【新製品ニュース】ZEISS、3Dイメージングを劇的に加速する超高分解能X線顕微鏡VersaXRM 730 日本市場での本格的プロモーション開始
配信日時: 2024-11-20 11:00:00
カールツァイス株式会社(東京都千代田区麹町、ヴィンセント・マチュー社長)は、8月末にグローバルで同時にリリースされた新しい超高分解能X線顕微鏡であるVersaXRM 730(R)のデモ機を、11月に東京麹町本社オフィスにも設置・導入し、同顕微鏡の日本での本格的なプロモーションを開始します。
ZEISS VersaXRM 730は、研究者のための画期的な3D X線顕微鏡です。この新しい装置は、高解像度、高速スキャン、直感的な操作、高性能AIなどの優れた特徴を備え、研究の効率化に大きく貢献し、3Dイメージングを劇的に変えることが期待されます。
● 高空間分解能:従来の装置を凌駕する最高空間分解能450nmでより詳細な3D画像を取得でき、非破壊で物質の内部構造をより詳細に観察できます。
● 幅広い分解能パフォーマンス:最高管電圧160kVで空間分解能500nm、作動距離100mmで空間分解能750nm幅広い条件、サンプルで物質の内部構造を詳細に観察できます。
● 高速スキャン:FAST Modeにより1分間の断層撮影が可能となり、短時間で多くのデータを取得できるため、研究のスピードアップに繋がります。
● 直感的な操作:栄誉あるレッドドット「Best of the Best interface design」賞(2024年)を受賞したZENnavx(TM)を採用し、誰でも簡単に操作できます。
● 高性能AI:DeepRecon Proにより、画像処理の精度が向上し、より詳細な情報を得ることができます(2年間のライセンス)。
グローバル・セールス&サービス責任者であるマーティン・フィッシャーは、「3次元X線顕微鏡を成功させるには、効率的な探索、正確なフィーチャーターゲット、そして新たな発見を可能にする強力な機能が必要です。ZEISS VersaXRM 730は、特許を取得した新技術とベストデザイン賞を受賞したソフトウェアと組み合わせることで相乗効果を発揮し、極めて優れた性能を発揮します。最も実績があり汎用性の高いXRMプラットフォームを活用することで、当社の卓越性へのコミットメントを表現し、3D X線顕微鏡の分野を再び前進させました」と述べています。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/417606/LL_img_417606_1.jpg
ZEISS VersaXRM 730 3D X線顕微鏡システム
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/417606/LL_img_417606_2.jpg
リチウムイオン2025コイン型二次電池の3Dレンダリング画像と2Dスライス画像 - FASTモードを使用して1分間のクイックオーバーオーバースキャンを行い、その後3μm/ピクセルの解像度でレイヤーを分解し、1μm/ピクセルの解像度でコイン電池の正極とレイヤーの欠陥を画像化します。
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/417606/LL_img_417606_3.jpg
栄誉あるレッドドット「Best of the Best interface design」賞(2024年)を受賞したZENnavx(TM)。ビルトイン・ガイダンス、自動化ワークフロー、インテリジェントなシステム・インサイトを備える。
■人間中心設計による生産性向上
ZEN navxは、顕微鏡操作をより簡単かつ効率的にするための総合的なシステムです。初心者でもすぐに使いこなせるように、ビルトインのガイダンスや自動化されたワークフローが備わっており、経験豊富なユーザーにとっても多様な機能を活用できる柔軟性があります。内蔵のSmartShieldはシステムとサンプルの衝突を防止し、システムとサンプルを保護します。また、ZEN navx File Transfer Utility (FTU)は、顕微鏡から他の場所へ自動的にデータを転送するので、ユーザーは必要な時に必要な場所で情報を得ることができます。
■FPX FASTモードの高速断層撮像による関心領域へのアクセシビリティの向上
ZEISS VersaXRMシリーズのオプションであるフラットパネルエクステンション(FPX)は、汎用性をさらに高め、FASTモードによる1分以下の断層撮影を実現します。FAST Modeは、ZEN navx完全に統合されているため、Volume Scoutワークフローと組み合わせることで迅速な3Dデータセット上でのナビゲーションが可能です。さらに、高い空間分解能とサンプルフレキシビリティを持つ40x-Prime検出器を用いることで、最も幅広いサイズや種類のサンプルの内部構造を効率的かつ正確に可視化することができます。
カールツァイス株式会社工業用測定機器部門では、11月28日(木)に東京麹町オフィスにて開催するテクニカルワークショップ「全固体電池解析とエレクトロニクス品質信頼性向上に寄与する高分解能X線顕微鏡」(参加申込:先着30名限定)にて、VersaXRM 730の実機を日本のお客様へ初お披露目します。
また、リサーチマイクロスコピーソリューション(顕微鏡部門)では、12月11日(水)~13日(金)に東京ビッグサイトで開催されるSEMICON Japan 2024に出展し、ブースにてVersaXRM 730に適した様々なアプリケーションなどのご紹介を予定しております。
VersaXRM 730製品ページ
https://www.zeiss.com/microscopy/ja/products/x-ray-microscopy/versaxrm.html#product-info
■ZEISSについて
ZEISSは、1846年にドイツで創業した光学技術を用いた事業を多角的に展開する国際的なリーディングカンパニーです。日本には1911年に設立したカールツァイス株式会社、カールツァイスメディテック株式会社、カールツァイスビジョンジャパン株式会社の3つの法人があります。4つのセグメント(半導体製造技術、産業品質・研究、医療技術、消費者市場)で事業を展開し、売上高100億ユーロを超えるグローバル企業です。工業計測、品質保証、ライフサイエンス、材料研究、眼科、マイクロサージェリーなど、様々な分野で革新的なソリューションを提供しており、世界中で高い評価を得ています。
2023年現在、売上高の15%を研究開発に投資しており、約43,000人の従業員、約30の生産拠点、60の販売・サービス会社、27の研究開発施設を擁し、約50カ国で事業を展開しています。また、オーナーであるカールツァイス財団は、科学の進行を目的とするドイツ最大級の財団です。
■カールツァイス株式会社 リサーチマイクロスコピーソリューション(顕微鏡部門)について
リサーチマイクロスコピーソリューション(RMS: Research Microscopy Solutions)は、主に研究に使われる顕微鏡を開発・製造・販売する事業部門です。ライフサイエンス、材料、工業研究、教育向けに、光学・電子・X線顕微鏡システム、相関顕微鏡、AI技術を活用したソフトウェアなど、幅広いソリューションを提供しています。
■カールツァイス株式会社 工業用測定機器部門について
インダストリアルクオリティーソリューションズは、工業用測定機を開発・製造・販売する事業部門です。自動車、医療、エネルギー関連の製造業向けに、三次元測定機、X線CT測定システム、光学式測定機、AI技術を活用したソフトウェアなど、幅広いソリューションを提供しています。
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プレスリリース提供元:@Press
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