フォーティネット、AIを活用したデータ保護とインサイダーリスク管理を実現

プレスリリース発表元企業:フォーティネットジャパン合同会社

配信日時: 2024-11-29 10:01:08



統合型アプローチを採用したFortiDLPのデータ保護機能が、組織のクラウド環境、アプリケーション、管理対象 / 対象外デバイスからの悪意および偶発的なデータ漏洩を予測し防止







サイバーセキュリティの世界的リーダーで、ネットワークとセキュリティの融合を牽引するフォーティネット(Fortinet®)は、次世代のデータ漏洩防止(DLP)機能およびインサイダーリスク管理を提供する新しいソリューション、FortiDLPの発売を発表しました。Next DLPの革新的技術とフォーティネット セキュリティ ファブリックとの統合を基盤とするこの新しいソリューションによって、フォーティネットのポートフォリオ全体でDLP機能が強化されます。FortiDLPは、データセキュリティの管理や動的なデータ保護を効率化し、大企業に潜む広範なインサイダー脅威をより的確に可視化します。
FortiDLP:https://www.fortinet.com/products/fortidlp
フォーティネット セキュリティ ファブリック:https://www.fortinet.com/jp/solutions/enterprise-midsize-business/security-fabric

CISOの要求に沿えない従来型DLPソリューション
Gartner®社 が先日発行したDLPのマーケット・ガイド最新版で、「2027年までに大企業のCISOの70%が、インサイダーリスクとデータ漏洩の両方のユースケースに対応できる統合型アプローチを採用する」と予測しています。しかし、現状では、CISOやセキュリティチームは、依然として従来型DLPの課題に悩まされています。例えば、サイロ化されたデータの管理や、ハイブリットワーカーの増加によって分散したデータの管理、煩雑で厳格なデータ分類ポリシーへの対応、旧式のツールのパフォーマンス不足、機密データに不正アクセスするインサイダーによるリスク増大などです。

FortiDLPと従来型DLPソリューションの違い
従来型DLPの課題に対するフォーティネットの解決策がFortiDLPです。これは、AIを活用したクラウドネイティブのエンドポイント保護ソリューションであり、お客様のあらゆるデータ保護要件に単一のソリューションで対応します。最近のNext DLP社の買収により、フォーティネット セキュリティ ファブリックに強力なデータ保護ソリューションが加わったことで、セキュリティチームはより効果的にデータの流出や損失を防止し、振る舞い関連の脅威を検知できるようになります。また、リスクに基づいた意思決定や、セキュリティポリシーの遵守に関するトレーニングを従業員に実施することもできます。FortiDLPは、従業員による未承認のSaaSアプリケーションの使用にも対処し、シャドーAI(未承認の生成AIツール)使用時のデータ漏洩を防止します。競合他社製品と一線を画すFortiDLPの主な機能は、次の通りです。


シャドーAIに対するデータ保護:OpenAI ChatGPTやGoogle Geminiなどの一般利用可能な生成AIツールを従業員が安全に使用できるようにします。管理者はこうしたツールの使用を許可する一方、ポリシーに即したアクションを設定し、適切にデータを処理するよう従業員に注意を促せます。これにより、生産性を向上させつつ、生成AIツールによる機密データの共有から組織を保護できます。
導入直後にデータの可視性と保護を実現:すぐに使えるポリシーと、ベースライン設定用にエンドポイントに組み込まれた機械学習を利用して、導入直後から自動的にデータの移動を可視化し、保護します。また、エンドポイントがネットワークから切断されても動作する、コンテキストおよびコンテンツインスペクションの機能も備えています。
インサイダーリスクからの保護:操作、振る舞い、その他の指標を識別し、ポリシーに即した適切なアクションを適用してインサイダーを特定し、機密データが外部に公開されるのを阻止します。機密データへのアクセスやポリシー違反が発生した場合は、セキュリティチームがFortiDLPで従業員の活動を識別、分析、把握することで、個々のユーザーによるリスクも監視できます。
SaaSアプリケーションデータの保護:ユーザーによるクラウド内でのデータ操作を包括的に可視化し、データがクラウド外に移動してもセキュリティを維持します。また、組織全体で利用されるSaaSアプリケーションについて、リスクスコアに基づいた包括的なインベントリを作成し、データの受信、送信、認証情報に関する情報を提供します。さらに、潜在的なデータ侵害に対する防御も強化し、アプリケーションの不正使用によるビジネスデータの流出を防止します。
発信元に基づいたデータ保護:Secure Data Flow(セキュアデータフロー)によってデータ漏洩のリスクを瞬時に可視化します。これは、コンテンツと機密度の分類に基づいた従来のアプローチを補完する機能で、データの識別、不正検知、データ送信の制御などを発信元ベースで行います。セキュリティチームは、エンドポイントや未承認のモバイルデバイスからUSBドライブ、プリンタ、SaaSアプリ(Slack、Office 365、Google Workspaceなど)へのデータ送信を追跡し防止できます。
ユーザーのリスク教育:管理者はポリシーとアクションを設定し、カスタマイズ可能なメッセージを表示して機密データ保護の重要性について従業員を教育すると共に、従業員の行動に対する説明責任を促すメカニズムを確立できます。
AIを活用したガイダンス:FortiDLPのAI活用アシスタントは、FortiAIを使用してインシデント分析を強化します。そのために、確認された高リスクなアクティビティに関連するデータを集約し、コンテキストを追加します。これらのデータは、アナリストや関係者が利用しやすいよう、MITRE EngenuityのInsider Threat Tactics, Techniques, and Procedures(インサイダー脅威のTTP:戦術、手法、手順)ナレッジベースにマッピングされます。


