スマホユーザーの8割が、撮影した写真は「スマホに保存しっぱなし」

プレスリリース発表元企業:トレンド総研

配信日時: 2012-03-09 13:00:00

生活者の意識・実態に関するトレンドを調査するトレンド総研(東京都渋谷区)は、20~39歳のスマートフォンユーザー男女500名を対象に、「スマートフォンの写真機能」に関する調査をおこなった。本調査により、スマートフォンユーザーの写真機能活用の実態が明らかになった。

・調査期間:2012年2月22日~2月23日
・調査対象:20~39歳のスマートフォンユーザー 男女500名(有職者)
・調査方法:インターネット調査


■スマホユーザーの80%が「撮影した写真はスマホに保存しっぱなし」と回答

まず最初に、「スマートフォンを使うようになって、写真を撮る頻度は増えましたか?」と聞いたところ、56%が「増えた」と回答。ユーザーの半数以上が、スマートフォンへの移行後、写真を撮る頻度が増えているようだ。ちなみに、「スマートフォンの写真機能のメリット」としては、「手軽に撮影ができる」(74%)、「カメラ本体を持ち歩く必要がない」(53%)、「操作が簡単である」(43%)、「撮影した写真をすぐに確認できる」(34%)、「メールで簡単に共有ができる」(33%)などが上位に。また、「加工・編集などのアプリが使える」(27%)、「加工写真を撮影するアプリが使える」(17%)という回答もあがり、スマートフォンならではの機能を楽しんでいる人が多い様子が伺える。

続いて、「スマートフォンで写真を撮影した後、写真をどのように保存・利用していますか?」と複数回答で聞いたところ、最も多かった回答は、「スマートフォンに保存したままにしておく」で80%。その他の回答として、「PCにバックアップとして保存をする」(37%)、「ソーシャルメディア(SNS等)で投稿・共有をする」(28%)、「メールで友人や家族に共有をする」(22%)、「撮影した写真の画像を加工・編集する」(13%)などがあがったものの、8割は、写真を撮影しても「スマホに保存しっぱなし」という状態のようだ。


■「PCへの保存が面倒」、「データの容量が気になる」・・・スマホ写真で困ることを調査

さらに、「スマートフォンの写真機能を利用する上で気になること・困ること」を聞くと、「撮影した画像をバックアップや印刷の為にPCへ保存することが面倒に感じる」(59%)、「写真をたくさん保存したことで、データの容量が気になる」(56%)、「せっかく撮影・保存した写真を紛失・誤消去しないか不安になる」(49%)、「ソーシャルメディア(SNS等)への投稿を面倒に感じる」(39%)、「撮影した画像をどのようにPCへ保存したらいいかわからない」(35%)、「ソーシャルメディア(SNS等)への投稿方法がわからない」(27%)という結果に。スマホ写真の撮影・保存において、面倒に感じていることがある人や、不安・疑問を感じている人は少なくないようだ。

また、「スマートフォンの写真機能の活用方法として、よく利用しているもの」を聞いてみると、「PCなどスマートフォン以外の保存先に、撮影した写真のバックアップをする」が16%、「アルバム機能やアプリを利用して、撮影した写真の整理・管理をする」が12%、「アプリなどを利用して、撮影した写真の画像加工・編集をする」が8%、「アプリなどを利用して、加工写真の撮影をする」が6%という結果に。いずれも20%を下回っており、スマートフォンユーザーの多くは、写真機能のメリットを感じてはいるものの、まだまだ活用しきれてはいないといえる。


■話題の『クラウド』・・・スマホとの連動活用ができているユーザーはわずか16%

このような中で、スマホの活用法として注目を集めているのが『クラウド』との連携だ。『クラウド』とは、「クラウドコンピューティング」の略で、データをPCや携帯電話(スマートフォン)などのデバイスではなく、インターネット上に保存する使い方、サービスのことである。スマートフォンと『クラウド』を連動させることで、外出先など、様々な環境からデータにアクセスし、スマホで撮影した写真などのデータの閲覧・編集・アップロードなどが可能になる。

今回、スマートフォンユーザーに対して「あなたは『クラウド』について知っていますか?」と聞いたところ、「よく知っている」と答えた人は14%、「ある程度知っている」と答えた人は35%にとどまった。また、「スマートフォンにより写真保存・共有をする際に『クラウド』を活用していますか?」という質問に対して「活用している」と答えたのはわずか16%に留まった。

そこで、『クラウド』のことを「知らない」、あるいは「活用できていない」と答えた方に、「今後、スマートフォンと『クラウド』機能を連動させた活用方法を試してみたいですか?」と聞いたところ、70%が「試してみたい」と回答した。


■今後実践したい「スマホ」×『クラウド』活用法・・・「自動バックアップ」、「簡単SNS共有」

最後に、『クラウド』や『アプリ』によるスマートフォンの写真機能活用法について、今後の利用意向を聞いた。
『クラウド』を利用した写真機能活用方法としては、「写真の自動バックアップ」が62%、「写真の紛失、誤消去を防ぐ保険としてデータを自動保存」が58%、「SNSやブログでの写真の簡単共有」が44%となった。
なお、『アプリ』を利用した写真機能の活用方法としては、「写真の整理・管理」が67%、「画像加工・編集」が58%、「加工写真の撮影」が50%という結果に。
周辺サービスの充実が著しいスマートフォン。今後、ユーザーにとって写真機能の活用は、『アプリ』や『クラウド』をはじめとしたサービス・機能がキーになりそうだ。

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