【第50回九州公演】 日本フィル in KYUSHU 2025 ―1975年に始まった九州公演は50年を迎えます
配信日時: 2024-12-19 16:30:51
<2月開催>1975年に始まった九州公演は、困難を極めたコロナ禍でも、“オーケストラの火を消してはならない”という決意で1年も途切れることなく、日本フィルサウンドを九州の地に届け続けています
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公益財団法人日本フィルハーモニー交響楽団(東京都杉並区、理事長:平井俊邦)は、第50回九州公演 日本フィル in KYUSHU 2025を、2025年2月8日(土)長崎市民会館を皮切りに19日(水)熊本県立劇場まで九州各県で全9公演を開催します。
1975年に始まった九州公演は、この度第50回という大きな節目の年を迎えます。困難を極めたコロナ禍でも、“オーケストラの火を消してはならない”という決意で1年も途切れることなく、日本フィルサウンドを九州の地に届けてまいりました。
この公演は、すべての地域においてボランティア市民の自主的な参加による実行委員会との協働で行われています。“市民とともに”を掲げて継続されてきたこの活動は、世界にも類を見ない大きなプロジェクトとして、音楽家からも驚嘆と尊敬の存在として、出演を熱望されるまでになっています。50年の時を重ねて、ホールや地方自治体からも地域に真に根ざした文化活動として高く評価され、文化庁の「劇場・音楽堂等機能強化推進業」の助成に採択されています。
第50回のツアーの指揮を執るのは2023年9月に日本フィルの首席指揮者に就任したシンガポール出身の俊英カーチュン・ウォン。ソリストはチェロの宮田大(2/8長崎、9大牟田、16福岡、18佐賀)、ピアノの仲道郁代(2/11北九州、12大分、14都城、15鹿児島、19熊本)と日本を代表する名手が交替で出演します。輝かしい《威風堂々》で始まり、メインプログラムはテレビドラマでも話題となったチャイコフスキーの交響曲第5番と、ムソルグスキーの組曲《展覧会の絵》をお届けします。オーケストラの持つ色彩感とダイナミックな躍動を感じられるでしょう。
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カーチュン・ウォン (C)Ayane Sato
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仲道郁代 (C)Kiyotaka Saito
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宮田大 (C)NIPPON COLUMBIA
公演に先立ち、12月11日(水)アクロス福岡にて記者会見を行いました。カーチュン・ウォン(日本フィル首席指揮者)、平井俊邦(日本フィル理事長)、河野英雄(長崎日本フィルの会会長)が登壇し、50回を迎える九州公演に向けて抱負を語り、ソリストからはビデオメッセージが届きました。
カーチュン・ウォン
「日本フィルが50年間途切れることなく続けてきた九州公演へ関わることができるのは、本当に特別なことです。世界中を見渡しても、50年にわたって途切れることなくツアーを続けてきたケースがどれほどあるでしょうか。そしてここには、50年間この歴史を共に歩んできた方々がいます。この生きた歴史の一部であることは本当に感慨深いです。約2週間で9つの都市を巡り、コンサートを行うというのは非常に特別なことです。このような活動の一員であることを、私は改めて非常に深く光栄に感じています。そして、九州におけるさまざまな県の「ふるさと」を訪れるのを楽しみにしています。」
ビデオメッセージ
宮田大(チェロ)
「日本フィル九州ツアー50周年おめでとうございます。50周年続けてこられたことを本当に心から尊敬しますし、その中に私も歴史の中に演奏させていただくことをとても心から嬉しく思っております。
2016年は下野さんの指揮でドヴォルザークのチェロ協奏曲を演奏させていただきました。今回は、エルガーのチェロ協奏曲を演奏させていただきます。
カーチュン・ウォンさんとは初共演となりますが、実は同じ年で、一緒に38歳の力と、あと日本フィルさんの音とともにお届けしたいなと思っております。ウォンさんはマンチェスターのオーケストラで指揮もされているということです。
私も2019年に、この曲を、BBCスコティッシュ交響楽団とレコーディングをさせていただき、また2024年の1月には現地でBBCスコティッシュ交響楽団と演奏しました。たくさんのイギリスの空気と音楽と言葉と人柄を経験してきましたし、一番大好きな作品ですので、一期一会の毎回毎回違う演奏をお届けしますので、ぜひ4公演ともいらしていただけたら嬉しいです!」
仲道郁代(ピアノ)
「今回、第50回目の日本フィル九州公演に参加させていただきますこととても嬉しく思います。
