【法人類学の決定版、待望の邦訳刊行!】マフィアの掟、宗教の法、チベットの慣習法……。古代のハンムラピ法典から現代の国連法まで、4000年におよぶ法づくりの歴史を俯瞰した『法の人類史』、ついに日本上陸。

プレスリリース発表元企業:河出書房新社

配信日時: 2024-12-27 18:45:32

“この極上の一冊は、これまで知られることのなかった法の魅力を、存分に味わわせてくれる……”──ウォール・ストリート・ジャーナル



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/12754/856/12754-856-bda8b582fc092a6725297b3ffdf28bd7-500x704.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


株式会社河出書房新社(東京都新宿区/代表取締役 小野寺優)は、オックスフォード大学法人類学教授のフェルナンダ・ピリー著『法の人類史──文明を形づくった世界の秩序4000年』(原題 The Rule of Laws: A 4,000-Year Quest to Order the World)を、2024年12月3日に刊行いたしました。


『法の人類史──文明を形づくった世界の秩序4000年』は、4000年に及ぶ法づくりの歴史を一冊に凝縮し、国家の法にとどまらず、宗教としての法(ヒンドゥーの法、ユダヤの法など)、商人たちの法、そしてこれまで見過ごされてきた〈共同体独自のルール〉にも光を当て、法の役割を捉え直す画期的な書籍です。
古代ハンムラピ法典から現代の国連法、さらには国際社会における法の新たな可能性や問題点まで、4000年にも及ぶ法づくりの歴史を俯瞰した法人類学の決定版が、この度いよいよ刊行となりました。

本書は、ロンドンの法曹界で10年近く弁護士として活躍し、現在はオックスフォード大学法人類学の教授として世界中を飛び回る法人類学の第一人者フェルナンダ・ピリーが、初めて一般読者向けに書き下ろしたものです。
- なぜ人類は法を生み出したのか?
- 法はいかにして文明を構築したのか?
- なぜヨーロッパの法が世界を席巻したのか?
- 公正な社会とは何か?
- 権力の道具であり権力に抗う手段でもある法は、どのようにして現在の形になったのか?

これらの問いにも答える、著者渾身の一冊です。
「法はけっして単なる規則の集まりではない。法は文明の複雑な地図をつくりだしてきた。(…)たしかに法は権力の道具であったが、同じくらい人々が権力に抗う手段にもなった。しかしながら法の支配は普遍でも必然でもない。(…)法の支配には歴史があり、法とは何か、法は何をするのか、法はいかにして社会をよい方向に、あるいは悪い方向に導くのかを真に理解するために、わたしたちはその歴史を知る必要がある」
(序章「法の約束」より)


■絶賛の書評続々!
法とは何か、なぜ重要なのかを、改めて考えさせられる。
法はたんなる規則の集まりではなく、秩序と文明をつくりだす手段にほかならない。
人間社会がなぜこのような形になったのかを知りたい人にとって、必読の一冊だ。
──ラナ・ミッター(オックスフォード大学教授。大英帝国勲位の4等勲爵士)

ピリーは、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、アメリカ大陸の国家で発達した多様で洗練された法体系へと、5千年の時を超えて私たちを誘う。
──エドワード・J・ワッツ(カリフォルニア大学サンディエゴ校教授・人文学部歴史学科長。アルキヴィアディス・ヴァシリアディス・ビザンツ史寄付講座長)

この極上の一冊は、これまで知られることのなかった法の魅力を、存分に味わわせてくれる……
──ウォール・ストリート・ジャーナル

世界の偉大な法制度の盛衰に関する野心的な一冊。
フェルナンダ・ピリーの著作は幅広い読者を獲得し、またそれに値するだろう。
──タイムズ文芸付録(TLS)

歴史を概観するこの一冊の中で、ピリーは古代と現代の世界の文明、帝国、社会における法制度の盛衰を語る。
──フォーリン・アフェアーズ

法とその数千年にわたる進化に興味がある者にとって、外せない一冊だ。
──カーカス・レビュー

■目次より
序章 法の約束

第一部 秩序の展望
第1章 メソポタミアと聖書の土地
第2章 インドのバラモン──宇宙の秩序
第3章 中国の皇帝──法典、刑罰、官僚
第4章 弁護士と法学者──古代ローマにおける知的追求
第5章 ユダヤ教とイスラムの学者──世界に対する神の道
第6章 ヨーロッパの王たち──ローマ帝国崩壊後の裁判所と慣習

第二部 文明の約束
第7章 周縁で──キリスト教とイスラムの周辺における立法
第8章 宗教の法を受容する──ヒンドゥー、ユダヤ、イスラムの世界
第9章 中世中国における帝国の法と天の正義
第10章 中世ヨーロッパの裁判所と慣習
第11章 判決の問題──宣誓、神判、証拠

第三部 世界の秩序化
第12章 王から帝国へ──ヨーロッパとアメリカの台頭
第13章 植民地主義──法を輸出する
第14章 国家の陰で──現代世界におけるイスラム法
第15章 国家に背を向けて──部族、村落、ネットワーク、ギャング
第16章 国家を超えて──国際法

結論 法の支配

■同じく目次より(画像)
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/12754/856/12754-856-a434a6fd0a58617ac369c40c96dce871-750x1064.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/12754/856/12754-856-581ac1059e76c3d9c690f3b8d8accf87-750x1064.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/12754/856/12754-856-5bc6102172cc2e1efffbe8444a02edfb-750x1064.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/12754/856/12754-856-f3a8cf8591e61e8d7f73410f78b70e53-750x1064.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



■著者紹介
フェルナンダ・ピリー(Fernanda Pirie)
オックスフォード大学法人類学教授。著書にThe Anthropology of Lawがあり、ラダックの山岳地帯やチベット東部の草原でフィールドワークを行ってきた。以前はロンドンの法曹界で10年近く弁護士として活躍。英国オックスフォード在住。

■訳者紹介
高里ひろ(たかさと・ひろ)
翻訳家。上智大学卒業。訳書にニール・マクレガー『人類と神々の4万年史』(河出書房新社)、エドガー・カバナス/エヴァ・イルーズ『ハッピークラシー』(みすず書房)、リー・アラン・ダガトキン/リュドミラ・トルート『キツネを飼いならす』(青土社)など。

■書誌情報
書名:法の人類史──文明を形づくった世界の秩序4000年
著者:フェルナンダ・ピリー
訳者:高里ひろ
仕様:A5判/上製/376ページ
発売日:2024年12月3日
税込定価:5940円(本体5400円)
ISBN:978-4-309-23165 -5
装幀:川添英昭
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309231655/
出版社:河出書房新社


[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/12754/856/12754-856-801c6cc13b269c83e8a67ba14474d62c-500x704.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



PR TIMESプレスリリース詳細へ