カナダ・オンタリオ州、自動車産業支援に150万カナダドルを助成 ~ オンタリオ・ドライブ&ギア社の生産能力の拡大と技術革新を支援 ~

プレスリリース発表元企業:カナダ・オンタリオ州政府経済開発省 日本広報窓口

配信日時: 2015-09-28 12:00:00


 カナダ・オンタリオ州政府は、自動車部品メーカー、オンタリオ・ドライブ&ギア社の本社ニュー・ハンバーグ工場の新たな設備投資と生産能力拡大の支援として、150万カナダドル(約1億4000万円)の助成を行うと発表しました。 

カナダ・オンタリオ州政府は、自動車部品メーカー、オンタリオ・ドライブ&ギア社(1962年設立、Ontario Drive & Gear Limited, 以下、ODG)の本社ニュー・ハンバーグ工場の新たな設備投資と生産能力拡大の支援として、150万カナダドル(約1億4000万円)の助成を行うと発表しました。

この助成金は、「オンタリオ州南西部開発基金」から提供されます。 同基金は、ウォータールーやナイヤガラを含む州内南西部の経済発展のため企業・地方自治体・NPO などを資金面で支援する助成金制度で、イノベーションの促進、協業・クラスター開発、民間部門からの投資を促す目的で創立されました。

ODG社は、自動車・エネルギー業界向けカスタムギア、変速機の設計・製造を行っています。同社の製品はカナダの大手部品メーカー、マグナ(Magna)、フォード、ボルボ、米国の世界的変速機メーカー、アリソントランスミッション(Allison Transmission)などのグローバル企業へ供給されています。

オンタリオ州経済開発雇用インフラストラクチャー省ブラッド・デュグイッド(Brad Duguid)大臣は、「私たちは、オンタリオ・ドライブ&ギア社がビジネスを拡大し競争力を強化していく中で、同社とパートナーシップを結ぶことを喜ばしく思っております。今回の投資により、南西部の経済活動がより活性化され、ODGがオンタリオ州のキッチナー地域においてより重要な経済の推進力を担うと期待しています。」と述べています。

ODG社のジョエル・ライト社長は、次のように語っています。
「私たちは、今回の拡張計画に関して オンタリオ州政府とパートナーとなれることを大変誇りに思います。弊社は高度な技能を持った労働者を雇用している先端技術のメーカーです。 今後も引き続き、人材の教育や訓練、高度な設備の購入などに力をいれ、オンタリオ州の経済に貢献していきます」。

関連情報
・オンタリオ州は2012年10月以降、「オンタリオ州南西部開発基金」を通じてオンタリオ州南西部の企業等に7500万カナダドルを投資し、総投資額はこれまでに8億カナダドルに上ります。 これらの投資によって、オンタリオ州南西部に3000人以上の新規雇用を創出し、1万8000人の雇用を維持しています。
・ODGは新技術の開発にも積極的で、月面・火星探査機として将来活用が期待されるローバー技術において、地元のKW(キッチナー・ウォータールー)商工会議所から、年間のビジネス賞を受賞しています。
・オンタリオ・ドライブ&ギア社の公式サイト:http://odg.com/about (英語)

※為替レートは1カナダドル=90円で計算しています。

キッチナー地域について
ODGの本社・工場のあるニュー・ハンバーグの町は、オンタリオ州南西部のキッチナー市の西に位置しており、近隣には学術都市ウォータールー(ブラックベリーの本社がある)やケンブリッジ(カナダで最初となるトヨタ自動車の組み立て工場が1988年にオープン)があり、これら大都市圏での人口はオンタリオ州では第4位の50万人に達する。 ウォータールー市には、IT、ハイテク企業が集積し、北のシリコンバレーとも呼ばれる。キッチナー市とウォータールー市は、キッチナー‐ウォータールーまたはKWと一つにして呼ばれ、(例、KW(キッチナー・ウォータールー)商業会議所)ケンブリッジを入れた3都市は「トライ・シティーズ(the Tri-Cities)として知られ、オンタリオ州の中心地トロントからは車で1時間の距離にあります。

■オンタリオ州について
オンタリオ州はカナダ経済の中心地となっており、カナダ全体のGDPの37%、人口の39%、カナダの輸出品の38%がオンタリオ州に集中しています。オンタリオ州のビジネス環境は世界で成功するために設計されており、北米で効率のよい、国際貿易と投資の中心となっています。多文化の労働力、合理的な規則、低リスクの投資環境、競争力のあるビジネスコスト等多くの事柄が保証されています。
世界の主要企業がこれまでにオンタリオ州で事業を設立または、拡大を行ってきました。それらの企業の分野は、自動車、航空宇宙産業、ライフサイエンス、バイオテック、金融、鉱業など多岐にわたります。約200社の日系企業も、オンタリオ州に投資しており、ホンダ、トヨタ、日産、三菱重工業、カプコン、コーエイ、アステラス製薬、武田薬品工業、キヤノン、住友精密などの主要企業が現地法人を置いています。

■オンタリオ州政府在日事務所について
オンタリオ州政府在日事務所(Ontario International Marketing Centre、東京都港区カナダ大使館内)は、日本とオンタリオ州の貿易・投資促進を図る目的で2006年2月に開設されました。同在日事務所は、日本企業の投資誘致活動、オンタリオ企業・輸出業者への支援、日本の行政・媒体関係者の協調関係を深めるなど、様々な活動を通じてオンタリオ州の産業、ビジネスを紹介し、日加間のビジネス交流・貿易の促進に取り組んでいます。


【本件に関するお問い合わせ先】
企業名:カナダ・オンタリオ州政府経済開発省 日本広報窓口
担当者名:三浦 沙織
TEL:03-3261-7715


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