三菱エンジニアリングプラスチックス、世界初技術による高意匠性ポリカーボネート樹脂を開発

プレスリリース発表元企業:三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社

配信日時: 2016-04-15 10:00:00

三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:浦部 宏)は、特殊な染顔料と独自の配合技術を駆使し、ポリカーボネート樹脂の特性を生かしたまま高意匠性を有した、世界初の原着化技術による高意匠性ポリカーボネート樹脂を開発いたしました。

<高意匠性ポリカーボネート樹脂の資料>
https://www.atpress.ne.jp/releases/96180/att_96180_1.pdf
<高意匠性ポリカーボネート樹脂の1枚資料>
https://www.atpress.ne.jp/releases/96180/att_96180_2.pdf


■背景
一般的なポリカーボネート樹脂は優れた透明性と高い衝撃性をいかし、さまざまな着色用途に用いられていましたが、特殊な金属調や偏光調色を施すと加工温度の高さもあり、成形性や衝撃性の低下が発生しやすく、塗装を施すかピアノブラック原着が一般的でした。
この課題に対し、特殊な染顔料をポリカーボネート樹脂と独自の配合技術でコンパウンドすることにより、ポリカーボネート樹脂の優れた「光学特性」「衝撃性」「成形加工性」を維持したまま、より高い意匠性を発現させ、今回さまざまなポリカーボネート樹脂への調色が可能になりました。

今回開発品としてラインナップいたしましたのは、以下6つの意匠です。

・金属調(金、銀、銅)
・偏光パール
・偏光メタリック
・蓄光
・透明蛍光青
・光輝材の併用(蓄光、透明蛍光青、メタリックの併用品)

いずれも優れた意匠性を有し、アミューズメント、自動車、電機電子分野の筐体部品や、シート、フィルム分野の外観を格段に高めることが可能。そのため現在塗装を必要としているアミューズメント、自動車内装、ABS樹脂塗装部品の代替に最適です。


■当該原着意匠の主な特性と特徴
1.金属調(金、銀、銅)
ウエルド模様等の発生があり、金型設計などに注意が必要ですが、塗装並みのいろいろな外観を表現でき、偏光やラメを加えることにより、より一層の高級感や派手な演出ができるようになりました。

2.偏光パール
ウエルド模様等の発生があり、金型設計などに注意が必要ですが、角度によって色調が大幅に変化するので、多面体や曲面形状での使用が効果的。また偏光性と光輝性の高さにより、指紋付着や擦り傷が目立ちにくくなります。

3.偏光メタリック
ピアノブラックやヒート&クール成形との併用により、ウエルド模様の発生が目立ちにくくなり、ピアノブラック以上の高級感や形状演出ができるようになりました。

4.蓄光
紫外線や可視光線を吸収して持続的に発光します。従来よく使われていた緑色の蓄光に加え、青緑や青色の蓄光をラインナップ、また更なる調色を加えることにより、より幅広い演出ができるようになっています。
防災部品に使いやすくなった他、一般意匠部品への展開も期待できます。

5.透明蛍光青
紫外線によってエッジ部分が青色に発光します。
シボや形状を工夫することにより、文字の浮き出しや光の演出が期待できます。

6.光輝材の併用
蓄光・透明蛍光青・メタリックの併用により多彩な光演出を得ることが可能。

7.その他
ヒート&クール成形による微細なシボ模様や触感性との相性がよく、また2色成形による一層の意匠性向上も期待できるので、塗装ではできなかった表面演出が可能になります。


今後、更にお客様のご要望にお答えし、より一層美麗な高意匠の開発を進めてまいります。


■会社概要
商号  : 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社
代表者 : 代表取締役社長 浦部 宏
所在地 : 〒105-0021 東京都港区東新橋1-9-2 汐留住友ビル
設立  : 1994年3月
資本金 : 30億円
URL   : http://www.m-ep.co.jp/

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