ラティス、量産設備の開発支援ソリューションを一新

プレスリリース発表元企業:ラティス・テクノロジー株式会社

配信日時: 2016-01-14 15:00:00


2016年1月14日 東京 (日本) – ラティス・テクノロジー株式会社 (代表取締役社長 鳥谷 浩志、以下ラティス)は、製造用の設備や装置開発のコンカレント化を強力に支援する新たなXVL/Vmechソリューションを1月14日より提供開始します。

顧客ニーズが多様化する中、世界の消費地に向けて高品質製品をタイムリーに供給するために、これを製造するための量産設備や装置は、複雑化・大型化の一途をたどっています。一方、市場がグローバル化する現在、国内のマザー工場や装置開発メーカーから提供される設備を海外工場に持ち込み、量産する製造業が増えてきました。

海外工場に設備を持ち込んで、正常に稼働させるまでには、メカ・エレキ・制御ソフトの調整が必要となりますが、不具合の発生や仕様の不整合などでトラブルが発生し、量産時期が遅れたり、市場の求める数だけ安定的に生産ができなかったりといった問題が頻発しています。そこで、ラティスは、複雑な設備のメカ設計とそれを駆動する制御ソフトの事前検証を行うことで、未然にトラブルを防止し、仕様の不整合をデジタルモデルで検証する新たなソリューションを提供します。

■本ソリューションの中核となるのは、”設備のメカ設計”と”制御ソフト開発”を支援する二つの製品です。

メカ設計支援には、複雑化する製造設備の3DCADモデルを軽量なXVLで表現し、装置がどう稼働するかを動的干渉チェックで検証する新製品「XVL Kinematics Suite」(http://www.lattice.co.jp/ja/product/vmech.html?tab=1)を提供します。

制御ソフト開発支援には、これまで実機で検証していた制御ソフトを軽量XVLモデル上で仮想検証可能にする「XVL Vmech Simulator」(http://www.lattice.co.jp/ja/product/vmech.html?tab=2)を提供します。

さらにこれに加えて、多忙な現場を支援する「運用支援サービス」を開始します。新手法を導入するために人的リソースが投入できない企業へは機構モデルの作成、制御ソフト検証環境の構築などのサービスを提供します。

新製品とサービスの提供で、設備のメカ検証と制御ソフト検証を並列に進めることが可能になり、品質の高い設備の早期開発を実現することで、量産工場の垂直立ち上げに貢献します。


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM5MzQ3IzE1NTI3NSM5MzQ3X2pWS0ZQamtkcFEucG5n.png ]


■新製品情報

「XVL Kinematics Suite」…XVLデータでデザインレビュー、工程設計・検証、3Dデータ編集・閲覧を行うDMUツール「XVL Studio Standard」と、機構の定義・動作確認やタイミングチャートによるシナリオ動作・動的干渉チェックを行う「機構オプション」をパッケージ化。3次元CADではできない大規模設備モデルの機構検証を可能とし、実機完成前にメカ設計の妥当性や制御仕様の妥当性を検証することが可能です。

・販売価格: 2,200,000円* (ノードロックライセンス) 、年間保守:  440,000円*  *別途消費税
・発売日: 2016年1月14日

「XVL Vmech Simulator」…「XVL Kinematics Suite」で作成された機構モデルに、モータやセンサなど制御デバイスの仮想モデルを関係付け、制御コントローラの接続設定を行うことで実装ソフトウェアの仮想デバッグを可能とします。通信インタフェースは、使用するコントローラに合わせてオプション製品として提供しています。また、制御デバイスとコントローラの入出力をモニタしたり強制変更(いじわるテスト)が可能なユーティリティをバンドルしました。

・販売価格: 4,000,000円* (ノードロックライセンス) 、年間保守: 800,000円*   *別途消費税
・発売日: 2016年1月14日

※Vmech、XVLはラティス・テクノロジー株式会社の登録商標です。
※その他記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。


【本件に関するお問い合わせ先】
 企業名:ラティス・テクノロジー株式会社
 ホームページ:http://www.lattice.co.jp
 担当者名:福原  
 TEL:03-3830-0333  Email:casual3d@lattice.co.jp


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