外国籍の受験者をサポート 実用英語技能検定の問題冊子(表紙・指示文)を5つの言語に翻訳

プレスリリース発表元企業:公益財団法人日本英語検定協会

配信日時: 2016-01-20 11:39:51

~今週末の2015年度 第3回検定より利用可能に~

公益財団法人 日本英語検定協会(理事長:松川孝一、所在地:東京都新宿区、以下、「英検協会」)は、このたび、日本語を第一言語としない外国籍の受験者のために、実用英語技能検定の2級から5級 *1 の問題冊子の表裏表紙(試験の注意事項等記載)、ならびに各問題の指示文を、中国語、英語、韓国・朝鮮語、ポルトガル語、スペイン語の計5言語 *2 で翻訳し、今週末の2015年度 第3回 実用英語技能検定に向けて、ウェブサイトから当該対象受験者にご覧いただけるようにいたします。


想定主要言語の上位5言語
1. 中国語
2. 英語
3. 韓国・朝鮮語
4. ポルトガル語
5. スペイン語

*1 1級、準1級に関しましては、問題冊子、ならびに各問題指示文ともに英語で表記されているため、現時点では、他言語での翻訳は見送らせていただきました。
*2 法務省統計資料、「国籍・地域別 年齢・男女別 総在留外国人」 (2015年6月末集計) のデータを参照し、想定主要言語の上位5言語で翻訳いたしました。


なお、問題冊子の表紙、および各問題の指示文の翻訳資料の見本は、下記URLにてご参照ください。
http://www.eiken.or.jp/eiken/info/2016/pdf/20160120_pressrelease_languages.pdf



【実施理由】
昨今、日本国内の外国籍の児童・生徒は増加傾向にあり、こうした皆様が実用英語技能検定をご受験いただく機会が多くなっております。このような現状を鑑み、英検協会としましては、すべての受験者の実用英語技能を公平かつ公正に判定する必要性を認識し、このたび、来年度第1回検定を待たずして当取り組みを実施させていただきます。

【ご利用方法】
・ 準会場で受験される皆様
各団体責任者の方のご判断に基づき、各級(2級~5級)の問題冊子の言語訳の表紙(表裏)、および各指示文を、ウェブサイト上から責任者の方が印刷し、それを試験当日に受験者へお渡しする場合がございます。

・ 本会場で受験される皆様
ウェブサイトで対象言語訳の内容をあらかじめご確認いただいたうえで、試験に臨んでいただきます。なお、試験当日に試験監督者より対象言語訳の印刷物をお渡しすることはいたしません。また、受験者ご本人が事前にウェブサイトから印刷したものを、試験当日に会場へ持ち込むことは控えていただきますようお願い申し上げます。


準会場の場合、団体責任者は対象受験者の日本語の理解度等の状況把握ができるため、その責任者の管理・監督のもとに公正なる試験実施が可能です。一方、受験者が個人申込をされた本会場(公開会場)では、当該対象の受験者は不特定多数いらっしゃるため、私ども英検協会では各受験者の状況把握が難しく、各試験会場、各教室の当該受験者の人数、ならびにその対象言語訳の必要部数を把握することが叶いません。また、受験者ご本人に当該印刷物の持ち込みを許可する場合、不正行為(カンニング等)の可能性を排除できず、不正行為の取り締まりを全国の各会場、各教室で格差なく実施する方策につきましては、残念ながらまだ英検協会では確立しきれておりません。

以上の理由から、現時点では、準会場の場合は各団体責任者の方のご判断に基づき、対象言語訳の印刷物を受験者の皆様にお渡しできる運用といたしますので、状況をご理解いただき、ご了承を賜りますよう謹んでお願い申し上げます。英検協会としましては、引き続き、対象受験者の皆様にとりまして、より利便性の高い運用方法を検討してまいります。


なお詳細につきましては、下記ウェブサイト上の内容をご確認いただきますようお願い申し上げます。

・準会場の団体責任者
 URL: http://www.eiken.or.jp/eiken/group/

・個人申込で本会場で受験される当該対象の受験者の皆様    
 URL: http://www.eiken.or.jp/eiken/exam/


今後とも、これまで培った知見を生かしながら、我が国の英語教育発展のため、ひいてはグローバル人材の育成のために公益財団法人として貢献してまいります。 


■公益財団法人 日本英語検定協会について
公益財団法人 日本英語検定協会は、「実用英語の普及と向上」を目的に1963 年に設立されました。以来、実用英語技能検定の実施・運営のほか、児童向けの「英検Jr.(旧・児童英検)」やビジネスパーソン向け英語能力テスト「BULATS(ブラッツ)」、留学・海外移住のための英語運用能力試験である「IELTS(アイエルツ)」、さらには英語教育に関する優秀な研究企画に助成金を交付する「英検研究助成」制度など、実用英語の普及・向上に向けた様々な取り組みを展開しております。2012 年4 月、内閣府からの認定書交付を受けて正式な団体名称を「公益財団法人日本英語検定協会」に改めています。

英検協会ウェブサイト:http://www.eiken.or.jp/


<本件の問い合わせ先>
公益財団法人 日本英語検定協会 広報課 板津 敏
TEL:03-3266-6840 FAX:03-3266-6570   E-mail: kouhou21@eiken.or.jp

プレスリリース情報提供元:Digital PR Platform