三崎高校生が運営する「せんたん珈琲」や音楽と絶景のコラボで特別な時間を「渚のエメラルドマルシェ」を開催しました

プレスリリース発表元企業:海と日本プロジェクト広報事務局

配信日時: 2024-11-14 13:07:52

2024年11月4日(月・祝) 場所:佐田岬灯台・灯台官舎跡地周辺



佐田岬灯台利活用推進コンソーシアムは、2024年11月4日(月・祝)に佐田岬灯台やその周辺の灯台官舎跡地を活用したイベント「渚のエメラルドマルシェ」を開催しました。地元・三崎高校生が準備を進めてきた灯台カフェ事業「せんたん珈琲」や松山海上保安部による佐田岬灯台の開放、施設案内や灯台カレーや灯台グッズを販売するマルシェの出展、灯台バルコニーでの音楽演奏など、佐田岬灯台と官舎跡地を活用したこの日限定の特別プログラムを実施しました。このイベントは、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、灯台を中心に地域の海の記憶を掘り起こし、地域と地域、異分野と異業種、日本と世界をつなぎ、新たな海洋体験を創造していく「海と灯台プロジェクト」の助成を受けて実施したものです。
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イベント概要
・イベント名:渚のエメラルドマルシェ
・開催概要:三崎高校生による灯台カフェ事業「せんたん珈琲」や松山海上保安部による佐田岬灯台の開放、施設案内や灯台カレーや灯台グッズを販売するブースの出展、灯台バルコニーでの音楽演奏など、佐田岬灯台と官舎跡地を活用したイベントを開催。
・日程:2024年11月4日(月)12時~日没直後の灯台点灯まで(通称:エメラルドタイム)
・開催場所:佐田岬灯台と灯台官舎跡地周辺(愛媛県西宇和郡伊方町正野2935)
・参加人数:約300名
・協力団体:松山海上保安部、道の駅 伊方・きらら館、(有)アルテフィーチェ戸田英清さん(絶景カフェ講師)

官舎跡地を活用した三崎高校生による灯台カフェ「せんたん珈琲」の営業
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 佐田岬灯台と、かつて灯台守が住んでいた官舎の跡地を活用して開催された「渚のエメラルドマルシェ」。松山海上保安部の協力による佐田岬灯台の開放や、灯台イセエビカレー、高校生が考案した灯台キャラクターグッズを販売するブースの出展など様々な催しが行われましたが、中でもひと際賑わいを見せたのが地元・三崎高校生による灯台カフェ事業「せんたん珈琲」の営業です。7月に実施したワークショップをきっかけに事業が立ち上がり、9月にはモニター営業を実施。灯台カフェ構想に手ごたえを掴むとともに、モニター営業で浮き彫りになったオペレーション面での課題を改善して準備を進めてきました。
※考案に至るまでの詳細はこちら:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002743.000077920.html
※モニター営業の様子はこちら:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002931.000077920.html

当日営業を行う官舎の跡地には、駐車場からアップダウンのある遊歩道を約20分歩く必要があり、テントや発電機など大きな荷物を陸路で運び入れるのは困難です。そこで今回は海上輸送を行いました。灯台下の船着き場まで荷物を運び、そこから海抜差が約20mある官舎跡地まで人力で運び上げました。設営するだけでも多くのハードルがある官舎跡地でのイベント開催でしたが、三崎高校の生徒約20名が運営に携わり、無事に設営を完了しました。
 12時から始まった営業に合わせて、「せんたん珈琲」のブースには次々とお客さんが訪れます。中には、佐田岬灯台の開放と「せんたん珈琲」の取り組みを知って、神戸市からお越しになったお客さんもいました。この日は日差しが強く、複数産地のコーヒー豆をオリジナルブレンドで使用し、ハンドドリップで提供する「アイスコーヒー」や、伊方町産柑橘100%ストレート果汁を使用した「みかんジュース」、点灯直後の佐田岬灯台をモチーフにした「エメラルドパフェ」など、冷たい商品が次々と売れていきます。9月のモニター営業ではお待たせしたお客さんの取り違えなど課題が出ましたが、今回は番号で管理することで大きなトラブルなく運営することが出来ました。17時の営業終了まで、注文が途切れることはほとんどなく、アイスコーヒー、ホットコーヒー、みかんジュースを合わせた販売数は約100杯と、9月のモニター営業を上回りました。お客さんからは「今まで何もなかった灯台の周りで美味しいコーヒーが飲めて感動した!」、「活用が難しい場所での営業に高校生がチャレンジしているのを見て是非応援したい!」と嬉しい声をたくさんいただくことが出来ました。