50回、素晴らしい歴史ですね。何度かこれまで九州公演ご一緒させていただいていますが、温かい九州のお客様の皆様が日本フィルを支えて、そして日本フィルがそれに応えて、という、とても独特な密度の濃い空間があったことを思い出しています。
今回はカーチュン・ウォンさんと初めてご一緒させていただきますことを楽しみにしておりますし、演奏するショパンのピアノ協奏曲第1番は日本フィルと昔、日本フィルのヨーロッパツアー7カ国、14都市でご一緒した懐かしい曲です。日本フィルとの思い出たっぷりの曲です。
それをこの50回という特別なときに、九州で演奏できますこととても嬉しく思っています。ぜひお聴きいただければと思います。」
記者会見のレポートは後日ホームページで公開します。
https://japanphil.or.jp/
【公演概要】
第50回九州公演 日本フィル in KYUSHU 2025
指揮:カーチュン・ウォン[首席指揮者]
2月8日(土) 15時開演(14時15分開場) 長崎市民会館 文化ホール
チェロ:宮田大
エルガー:行進曲《威風堂々》第1番 op.39
エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調 op.85
チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 op.64
2月9日(日) 14時開演(13時15分開場) 大牟田文化会館 大ホール
チェロ:宮田大
エルガー:行進曲《威風堂々》第1番 op.39
エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調 op.85
ムソルグスキー(ラヴェル編曲):組曲《展覧会の絵》
2月11日(火・祝)14時開演(13時15分開場) 北九州ソレイユホール
ピアノ:仲道郁代
エルガー:行進曲《威風堂々》第1番 op.39
ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 op.11
ムソルグスキー(ラヴェル編曲):組曲《展覧会の絵》
2月12日(水) 19時開演(18時15分開場) iichikoグランシアタ
ピアノ:仲道郁代
エルガー:行進曲《威風堂々》第1番 op.39
ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 op.11
チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 op.64
2月14日(金) 19時開演(18時15分開場) 都城市総合文化ホール
ピアノ:仲道郁代
エルガー:行進曲《威風堂々》第1番 op.39
ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 op.11
チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 op.64
2月15日(土) 14時開演(13時15分開場) 宝山ホール(鹿児島県文化センター)
ピアノ:仲道郁代
エルガー:行進曲《威風堂々》第1番 op.39
ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 op.11
ムソルグスキー(ラヴェル編曲):組曲《展覧会の絵》
2月16日(日) 14時開演(13時15分開場) アクロス福岡シンフォニーホール
チェロ:宮田大
エルガー:行進曲《威風堂々》第1番 op.39
エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調 op.85
チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 op.64
2月18日(火) 19時開演(18時15分開場) 佐賀市文化会館 大ホール
チェロ:宮田大
エルガー:行進曲《威風堂々》第1番 op.39
エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調 op.85
ムソルグスキー(ラヴェル編曲):組曲《展覧会の絵》
2月19日(水) 19時開演(18時15分開場) 熊本県立劇場コンサートホール
ピアノ:仲道郁代
エルガー:行進曲《威風堂々》第1番 op.39
ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 op.11
チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 op.64
各地の公演詳細はこちらから
チケット購入は各実行委員会、取扱店舗または
日本フィルeチケット♪
https://eticket.japanphil.or.jp/
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