STEM人材からの経営層への信頼度は主要国で日本が首位、オープンな職場環境とウェルビーイングへの優れた取り組みを評価
配信日時: 2024-11-21 17:45:36
- SThreeの調査から、日本のSTEM人材の47%が自社の経営層を信頼していることが判明
- 日本のSTEM関連企業は、オープンなコミュニケーション、ウェルビーイングへの取り組み、報酬で高い評価を獲得
- グローバルなネットワークを誇るSThreeならではの独自視点でSTEM人材の動向を分析
STEM(科学、テクノロジー、エンジニアリング、数学)分野に特化したグローバルな人材紹介企業であるSThreeが実施した調査※から、日本におけるSTEM分野の人材は、経営層への信頼度が主要国の中で最も高く、シニアリーダーとコミュニケーションが取りやすいと感じていることが分かりました。
SThreeは、STEM人材が雇用主をどのように評価し、そして急速な技術変化にどのように対応しているかを探るため、STEM先進国上位5カ国(日本、米国、英国、ドイツ、オランダ)の2,500人以上のSTEM人材を対象に調査を実施しました。2024年7月10日から8月11日にかけて行われたこの調査によると、回答した日本のSTEM人材の47%が、長期的な意思決定に関して自社の経営陣は正しい判断をしていると答えています。信頼度が調査対象国の中で最も高いだけでなく、日本のSTEM人材は透明性や従業員のウェルビーイングに関しても雇用主を高く評価しており、日本の職場文化に対して肯定的な兆候が示される結果となりました。
今回の調査対象となったSTEM人材はさらに、働いている業界によってライフサイエンス、IT・テクノロジー、エンジニアリングの3つの業界に分類されます。日本における業界別の結果を見てみると、IT・テクノロジー分野では41%が自社の事業戦略について経営層から情報共有されていると回答しました。これはエンジニアリング分野の38%、ライフサイエンス分野の33%を上回っており、業界によっても違いが見られました。
上司に率直な意見を伝えることについて、日本のSTEM人材の49%は抵抗がないと回答しており、これは調査対象国で最も高い割合です。透明性に関しては、大きな問題が発生した際は上司が早期に知らせてくれることを確信していると答えた人の割合が40%でした。ドイツでは41%が上司の透明性について肯定的な回答をしており、これに次いで2番目に高い結果となりました。
これに対し、リーダー層の透明性に関して米国とオランダが同率3位、最下位は英国でした。
日本の職場の信頼度とウェルビーイングが優れていることは、一部のセクターで他国よりも従業員の幸福感が高いことにつながっています。日本のIT・テクノロジー人材のうち61%が、職場は快適であり、自信の存在や価値を認められていると感じています。これに対し、ライフサイエンスおよびエンジニアリング分野の人材で同様の回答をした人は39%でした。
今回の調査ではさらに、経営層や職場の文化へ肯定的な意見や信頼を抱いている従業の76%が仕事で期待以上の成果を出す意欲があると答えているのに対し、否定的な意見を持つ従業員ではその割合はわずか2%にとどまっている事実も明らかになっています。
労働人口の減少に伴う人材獲得競争が過熱している日本では、特にSTEM分野における人材の獲得と定着の問題に注目が集まっています。日本のSTEM人材が自分たちの雇用主はオープンで信頼できると考えていることは、これらの企業にとって従業員を維持し、高いモチベーションを持って仕事に取り組んでもらううえでの強みとなるかもしれません。
SThree Japan 代表取締役 クリストファー・ライリーのコメント:「当社は独自の立場を生かして、STEM分野におけるさまざまな国の採用動向や従業員の意識をモニタリングしています。今回の調査から、日本のSTEM分野において従業員は管理職とのコミュニケーションに対して前向きであり、彼らの悩みや懸念についても管理職が真摯に受け止めていると感じていることがわかりました。日本においてSTEM分野の人材不足は大きな課題ですが、この結果は、国籍に関係なく日本のSTEM分野で仕事に就こうと考えている人々の後押しとなるものだと信じています。」
編集者の方へ
※本調査は、SThree Plcの委託を受け、FT Longitudeが7月10日から8月11日にかけて、英国、米国、日本、ドイツ、オランダの5カ国2,597人を対象に実施しました。回答者の30%は、従業員500人以上の企業に所属しています。
SThreeについて
SThree Plcは、スキルを持つ人々を集め、未来を築くことを目指す人材サービス企業です。STEM(科学、テクノロジー、エンジニアリング、数学)分野に特化した唯一のグローバルな人材紹介パートナーとして、11カ国の4,800社を超える多様なクライアント企業に、正社員および柔軟性の高いコントラクトのスペシャリストをご紹介しています。
産業サービス部門に属するSThreeでは、当グループに在籍する約2,600名のスタッフがテクノロジー、ライフサイエンス、エンジニアリングの各セクターを担当しています。当社は、ロンドン証券取引所メイン市場のプレミアム・セグメントに上場しています(LSE: STEM)。
PR TIMESプレスリリース詳細へ
スポンサードリンク
「SThree株式会社」のプレスリリース
- 日本経済が抱える「生産性格差」は8.8兆円 AI導入の遅れで数百万人規模のSTEM人材が週6時間近くを浪費10/29 14:30
- SThreeが『働きがいのある会社』で5度目のランキング入り02/09 11:46
- SThree、『働きがいのある会社』ランキング 27 位を受賞!03/04 17:40
- 「SThree株式会社」のプレスリリースをもっと読む
スポンサードリンク
最新のプレスリリース
- リレー方式ラーメン企画「POPUPラーメン」神戸初出店!第1弾は全国各地のイベントでも大行列を作る金沢の人気店「金澤味噌ラーメン神仙」11/21 17:45
- 「人事パーソンのキャリア形成」に関するアンケート調査結果を公開11/21 17:45
- Global X Japan株式会社 「グローバルX 半導体・トップ10-日本株式ETF」【282A】「グローバルX USテック・配当貴族ETF」【283A】 東京証券取引所に新規上場11/21 17:45
- 12月1日は世界エイズデー。中森明菜さんのPLASチャリティーオークションへのご協力が決定11/21 17:45
- JD.LEAGUE 2024表彰選手決定のお知らせ11/21 17:45
- 最新のプレスリリースをもっと見る