であることが分かりました。
 また、積極的に産直品などの特産コーナーでの買い物を楽しんだり、食堂・レストランなどを活用するなど、消費行動を通じて地域の活性化にも貢献している様子が浮かび上がってきました。
 その場で消費する金額は「1円~2,000円」(52.3%)、「2,001円~4,000円」(40.9%)というユーザーは9割以上で、地元の経済活動にも一役買っているようです。
 一時、道の駅で不当に長期滞在する車中泊車が社会問題化したこともありましたが、キャンピングカーユーザーの場合は、みなマナーをよく守り、健全に道の駅を利用している様子が伝わってきました。


■調査概要
調査地域:全国
調査対象:日本RV協会ホームページ閲覧者
調査手法:Webアンケート
調査時期:2016年7月19日~2016年8月17日

 この調査は、2016年7月19日から8月17日にかけて当協会のホームページに寄せられた約140人のアンケートデータを基に、夏休みの旅行体験に触れながら、これまでの「道の駅」利用状況について尋ねたものです。


■近日オープンしたRVパークのご紹介
<RVパーク マリンドリーム能生(新潟県)>
オープン: 2016年8月6日(土)
利用料金: 1泊 2,000円/1台(トレーラー含む)
所在地 : 新潟県糸魚川市能生小泊3596-2
電話  : 025-566-3456
URL   : http://www.kurumatabi.com/park/rvpark/667.html

<RVパーク 天然温泉 湯の花あじさい(愛知県)>
オープン: 2016年8月6日(土)
利用料金: 1泊 1,000円/1台(トレーラー含む)
所在地 : 愛知県蒲郡市鹿島町浅井新田1番36
電話  : 0533-66-4126
URL   : http://www.kurumatabi.com/park/rvpark/668.html

<RVパーク 立山ライチョウ谷(富山県)>
オープン: 2016年8月13日(土)
利用料金: 1泊 1,500円/1台(トレーラー含む)
所在地 : 富山県富山市本宮3-14
電話  : 090-3767-6584
URL   : http://www.kurumatabi.com/park/rvpark/669.html

<RVパーク ホテル・フロラシオン那須(栃木県)>
オープン: 2016年8月27日(土)
利用料金: 1泊 2,000円/1台(トレーラー含む)
所在地 : 栃木県那須郡那須町高久丙1796
電話  : 0287-76-6333
URL   : http://www.kurumatabi.com/park/rvpark/671.html

<RVパーク 真道山森林公園キャンプ場(広島県)>
 穏やかな気候に恵まれた瀬戸内海のRVパークです。陸路はもちろん、広島市からの海路でもアクセス可能な能美島内に所在し、牡蠣等の新鮮な海産物に加え、ふりそそぐ太陽をたっぷり受けた柑橘類を味わうことができます。
 島内では、海岸沿いを走るサイクリングコース「かきしま海道」や、カヌー体験、登山などのアクティビティが充実しています。

オープン: 2016年9月3日(土)
利用料金: 1泊 2,040円/1台(トレーラー含む)
所在地 : 広島県江田島市能美町中町3420-1
電話  : 0823-45-5271
URL   : http://www.kurumatabi.com/park/rvpark/672.html


■「大阪キャンピングカーフェア2016」開催迫る
 2016年9月17日(土)から18日(日)にかけて、関西地区の秋のキャンピングカーショーとしては最大級の「関西キャンピングカーフェア2016」が開催されます。今人気を誇る話題のキャンピングカーが130台以上集うビッグショーであり、2016年度の秋の商品動向を見定める格好の催し物となっています。

<「大阪キャンピングカーフェア 2016」の日程および詳細>
開催日時  : 2016年9月17日(土)・18日(日)10:00~17:00
会場    : インテックス大阪5号館
入場料   : 大人(高校生以上) 前売 800円/当日 1,000円
        小人(小・中学生) 前売 500円/当日  600円
        未就学児童    無料
        ※ペット同伴の方は1頭500円
        ※障がい者手帳のご提示でご本人様と付き添いの1名様無料
        ※くるま旅クラブのイベント入場チケット引換券提出で
         2名様まで無料(会期中1回限り)
主催    : 大阪キャンピングカーフェア2016実行委員会
後援    : 関西テレビ
協力    : Kansai Walker/オートキャンパー/キャンプカーマガジン/
        くるま旅クラブ
お問い合わせ: 大阪キャンピングカーフェア2016事務局(TEL 06-6208-2001)
URL     : http://jrva-event.com/osaka/


■団体概要
団体名 : 一般社団法人日本RV協会(JRVA)
代表者 : 会長 増田 浩一
所在地 : 〒194-0022
      東京都町田市森野1-10-10 ペアシティエンドウビル2-A
設立  : 1994年3月
事業内容: キャピングカー普及活動、ショー・イベントの開催、
      活動環境の整備・充実等
URL   : http://www.jrva.com/

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