ガザ地区、攻撃で犠牲続く 1カ月超で160人以上の子どもが死亡 肝炎・水ぼうそう等、疾病も急拡大【プレスリリース】

プレスリリース発表元企業:公益財団法人日本ユニセフ協会

配信日時: 2024-12-16 14:51:13



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/5176/2448/5176-2448-1e9ed572750a0bf1abe7cd377a0f899b-1536x1024.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ガザ地区南部のラファ市で、瓦礫となった自宅跡地に座り込む男の子たち(パレスチナ、2023年11月26日撮影) (C) UNICEF/UNI485696/El Baba

【2024年12月13日 ニューヨーク発】
パレスチナ・ガザ地区が引き続き攻撃にさらされていることを受け、ユニセフ(国連児童基金)事務局長のキャサリン・ラッセルは以下の声明を発表しました。

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昨日、 ガザ地区中部のヌセイラット難民キャンプが再び激しい空爆を受け、少なくとも8人の子どもを含む33人が死亡、50人が負傷したと報じられています。ガザでは、この1カ月あまりで160人以上の子どもが亡くなったとも報じられています。これは、11月に入ってから毎日平均4人の子どもが命を落としていることになります。


子どもたちはこの紛争を始めたわけでもなく、それを止める力もありません。にもかかわらず、彼らは命と未来という最も高い代償を払わされています。この14カ月間で、1万4,500人以上の子どもが死亡したと報告されています。また、ガザ地区の110万人の子どものほぼ全員が保護とメンタルヘルスの支援を緊急に必要としています。北部では飢きんが迫り、人道アクセスは依然として著しく制限されています。


ガザ地区全域の子どもたちや家族は、絶え間ない移動を余儀なくさせられており、数十万の子どもを含む190万人が住処を追われています。ガザ地区には安全な場所がなく、子どもたちにとってひと時も安定を感じられる時間がありません。子どもたちは、食料、安全な水、保健医療に関する物資、そして冬の気温が下がる中、暖かい衣類といった必需品を欠いています。予防可能な疾病も急速に広がり続けており、800件以上の肝炎の症例、300件以上の水ぼうそう(水痘)の症例が報告されています。何千人もの子どもが皮膚の発疹や急性呼吸器感染症を患っています。冬の気候が子どもたちの苦しみを助長しています。


[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/5176/2448/5176-2448-3ebb4b49c385fc508ec48ae8ef568d4d-1536x1024.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ジェニン難民キャンプで、攻撃により破壊された避難民施設の中を見て歩く子どもたち(パレスチナ、2024年10月23日撮影) (C) UNICEF/UNI671476/Izhiman


これほど多くの子どもたちが、流血、飢え、疾病、寒さに日々さらされているのに、世界が目を背けるわけにはいきません。私たちは、紛争のすべての当事者および当事者に影響力を持つ人々に対し、子どもたちの苦しみを終わらせ、すべての人質を解放し、子どもたちの権利を確実に守り、国際人道法上の義務を遵守するための断固とした行動を取るよう、緊急に呼び掛けます。

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■ ユニセフ「ガザ人道危機 緊急募金」 ご協力のお願い
ガザ地区をはじめパレスチナで戦闘の影響を受ける子どもたちを支援するため、(公財)日本ユニセフ協会は、ユニセフ「ガザ人道危機 緊急募金」を受け付けています。詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.unicef.or.jp/kinkyu/gaza/ 

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■ ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在約190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念をさまざまな形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています。(https://www.unicef.org
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する32の国と地域を含みます


■ 日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、32の先進国・地域にあるユニセフ国内委員会の一つで、日本国内において民間で唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。(https://www.unicef.or.jp

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