【調査レポート】短時間・単発で働くスポットワークの求人倍率は2.54倍 スポットワーカー平均賃金は1,176円、通常のバイト賃金より17円安い
配信日時: 2024-12-05 09:10:00
スポットワークマーケットデータレポート(2024年9月度版)
株式会社ツナググループ・ホールディングス(本社:東京都中央区、代表取締役兼執行役員社長:米田 光宏)を母体とする、多様な働き方の調査研究機関「ツナグ働き方研究所(拠点:東京都中央区、所長:大野 博司)」は、ここ数年で広がりを見せる「短時間・単発で働くスポットワーカーの市場」について定点観測する「スポットワークマーケットデータレポート」を毎月発表しています。
本レポートでは、2024年9月度最新データについて、とりまとめましたのでご報告いたします。
※レポートの詳細はこちら
【トピックス】
1. スポットワークの求人倍率は2.54倍。前年差+0.71ポイントと大幅な伸び。
2. 新規ワーク数は、前年比+3.4%。主要職種では倉庫内・軽作業が前年比+34.6%と伸長。
3. スポットワーカーの平均賃金は1,176円。通常のバイト賃金より17円安い。
1.スポットワークの求人倍率は2.54倍。前年差+0.71ポイントと大幅な伸び。
2024年9月度のスポットワーク求人倍率は2.54倍。前月差+0.08ポイントで、9月以降年末にかけてスポットワークの需要が伸びる例年のトレンド通り、前月を上回る結果となりました。前年同月差は+0.71ポイントと、4か月連続で前年同月を上回っています。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/4558/378/4558-378-f53ed90742a01748679edc97cd1993d2-960x540.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
2.新規ワーク数は、前年比+3.4%。主要職種では倉庫内・軽作業が前年比+34.6%と伸長。
景気の先行指標とも言われる新規ワーク数は84,073件。前年比+3.4%と5か月連続で前年を上回りました。主要職種では倉庫内・軽作業が前年比+34.6%と最も伸びが高くなっています。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/4558/378/4558-378-ff57e39549d97270f9d9656988898e75-960x540.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
3.スポットワーカーの平均賃金は1,176円。通常のバイト賃金より17円安い。
2024年9月度のスポットワーク平均賃金は1,176円(首都圏・関西圏・東海圏の3大都市圏)。前月差-6円、前年差+20円となりました。通常のアルバイト平均賃金は1,193円(※リクルート発表「アルバイト・パート募集時平均時給調査」)との比較では17円安く、アルバイト賃金が上回っています。
主要3職種で最も賃金が高いのは、運送・ドライバーで1,245円となりました。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/4558/378/4558-378-360670aa53447f8299d55464dd8be866-960x540.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
(出典)
単発バイト求人サイト「ショットワークス」2020年9月~2024年9月データ
総務省統計局「労働力調査( 詳細集計)2024年(令和6年)7~9月期平均」
リクルート「アルバイト・パート募集時平均時給調査」
スポットワークマーケットデータレポートとは
・スポットワークマーケットの定義
スポットワークとは、短時間・単発で働き「継続した雇用関係」のない働き方を指します。その中でも、雇用契約を結ばない“ギグワーク”と、単期雇用契約を結ぶ“単発バイト”の2種類に分類されます。(ギグワークの代表例として、ウーバーイーツ配達員が挙げられます)。こうしたワークスタイルで働く個人、活用する企業の市場がスポットワークマーケットです。
・マーケットの現状
スポットワーカーは、コロナ禍を契機に急増、今後さらに広がりを見せていくことが予見されます。
個人:働き方改革による残業規制、コロナ禍による休業や勤務時間減少で、追加就労意欲が増大
企業:生産性向上の観点から、ムダやムラのない=必要な時に必要な人数を配置する人件費最適化の高まり
技術:タイムリーかつオンデマンドなマッチを提供するスポットワーク求人事業者の参入
・定点観測する意義
総務省統計局の「労働力調査」では、2018年からILO基準の「未活用労働指標」を導入しました。例えば、その中にある「追加就労希望就業者」は「広義の失業者」とも言われる労働者です。現状の就労に追加してスポットで働くことは、労働者の収入安定、すなわち広義の失業率の改善につながります。一方、マクロ的に捉えると、潜在的な労働力活用は国力の向上に寄与することになります。こうした社会的意義と接続する観点から、本マーケットを定点観測し、市場規模の動向、有益なトピック、内在する課題などを可視化するデータレポートを発信しています。
ツナグ働き方研究所とは
株式会社ツナググループ・ホールディングス(本社:東京都中央区、代表取締役社長:米田光宏)を母体とする、2015年設立の多様な働き方の調査研究機関(所長:大野博司)。研究所では、企業人事や労働法制の分野で活躍する識者らとともに、施行される労働法制の要所と着眼点を解説していくほか、改正に至るまでの経過や背景も記録・分析しながら「あるべき姿」を提言。「働く」を取り巻くあらゆる労働法制の調査・研究機関として「雇用の未来」を拓きます。
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[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/4558/378/4558-378-27fa096259ea921af4c31b7e7af6a063-904x352.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]株式会社ツナググループ・ホールディングス(東証スタンダード 証券コード:6551)
所在地:東京都中央区銀座7-3-5 ヒューリック銀座7丁目ビル7・8階
代表者:代表取締役兼執行役員社長 米田光宏
設 立:2007年2月28日
U R L :https://tghd.co.jp/
日本の社会課題である「2030年労働需給GAP解消」を目指す、ソリューションカンパニーであるツナググループは、コンサルティング×RPO(採用代行)×データベースを基軸事業として、従業員1,000名を超える大手企業を中心にあらゆるソリューションを提供しております。
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