愛知大学東亜同文書院大学記念センターが2月21日にシンポジウム「海外からの大学引き揚げを巡る問題とその位相」を開催

プレスリリース発表元企業:愛知大学

配信日時: 2016-02-09 08:05:05

愛知大学東亜同文書院大学記念センターは2月21日(日)にシンポジウム「海外からの大学引き揚げを巡る問題とその位相―東亜同文書院大学から愛知大学への人事的接合性と自国文化への接合―」を開催する。聴講無料。事前申し込み不要。


 愛知大学は、1946(昭和21)年、戦前上海にあった東亜同文書院大学関係者を中心に、海外の大学引揚げ者らとともに、中部地区唯一の法文系大学として、豊橋市の旧陸軍第15師団跡地に創立された。吉田茂内閣総理大臣に旧制大学として許可され、日本で第49番目の開学であった。

 東亜同文書院大学から愛知大学への接合性という問題は、海外からの大学引き揚げという世界に類を見ない事例であり、さらなる研究が求められている。とりわけ、引き揚げによって国家の内部と外部の文化がどのように接合していったかという問題につながる、探究の意義ある課題である。

 今回のシンポジウムでは、次の二つの視点からの報告を軸に、海外からの大学引き揚げと人事的接合性、さらに自国文化への接合という問題を考える。
 一つ目は、初期愛知大学の実態を、大学関係者あるいは入学者の視点から考察。また、二つの大学の接合性の問題を教員人事の問題としてとらえ、教員の人事的側面・思想的側面から両者の性格を明らかにする。
 二つ目は、東亜同文書院大学から愛知大学への引き揚げの事実自体をいったん相対化させるために、中華人民共和国の成立という社会と国家の変動期における大学の接合と変容の問題を考えていきたい。

◆愛知大学東亜同文書院大学記念センター主催シンポジウム「海外からの大学引き揚げを巡る問題とその位相―東亜同文書院大学から愛知大学への人事的接合性と自国文化への接合―」
【開催日】 2月21日(日)
【場 所】 愛知大学豊橋校舎本館第3・4会議室(愛知県豊橋市町畑町1-1)
【交通アクセス】
 豊橋駅より豊橋鉄道渥美線で5分 愛知大学前下車
 http://www.aichi-u.ac.jp/profile/campus-toyohashi.html
【内 容】
●13:00~13:30
 あいさつ
 ・川井伸一(愛知大学学長・理事長)
 ・神野信郎(サーラグループ名誉顧問・中部ガス株式会社相談役・ホテルアークリッシュ豊橋相談役・愛知大学名誉役員)
 趣旨説明 加島大輔(愛知大学文学部准教授)
●13:30~14:00
 「本間喜一―東亜同文書院大学・同呉羽分校、そして愛知大学―」
  藤田佳久(愛知大学名誉教授・東亜同文書院大学記念センターフェロー)
●14:00~14:30
 「小岩井淨とその時代―1945年前後を中心に―」
  三好章(愛知大学現代中国学部教授・東亜同文書院大学記念センター長)
●14:30~15:00
 「東亜同文書院大学教員と愛知大学教員の人事的側面における接合性」
  加島大輔(文学部准教授)
(15:00~15:15 休憩)
●15:15~15:45
 「東亜同文書院大学教員と愛知大学教員の思想的側面における接合性」
  広中一成(愛知大学東亜同文書院大学記念センター研究員)
●15:45~16:15
 「新中国建国初期の大学再編」
  武小燕(名古屋経営短期大学講師)
●16:15~16:45
 「旧制愛知大学への転入予科生は404人」
  小川悟(表現技術研究所代表、愛知大学昭和33年卒業生)
(16:45~17:00 休憩)
●17:00~17:45 総合討論

●愛知大学東亜同文書院大学記念センターHP
 http://www.aichi-u.ac.jp/orc/index.html

▼本件に関する問い合わせ先
 愛知大学東亜同文書院大学記念センター
 TEL: 0532-47-4139
 FAX: 0532-47-4196
 E-mail: toa@ml.aichi-u.ac.jp

【リリース発信元】 大学プレスセンター http://www.u-presscenter.jp/

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