女性の2人に1人が夏バテ!冷えと温度差が引き起こす「現代型夏バテ」とは?
配信日時: 2015-07-21 18:00:16
首都圏在住637人(20~50代男女)に、夏の不調に関する調査を実施しました(ウーマンウェルネス研究会調べ)。その結果、女性の2人に1人(50.9%)が昨年の夏に身体の不調を感じており(グラフ(1))、だるい、疲れがとれない、胃腸の不調などの「夏バテ」症状を経験していたことがわかりました。
また、夏の不調を感じた要因としては、暑さ以外にも、室内外の温度差、冷たいものの食べ過ぎや飲み過ぎ、冷房などが挙げられました。
グラフ入り詳細はこちらから
⇒http://www.well-lab.jp/201507/feature/5637
■現代型夏バテとは?
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この結果について、東京有明医療大学教授 川嶋朗先生は、「『夏バテ』とはさまざまな要因によって身体が思い通りに働かず、その名の通りバテることです。もともとの原因は気温の高さからくる暑さや紫外線が大部分でしたが、これに加えて近年では、室内外の温度差、冷たいものの食べ過ぎによる内臓冷え、冷房などが原因の夏バテ症状も出てきています。」と警鐘を鳴らしています。室内外の温度差や内臓の冷えが引き起こす夏バテを『現代型夏バテ』と名付け、その原因と対策法をご紹介します。
>内臓冷え、温度差、冷房冷え…現代型夏バテとは?
http://www.well-lab.jp/201507/basics/5634
■現代型夏バテ度チェック
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昨年の夏を振り返り、下記項目で現代型夏バテ度をチェックしましょう。
□1日のほとんどを冷房が効いた部屋で過ごす
□ノースリーブで過ごすことが多い
□冷たい飲みものを摂取することが多い
□疲れたときはケーキやアイスなどの甘いものに手が伸びる
□週3回以上アイスを食べる
□週3回以上ビールを飲む
□室内外の出入りが頻繁にある
□お風呂はシャワーだけで済ませることが多い
⇒3つ以上当てはまると現代型夏バテの可能性が高い
現代型夏バテの原因(1) <室内外の温度差>
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調査の中で、「猛暑日と言われる35℃のときの自宅の冷房の設定温度」について聞いたところ、各年代の女性とも外気温と平均約10℃差がある温度設定をしていることがわかりました。(グラフ(2))
これに対し、川嶋先生は以下のように述べています。「体温を上げたり下げたりする体内の調節には交感神経が大きく関係しています。室内外の温度差が大きい環境では、体温調整のため、常に交感神経がオン状態にあり、エネルギーを必要以上に消耗してしまうことが多いのです。室内外の温度差が大きいほど使うエネルギーが多くなるため、身体への負担も大きくなり、夏バテになりやすくなります。体調にもよりますが、冷房の温度は下げすぎないようにし、室内外の温度差に気をつけましょう。」
>夏の温度差が身体の不調を招くワケ
http://www.well-lab.jp/201507/basics/5636
現代型夏バテの原因(2) <冷房の冷え&内臓冷え>
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夏に不調を感じた女性のうち、冷房による冷えが気になる女性は8割以上にもおよびました。(グラフ(3))また、不調を感じた女性のうち、週3回以上アイスを食べている人が3人に1人(33.2%)と、内側からも身体を冷やしていることも明らかになりました(グラフ(4))。
この結果について川嶋先生は次のように述べています。「冷房の普及により、冷房による冷えに加え、冷たいものの食べ過ぎや飲み過ぎによって『内臓冷え』を起こし、胃腸の調子が悪くなる女性も増えています。外からも中からも冷やされる環境が現代型夏バテの要因となっています。」
>内臓も冷えている!?女性の大敵!夏の冷え性とは?
http://www.well-lab.jp/201507/basics/5635
>夏野菜を加熱調理したほうがいい理由とは?
http://www.well-lab.jp/201507/recipe/5693
<調査概要>
・調査方法 : インターネット調査
・調査期間 : 2015年4月17日~4月20日
・調査対象 :首都圏在住の20~50代の男女637名
・調査内容 : 夏の不調に関する意識調査
■現代型夏バテ対策 <室内外温度差に注意、身体の内外からの温めがポイント>
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【朝】
◇朝起きたらコップ1杯の白湯を飲む
白湯が身体を内側から温めます。朝起きたときと夜に寝る前には、意識的に飲むようにしましょう。
【昼】
◇水分補給はこまめに、常温のものを
冷たいものばかり摂取すると内臓冷えの原因になります。
◇冷房の温度は外の気温に合わせて調整
室内外の温度差が大きいほど身体が疲れてしまいます。冷房は28℃に設定し、室内外の温度差や冷やし過ぎに気をつけましょう。
◇お腹を温める
冷房や、冷たい飲食物のとり過ぎによる内臓冷えに注意。肌に直接貼れる温熱シートを活用して、お腹を冷やさないようにしましょう。
【夜】
◇炭酸入浴でだるさ解消
夏でもシャワーだけでなく、湯船につかって血流をよくすることが大切です。入浴時に炭酸入り入浴剤を使うと、ぬるめのお湯(38℃)でも血流促進することができるので、夏でも身体がほてることなく、疲労を回復することができます。
◇食事に一品、温かいメニューを追加
ビールなど冷たいものは基本的にNG。どうしても飲みたいときには、温かいメニューと一緒にとりましょう。
◇疲れているときは無理に食べない
疲れを感じているときは胃腸も疲れています。スタミナをつけようと無理に食べると消化機能が追いつかず、胃腸の負担に。疲れているときは思い切って何も食べず、胃腸に休息させましょう。
>スタミナ食で疲労回復、水分補給。実は間違っているかも!?夏バテ対策のコツ
http://www.well-lab.jp/201507/recipe/5627
>外は暑いのに身体は寒い!夏ファッションのすすめ
http://www.well-lab.jp/201507/basics/5634
監修:川嶋朗先生
http://www.well-lab.jp/201408/doctor_list/1281
本件に関するお問合わせ先
ウーマンウェルネス研究会supported by Kao
事務局
info@well-lab.jp
関連リンク
特集
http://www.well-lab.jp/201507/feature/5637
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