FortiAI:https://www.fortinet.com/jp/products/fortiai


お客様にエンタープライズクラスのデータ保護を提供するという継続的なコミットメントの一環として、フォーティネットはFortiDLPを単独のソリューションとして販売する予定です。一方、セキュリティサービスエッジ(SSE)にもAI支援による先進的なデータ漏洩防止機能を追加し、インサイダーリスク管理とデータ保護の新機能をフォーティネット セキュリティ ファブリックに統合します。
セキュリティサービスエッジ:https://www.fortinet.com/jp/products/sase

FortiDLPは、Next DLPが開発した次世代のクラウドネイティブなSaaSデータ保護プラットフォームを基盤としています。Next DLPは、2023年Gartner DLPのマーケット・ガイド※1と、2023年Gartner内部リスク管理ソリューションのマーケット・ガイド※2で、代表的なベンダーの1社に位置づけられました。

フォーティネットのCMO、John Maddison(ジョン・マディソン)は、次のように述べています。
「データの保護が至上命題とされる時代において、FortiDLPはAIを活用した検知とインサイダーリスク管理の機能を兼ね備えた次世代型ソリューションを提供し、機密情報を保護します。生成AIを搭載したデータ保護ソリューションを活用することで、セキュリティチームはリスクの予測、インシデント対応の合理化、従来のDLPソリューションよりも迅速な減災を実行できます。内外の脅威からデータを保護するには、可視性と事前の防止策が何よりも重要ですが、FortiDLPでは導入初日からそうした保護機能を利用できます」

※1 Gartner Market Guide for Data Loss Prevention, Ravisha Chugh, Andrew Bales, 4 September 2023.
※2 Gartner Market Guide for Insider Risk Management Solutions, Brent Predovich, 13 November 2023.

Gartner社による注記
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Gartnerは、Gartnerリサーチの発行物に掲載された特定のベンダー、製品またはサービスを推奨するものではありません。また、最高のレーティング又はその他の評価を得たベンダーのみを選択するようにテクノロジーユーザーに助言するものではありません。Gartnerリサーチの発行物は、Gartnerリサーチの見解を表したものであり、事実を表現したものではありません。Gartnerは、明示または黙示を問わず、本リサーチの商品性や特定目的への適合性を含め、一切の責任を負うものではありません。

関連資料
● FortiDLPの詳細
https://www.fortinet.com/products/fortidlp
● サイバーセキュリティの意識向上や製品関連のトレーニングを始めとするフォーティネットの無料のサイバーセキュリティトレーニングの詳細
https://www.fortinet.com/jp/training/cybersecurity-professionals
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NSEプログラム :https://www.fortinet.com/jp/training-certification
Academic Partner Program:https://www.fortinet.com/jp/training/academic-partner-program
Education Outreach Program:https://www.fortinet.com/training/education-outreach-program
● FortiGuard Labsの脅威インテリジェンスとリサーチや最新のサイバーセキュリティ攻撃を減災する方法をタイムリーにお知らせするアウトブレイクアラートの詳細
FortiGuard Labs:https://www.fortinet.com/jp/fortiguard/labs
アウトブレイクアラート:https://www.fortinet.com/jp/fortiguard/outbreak-alert
● フォーティネットのお客様による組織の保護の事例
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※本プレスリリースは、米Fortinet, Inc.が2024年10月30日(現地時間)に発表したプレスリリースの抄訳です。
原文:https://www.fortinet.com/corporate/about-us/newsroom/press-releases/2024/fortinet-delivers-ai-enhanced-data-protection-and-insider-risk-management
※この日本語版はフォーティネットのニュースルームでもご覧いただけます。
https://www.fortinet.com/jp/corporate/about-us/newsroom/press-releases/2024/fortinet-delivers-ai-enhanced-data-protection-and-insider-risk-management


■フォーティネットについて
フォーティネット(NASDAQ: FTNT)は、ネットワーク/セキュリティの融合とサイバーセキュリティの進化を、牽引し続けている企業です。あらゆる場所で、人・デバイス・データの安全を確保するというミッションのもと、お客様が必要とするすべての場所にサイバーセキュリティを提供しています。エンタープライズでの利用に対応した50を超える製品群で構成される業界最大規模の統合ポートフォリオを実現し、業界最多の導入実績、特許数、認証数に支えられ、70万を超えるお客様からの信頼を獲得しています。脅威分析とセキュリティ研究を行う組織「FortiGuard Labs」を運営し、自社開発した最先端の機械学習やAIテクノロジーを活用することで、タイムリーかつ一貫したトップクラスの保護と共に、実用的な脅威インテリジェンスをお客様に提供しています。また、「Fortinet Training Institute」では、誰もがサイバーセキュリティのトレーニングと新たなキャリアの機会を得られるよう、業界最大規模かつ最も広範なトレーニングプログラムを提供しています。詳しくは当社ホームページ、フォーティネットブログ、FortiGuard Labsホームページをご参照ください。
フォーティネットブログ:https://www.fortinet.com/jp/blog
FortiGuard Labs:https://www.fortinet.com/jp/fortiguard/labs

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