セルビアで銅等の共同探鉱契約を締結

プレスリリース発表元企業:JOGMEC

配信日時: 2016-04-15 16:42:51

 JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:黒木啓介)は、平成28年3月4日付で、カナダの探鉱会社であるムンドロ・キャピタル社とセルビア共和国東部のボール(Bor)市近傍に位置するティモク地域において、共同探鉱を実施する契約を締結しました。
ティモク地域は、ボール鉱床(銅-金)、マイデンペック(Majdanpeck)鉱床(銅-金)のほか、近年高品位銅-金鉱化帯が捕捉されたチュカルペキ(Cukaru Peki)プロジェクトと隣接する鉱区群からなり、これらの鉱床と同様の高品位銅鉱床の賦存が期待されます。





■プロジェクトの概要
1)探鉱地域
 ティモク地域はセルビア東部のボール市東方から北方にかけて位置し、3つの鉱区(面積:約108 km2)からなる。本地域およびその周辺には、テチス海の収束により白亜紀に活動したティモク複合貫入岩体に関連する斑岩型銅・金鉱床および高硫化系浅熱水性銅・金鉱床が複数所在している。
 ティモク複合貫入岩体中には、現在稼行中のボール鉱床は資源量 + 埋蔵量8億トン(銅0.84 %, 金0.39 g/t)、同じくマイデンペック鉱床は資源量+埋蔵量10億トン(銅0.5 %, 金0.35 g/t)が算定されている。また、近年探鉱が開始されたチュカルペキプロジェクトでは、資源量6,530万トン(銅2.6 %, 金1.5 g/t)の高品位鉱化帯が捕捉されている。
 ティモク地域は、これら既存鉱床に隣接していること、また、既往探査により銅、金、モリブデンの鉱徴も確認されていることから、同タイプの鉱床賦存が期待される。

2)契約概要
 JOGMECは、2年間で300万米ドルを拠出することで、当該鉱区の51 %の権益オプションを得る。また、3年目以降も探鉱継続する場合、8年以内にフィージビリティ・スタディ(上限設定:3,200万米ドル)を完成させることで24 %の追加権益オプションを取得することが可能となり、この場合、権益オプション比率の合計は75%となる。

3)探鉱内容
 これまでにムンドロ・キャピタル社によって行われた初期調査により、ティモク地域において複数の銅-金鉱徴が確認されている。本共同探鉱では、既往探鉱結果を参考に、地質調査、物理探査およびボーリング調査等を実施して、新たな鉱床の発見を目指す。

(参考)
■ ムンドロ・キャピタル社(Mundoro Capital Inc.)概要
 カナダ・バンクーバーにオフィスを置くジュニア探鉱会社で、トロント証券取引所に上場。同社は鉱物資源に係る探鉱等を行っており、現在、セルビア共和国、ブルガリア共和国およびメキシコに鉱区を保有するほか、中国における探鉱実績がある。
[画像: http://prtimes.jp/i/12624/141/resize/d12624-141-322147-1.jpg ]



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http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_06_000125.html?mid=pr_160415

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