灯台バルコニーでのヴィオラ演奏などこの日限りの特別プログラムを実施
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 もう一つ、佐田岬灯台で新たな試みとして実施したのが灯台バルコニーでの音楽演奏です。伊方町内の中学校に勤務するヴィオラ奏者の尾崎志穂美さんが、塔高約18m、海面からの灯火標高が約48mある佐田岬灯台のバルコニーで演奏を行いました。四国最西端、佐田岬半島の最果てにある佐田岬灯台でのヴィオラ演奏を引き立てるのは、目の前いっぱいに広がる豊後水道の海と空の風景です。特に、日没が近づくにつれて、淡いグリーンから深い青、そしてオレンジへと刻一刻と表情を変えていきます。最後の曲の最中には灯台が点灯しエメラルドタイムを背に演奏。訪れたお客さんは尾崎さんの奏でるヴィオラの音色と、壮大な豊後水道の風景を堪能しました。
 遊歩道を約20分歩かないと辿り着くことの出来ない佐田岬灯台と官舎跡地ですが、最果て感溢れる環境とマッチした魅力的なプログラムを提供することで活用の間口は広がっていくのかもしれません。今後も、佐田岬灯台の新たな活用に向けて様々な角度からアプローチを続けていきます。

佐田岬灯台とは(愛媛県西宇和郡伊方町)
四国最西端に立つ鉄筋コンクリート造の灯台。1918年の点灯以降、100年以上に渡って豊後水道の海の安全を守ってきた。2016年に「恋する灯台」に認定。2017年3月に国の登録有形文化財に登録。日没後、数分間だけ光源が緑色に発色する「エメラルドタイム」が見どころの一つ。
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<団体概要>
団体名称:佐田岬灯台利活用推進コンソーシアム
URL:https://toudai.uminohi.jp/model/ ※2023年度事業
活動内容  :佐田岬灯台を起点とした新たな灯台利活用を推進するプロジェクトを展開しています。
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海と灯台プロジェクト 新たな灯台利活用モデル事業
日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、灯台を中心に地域の海の記憶を掘り起こし、地域と地域、異分野と異業種、日本と世界をつなぎ、新たな海洋体験を創造していく「海と灯台プロジェクト」。その取り組みのひとつである「新たな灯台利活用モデル事業」は、灯台の様々な利活用モデルを創出することで、灯台の存在意義を高め、灯台を起点とする海洋文化を次世代へと継承していくことを目的としています。
海と日本プロジェクト公式サイト https://uminohi.jp/
海と灯台プロジェクト公式サイト https://toudai.uminohi.jp/
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「海と灯台ウィーク」
灯台記念日(11月1日)を機に全国一斉でさまざまな取り組みを行い、灯台に目を向ける人を増やしたいとの思いから、2020年に日本財団と海上保安庁が制定。期間中、日本財団「海と灯台プロジェクト」を推進する一般社団法人海洋文化創造フォーラムが主体となり、共催の日本財団と海上保安庁、さらに全国60の「海と灯台のまち」参画自治体や灯台の利活用に取り組む全国20団体などとともに、灯台の魅力発信イベントや灯台クリエイティブコンテストを展開します。11月3日には「海と灯台サミット2024」を東京で開催し、灯台の活用事例発表、提言などを行いました。
海と灯台ウィーク公式ページ https://toudai.uminohi.jp/toudai-week2024/

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