ラオス人民民主共和国にて鉱害防止分野の協力を実施
配信日時: 2016-01-12 16:09:36
~ワークショップと現地OJTを開催~
JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:河野博文)は12月14日にラオス人民民主共和国の首都ビエンチャンにて「鉱山地域の環境管理に関するワークショップ(The Workshop on Environmental Management in Mining Sector)」を同国エネルギー鉱山省鉱山局とともに開催しました。またあわせて、河川水の汚染が発生する地域において、同鉱山局職員らを対象に現地OJTを実施しました。
JOGMECは、将来の金属鉱物資源の供給国として期待されるラオス人民民主共和国(以下、ラオス)において、同国における持続可能な金属鉱物資源の開発を支援するために、2011年度から毎年、鉱害防止に関するワークショップを同国エネルギー鉱山省鉱山局とともに開催しています。また、2013年度には同局との間で、鉱害防止の技術協力に関するMOU(Memorandum of Understanding)を締結し、同年度から同国カムアン県錫鉱山地域にて水系調査と現地OJTを実施しています。
本年度は、8月に同錫鉱山地域にて河川汚染の実態把握を目的とした調査を実施し、その結果を踏まえ、12月14日には首都ビエンチャンにてワークショップを開催、12月16日・17日には錫鉱山地域における現地OJTを実施しました。
12月14日の「鉱山地域の環境管理に関するワークショップ」では、ラオス鉱山局職員を中心に約25名が参加しました。ラオス側からは、調査地域における鉱業活動と利水状況について報告し、日本側からは、日本における鉱害対策事例の紹介、錫鉱山地域の調査結果報告と汚染低減策の提案を行いました。最後に日本・ラオス双方から対象地域の鉱害防止についての意見交換が行われました。
12月16日から17日にかけて実施されたカムアン県錫鉱山地域での現地OJTでは、鉱山局と地方政府職員の若手職員を中心に12名が参加しました。河川水の調査方法とその解析方法を実習形式により習得しながら、先のワークショップで報告された調査結果について、現場で確認を行いました。さらに河川汚染の低減策について議論し、鉱害の発生とその対策についてより理解を深めました。
JOGMECは、今後も鉱害防止に関する日本の知見や経験を資源保有国と共有することにより、相手国との関係強化を図り、日本企業による鉱業権益の確保を側面支援いたします。
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http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_06_000089.html?mid=pr_160112
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