全国観光圏推進協議会 外国人観光客の地方誘致へ向け12観光圏が連携 「UNDISCOVERED JAPAN」をコンセプトに海外に向けた情報発信を展開

プレスリリース発表元企業:全国観光圏推進協議会

配信日時: 2015-12-02 17:45:16

ゴールデンルートに代わる新たな日本の顔へ 

全国観光圏推進協議会は11月27日に品川の「THE GRAND HALL」にて、「全国観光圏シンポジウム」を開催した。観光庁から「観光圏の整備事業」において認定を受けた全国12の観光圏から自治体、観光・旅行業界関係者ら200名以上が参加した。

シンポジウムに先駆け行なわれた記者発表会では、全国12の観光圏が連携し、海外にむけて情報発信するためのコンセプト「UNDISCOVERED JAPAN(まだ知られていない日本)」を発表した。記者発表会の冒頭で、全国観光圏推進協議会の小林昭治会長(八ヶ岳観光圏会長)は「国際競争力の高い観光地を作ることが地方創生につながる」と挨拶し、次世代のブランド観光地域の必要性を訴えた。
また、全国の観光圏ブランド化プロジェクトチームの植田佳宏代表(にし阿波~剣山・吉野川観光圏)が、ゴールデンルートに代わる新たな日本の魅力として「UNDISCOVERED JAPAN」をコンセプトに、12の観光圏が一体となり世界標準の滞在プログラムの造成や日本初となる観光品質認証制度「SAKURA QUALITY(サクラクオリティ)」の導入、ワンストップ窓口の整備を進めていくことを発表した。また、PR用のロゴマークを紹介し、地方の隠れた魅力を発信するためのシンボルとして、海外向けのPRを強化していく。

 記者発表会にゲストとして参加した東洋文化研究者のアレックス・カー氏は「世界遺産だけが観光地ではない」とアピールし、次世代のブランド観光地域作りに期待感を表明した。

 全国観光圏推進協議会は2014年6月に発足。2008年に制定された「観光圏整備法」による指定を受けた全国12の観光圏(10都道府県)が集まり、広域連携による情報交換、情報発信に取り組んでいる。

<全国観光圏推進協議会のメンバー>
(1)水のカムイ観光圏(北海道釧路市・弟子屈町)
(2)富良野・美瑛観光圏(北海道富良野市、美瑛町、上富良野町、中富良野町、南富良野町、占冠村)
(3)ニセコ観光圏(北海道蘭越町、ニセコ町、倶知安町)
(4)トキめき佐渡・にいがた観光圏(新潟県新潟市、佐渡市)
(5)雪国観光圏(新潟県魚沼市、南魚沼市、湯沢町、十日町市、津南町、群馬県みなかみ町、長野県栄村)
(6)八ヶ岳観光圏(山梨県北杜市、長野県富士見町、原村)
(7)浜名湖観光圏(静岡県浜松市、湖西市)
(8)海の京都観光圏(京都府福知山市、舞鶴市、綾部市、宮津市、京丹後市、伊根町、与謝野町)
(9)香川せとうちアート観光圏(香川県高松市、丸亀市、坂出市、善通寺市、観音寺市、さぬき市、
東かがわ市、三豊市、直島町、宇多津町、綾川町、琴平町、多度津町、まんのう町)
(10)にし阿波~剣山・吉野川観光圏(徳島県美馬市、三好市、つるぎ町、東みよし町)
(11)豊の国千年ロマン観光圏(大分県別府市、中津市、豊後高田市、杵築市、宇佐市、国東市、日出町、姫島村)
(12)「海風の国」佐世保・小値賀観光圏(長崎県佐世保市、小値賀町)

全国観光圏推進協議会とは、観光庁による「観光圏の整備事業」において認定を受けた全国の観光圏が、2014年6月13日に立ち上げた新たな組織です。観光圏独自の価値に基づく観光を切り口とした地域づくり、そして今後のインバウンド獲得に向けた広域連携等について、全国に展開する観光圏が共通の課題改善に向けて情報共有し、検討することを目的としています。
本年4月に新たに北海道、新潟、香川の3地域が加わり、合計12の観光圏によって構成されています。


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