大学生が先生役を務める授業を高校生160名が体験
配信日時: 2015-12-09 16:43:12
本学とふじみ野高校との6年目を迎える高大連携講座
「スポーツ障害」「携帯電話とゴリラ」「空き家の活用」など多様な授業を展開
文京学院大学では、2015年12月17日(木)、ふじみ野キャンパスにおいて、埼玉県立ふじみ野高等学校の1年生160名に対し、本学学生が中心となり授業を行う「高校生のまなびとあそびのキャンパス」を実施します。本活動は、高等学校と大学が連携する教育活動゛高大連携゛の一環として行われ、今回6年目を迎えます。
【「高校生のまなびとあそびのキャンパス」の目的】
本学は地域に根ざした大学を目指し、
大学が有する“知”を地域に還元するさまざまな取り組みを行っています。その中の一つが、高等学校と大学との連携(高大連携)における取り組み「高校生のまなびとあそびのキャンパス」です。この取り組みは、近隣の高等学校と学びの場の連携・協力を進め、高校生に対して大学教育の一端を紹介し、大学や授業の雰囲気を肌で感じてもらうことを目的としています。本学の学生も指導者として中心的な役割を担い、実際の活動を通じた学習を高校生と大学生が協同して行う教育効果を期待しています。
【「高校生のまなびとあそびのキャンパス」の概要】
「高校生のまなびとあそびのキャンパス」は、本学の環境教育研究センターが推進しています。同センターは、本学の建学の精神である「自立と共生」という理念の下、環境教育活動とその研究に加え、環境教育に関する専門的人材の養成を目的として、2006年11月にふじみ野キャンパスに開設されました。センターが考える「環境」は、自然や地球など一般的にイメージされる「自然環境」だけに留まらず、教育、福祉などの「社会環境」も同領域と捉え、関連領域を統合的に学んでもらうことを目指しています。ふじみ野キャンパスが有する「人間学部」と「保健医療技術学部」の二つの学びの領域が連動し、6年前にスタートしたのが「高校生のまなびとあそびのキャンパス」です。毎年参加者から高い評価を得ています。
~昨年参加の高校生からのアンケート回答~
・大学でどのようなことを学ぶのかが分かって良かった。
・大学生が楽しく分かりやすく授業をやってくれ、理解や興味が深まった。
・大学生は先生の役までこなしてすごいと思った。自分も大学生になって高校生に教えることをしてみたい。
~昨年参加の高校教員からのアンケート回答~
・学生の教えることに対するひたむきな態度をみて、教師となった当初を振り返り、心を引き締めていきたいと感じた。
・高校生にとって、大学生が先生となる授業を受ける体験は、大変新鮮なものであり、高校での授業以上に目が輝いていた。
【今年の「高校生のまなびとあそびのキャンパス」の概要】
当日は、「全体講話」と「特別授業」の2部構成で進行します。「全体講話」は、参加者全員が共通するテーマを学び、その後の「特別授業」では、参加者各自の興味に基づき6つの授業から1つを選択します。今年の「全体講話」は、保健医療技術学部の上田泰久助教による「理学療法士としての活躍-国内・国外で活躍する卒業生の紹介-」と、古田常人准教授による「地域支援における作業療法士の役割」です。
主催: 文京学院大学環境教育研究センター
日時: 2015年12月17日(木) 9:30~11:45
会場: 文京学院大学ふじみ野キャンパス(〒356-8533 埼玉県ふじみ野市亀久保1196)
対象: 埼玉県立ふじみ野高等学校 1年生 160名
内容:
<開校式> 9:30-9:45 会場:W302
<全体講話> 9:45-10:30 会場:W302
講義名: 「理学療法士としての活躍-国内・国外で活躍する卒業生の紹介-」
担当者: 保健医療技術学部 理学療法学科 上田 泰久 助教
概 要 : 理学療法士の仕事の紹介として、国内の病院で活躍している卒業生や独立行政法人国際協力機構(JICA)で活躍している卒業生、カンボジアサッカー1部リーグで活躍している卒業生について紹介します。
講義名: 「地域支援における作業療法士の役割」
担当者: 保健医療技術学部 作業療法学科 古田 常人 准教授
概 要 : 国の施策に基づく各市区町村で進めている地域包括ケアシステムを説明し、特に埼玉県、及びふじみ野市で行っているリハビリテーション、作業療法士の関わりについて紹介します。
<特別授業>10:50-11:45
授業名: 「スポーツ障害について」 会場:物理療法実習室(E215)
担当者: 理学療法学科 学生/上田 泰久 助教(保健医療技術学部 理学療法学科)
概 要 : スポーツ障害の中でも“肩”に着目して説明します。
当日は「肩の診かた」について実技をやりながら進行します。
授業名: 「宝探し」 会場:W214
担当者: 人間福祉学科 学生/梶原 隆之 准教授(人間学部 人間福祉学科)
概 要 : 指令書を使って大学に隠された宝物を、グループのみんなで協力して探しましょう。地図は虫食いだらけのため、コミュニケーションをしっかり取らないと宝までたどり着けません。
授業名: 「楽しく学ぶ!心と体の関係性」 会場:W216
担当者: 心理学科 学生/長野 祐一郎 助教(人間学部 心理学科)
概 要 : 緊張すると指先の血管が収縮し、皮膚の温度が下がります。この授業では、罰ゲームつきのすごろくを行い、ハラハラどきどきすることで、指先の温度がどんなふうに変化するのか体験学習します。
授業名: 「携帯電話とゴリラの意外な関係とは?」 会場:W113
担当者: 人間学部 コミュニケーション社会学科 中山ゼミ2年生
概要: 今や、一人1台保有する携帯電話。その携帯電話がアフリカのゴリラの生活にどのような影響を与えているのか一緒に考えてみましょう。身近な事柄を題材に、わかりやすく大学2年生が先生となり、ひも解いていきます。
授業名: 「空き家を活用し地域を元気に!」 会場:W218
担当者: 人間学部 コミュニケーション社会学科 中山ゼミ2年生
概 要 : 空き家が増えています。この空き家が多くの社会問題を引き起こしています。空き家の新しい活用による地域活性化の可能性について考え、グループワークで大学生と一緒に楽しい地域を作り出しましょう。
授業名: 「こころの不思議を体験しよう!~モノを見る・人を見る~」 会場:W219
担当者: 文野ゼミ3年生/文野 洋 准教授(人間学部 心理学科)
概 要 : 私たちの「こころ」は自分たちが気づかないところで、いろいろな影響を受けています。この授業では、さまざまな心のはたらきのうち「モノを見る」「人を見る」ということの特徴について、簡単な実験を通じて体験的に学びます。
<解散>11:45
<埼玉県立ふじみ野高等学校について>
2013年、埼玉県学校設置条例の一部を改正する条例の施行により、埼玉県立大井高等学校と埼玉県立福岡高等学校が統合され、埼玉県立ふじみ野高等学校が開設されました。全日制普通科・体育科・スポーツサイエンス科の全3学科を持っています。
< 文京学院大学について >
文京学院大学は、東京都文京区、埼玉県ふじみ野市にキャンパスを置く総合大学です。 外国語学部、経営学部、人間学部、保健医療技術学部、大学院に約5,000人の学生が在籍。学問に加え、留学や資格取得、インターンシップなど学生の社会人基礎力を高める多彩な教育を実践しています。
【本件に関する報道関係者様のお問い合わせ先】
文京学院大学(学校法人文京学園 法人事務局総合企画室) 三橋、谷川
電話番号:03-5684-4713
プレスリリース情報提供元:Digital PR Platform
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