福島県中山間地に生息する節足動物体内の放射性セシウム量の推移を解明 -- 農業復興にむけて、除染効果を判定するあらたな指標となる可能性 -- 東京農業大学
配信日時: 2016-07-29 08:05:05
東京農業大学総合研究所では、おもに被災地の農業復興を目的として東日本支援プロジェクトを推進しており、その一環として福島県内の中山間地に生息する節足動物における放射能汚染状況について調査をおこなってきた。その調査結果から、節足動物に蓄積する放射性セシウム量が中山間地生態系における放射能汚染レベルを反映していることが示唆された。今後、除染効果を判定するあらたな指標として節足動物の活用が期待される。
◆発表論文の詳細
【掲載誌】
Journal of Environmental Radioactivity(ジャーナル・オブ・エイバイロンメンタル・ラジオアクティビティー=エルゼビア(オランダ)発行、国際放射線生態学連合提携誌)電子版
【発表日】 2016年7月20日
【論文タイトル】
Radioactive contamination of arthropods from different trophic levels in hilly and mountainous areas after the Fukushima Daiichi nuclear power plant accident(福島第一原子力発電所事故後の中山間地域に生息する栄養段階のことなる節足動物における放射能汚染)
【著 者】 Sota Tanaka, Kaho Hatakeyama, Sentaro Takahashi, Taro Adati
【URL】 http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0265931X16302478
【DOI(デジタルオブジェクト識別子)】 10.1016/j.jenvrad.2016.07.017
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東京農業大学国際食料情報学部国際農業開発学科
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