BSIグループジャパン(英国規格協会)、日本初(※1)となるISO 14068に基づいたBSI カーボンニュートラルプロダクトKitemark(BSIカイトマーク)をTOPPANエッジ株式会社に認証

プレスリリース発表元企業:BSIグループジャパン株式会社

配信日時: 2024-12-19 13:00:00

2024年12月16日(月)に行われた授与式にて写真左より、BSIグループジャパン株式会社 代表取締役社長 漆原 将樹、TOPPANエッジ株式会社 代表取締役社長 添田 秀樹様

※「BSI Kitemark」を付与したイメージ

ISO 14068-1:2023 の検証範囲

BSIグループジャパン株式会社(所在地:横浜市西区みなとみらい、代表取締役社長:漆原 将樹)は、TOPPANホールディングスのグループ会社であるTOPPANエッジ株式会社(所在地:東京都港区東新橋、代表取締役社長:添田 秀樹)に対し、日本初認証となるISO 14068-1:2023(気候変動管理 -ネットゼロへの移行- パート1)に基づくBSI カーボンニュートラルプロダクトKitemark(BSIカイトマーク)(※2)を認証しました。

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2024年12月16日(月)に行われた授与式にて写真左より、BSIグループジャパン株式会社 代表取締役社長 漆原 将樹、TOPPANエッジ株式会社 代表取締役社長 添田 秀樹様

昨今、我々の経済活動に伴う二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量増加に伴い、地球温暖化や気候変動をはじめとする地球規模の問題が深刻化しています。そのため、国際社会でも1995年より国連気候変動枠組条約締約国会議(COP)が開催されています。その中では実効的な温室効果ガス排出量削減の実現にむけた議論が継続されており、直近では2021年に英国で実施されたCOP26において、2030年頃には平均気温上昇を工業化以前の水準に比して1.5℃に抑える努力を追求することが明記されました。これを受け、各国は今まで以上に二酸化炭素排出量削減に向けた取り組みを加速しています。

BSIグループでは、組織や製品のカーボンニュートラリティを達成・実証するための原則、要求事項、ガイダンスを提供する規格としてISO 14068-1:2023の開発に携わり、その検証および認証業務をグローバルで展開しています。今回のTOPPANエッジに対するISO 14068とISO 14067をベースとしたカーボンニュートラルカイトマークの検証は、BSIジャパンで初の事例であり、カーボンニュートラルをリードする存在として、環境負荷の低減とサステナビリティへの取り組みを積極的に証明したことになります。
今後、地球温暖化対策のため、それぞれの組織が温室効果ガスの削減を促進し、ネットゼロに取り組む活動は避けて通れないテーマであり、積極的にカーボンフットマネジメント、カーボンニュートラルの実証を推進することは、企業価値向上においてもより一層求められています。

- 注記 -
※1:2024年12月現在(当社調べによる)
※2:BSI カーボンニュートラルプロダクトKitemark(BSIカイトマーク)は、製品が持続可能であることを証明するための認証制度であり、120年以上にわたり様々な製品やサービスにおいて優れた品質、安全性、信頼の象徴として認められています。


■TOPPANエッジ株式会社 認証取得の経緯
TOPPANグループは脱炭素社会の実現を目指し、「TOPPANグループ環境ビジョン2050」(※3)に掲げた目標達成に向けた取り組みを推進しており、その一環として、クレジットカードの製造・発行におけるカーボンニュートラル化に取り組んでいます。2023年2月には、英国規格協会の「PAS 2060」(※4)検証による保証を取得。今回、さらなる取り組みとして、2023年11月30日に公開された、組織や製品における温室効果ガスの定量化、削減、オフセットを通じてカーボンニュートラルを達成・実証するための原則、要求事項、ガイダンスを提供する国際規格「ISO 14068-1:2023」に準拠した検証を、BSIグループジャパン株式会社を通じて実施し、認証を取得しました。

本取り組みでは、嵐山工場および朝霞証券工場におけるデュアルインターフェースクレジットカード(※5)の製造・発行業務を温室効果ガス排出量の算定対象に定め、カーボンオフセットを実施することでカーボンニュートラルを実現しました。

また、BSIグループジャパン株式会社を通じて認証審査を実施し、認証を受けた証明として、該当のデュアルインターフェースクレジットカードの券面に「BSI Kitemark」の記載が可能となりました。

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※「BSI Kitemark」を付与したイメージ

■ 今回の検証範囲
TOPPANグループの嵐山工場および朝霞証券工場におけるデュアルインターフェースクレジットカードの原材料調達、カード製造、カード発行、発行後の配送業者およびカード会員への輸送、カード廃棄における温室効果ガス排出量を検証範囲としています。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/420642/LL_img_420642_3.png
ISO 14068-1:2023 の検証範囲

詳しくはこちらをご覧ください。
URL: https://page.bsigroup.com/toppans-kitemark-for-carbon-neutral-products

※3 「TOPPANグループ環境ビジョン2050」: https://www.holdings.toppan.com/ja/sustainability/environment/
※4 PAS 2060:「Publicly Available Specification 2060」の略。BSI(英国規格協会)が発行する国際的な規格で、製品・サービスから生じる温室効果ガスの排出量を定量化、削減、カーボンオフセットし、カーボンニュートラルを実現した状態であることを第三者検証として保証するための検証仕様。BSIでは、PAS 2060検証は2024年12月31日をもって終了し、ISO 14068での認証に移行いたします。
※5 デュアルインターフェースクレジットカード:接触型と非接触型の両方の通信が可能なデュアルインターフェースICチップを搭載したクレジットカード。国際ブランドの決済に採用され、現在流通量が拡大している。

* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。


■BSI(英国規格協会)とBSIグループジャパンについて
BSI(British Standards Institution:英国規格協会)は、ビジネス改善と標準化を推進する機関です。設立以来1世紀以上にわたって組織や社会にポジティブな影響をもたらし、信頼を築き、人々の暮らしを向上させてきました。現在190を超える国と地域、そして80,000社以上のお客様と取引をしながら、専門家、業界団体、消費者団体、組織、政府機関を含む15,000の強力なグローバルコミュニティと連携しています。BSIは、自動車、航空宇宙、建築環境、食品、小売、医療などの主要産業分野にわたる豊富な専門知識を活用し、お客様のパーパス達成を支援することを自社のパーパスと定めています。
気候変動からデジタルトランスフォーメーションにおける信頼の構築まで、あらゆる重要社会課題に取り組むために、BSIはさまざまな組織と手を取り合うことによって、より良い社会と持続可能な世界の実現を加速し、組織が自信を持って成長できるよう支援しています。

BSIグループジャパンは、1999年に設立されたBSIの日本法人です。マネジメントシステム、情報セキュリティサービス、医療機器の認証サービス、製品試験・製品認証サービスおよび研修サービスの提供を主業務とし、また規格開発のサポートを含め規格に関する幅広いサービスを提供しています。

URL: https://www.bsigroup.com/ja-JP/


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