新型アストンマーティンVantage GT3、IMSAでメジャー初タイトルを狙う
配信日時: 2024-10-11 12:03:02
新型アストンマーティンVantage GT3が、今週末ロード・アトランタにて開催されるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権最終戦プチ・ル・マンのGTD Proクラスでタイトルを狙う
アストンマーティンとパートナーチームのHeart of Racingは、この3年間で2度目のIMSAタイトルを目指す
アストンマーティンのワークスドライバーであり、これまでIMSAクラスレースで複数回の優勝経験があるロス・ガンがIMSAのGTD Pro優勝を目指す
Heart of Racingはロード・アトランタでGTD Proクラスに2台のVantage GT3を投入予定
アストンマーティンはパートナーであるTeam TGMと共に、IMSAミシュラン・パイロット・チャレンジのドライバーおよびチームタイトルの獲得を目前にしている
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2024年10月9日、ジョージア州アトランタ(米国):
新型アストンマーティンVantage GT3は、今週末開催のロード・アトランタでのIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権最終戦、プチ・ル・マン10時間レースに参戦します。メジャー初タイトル獲得を目指し、勢いは止まりません。
アストンマーティンの新型Vantage GT3は、国際大会で輝かしいデビューシーズンを飾っています。6月には100周年記念大会となったクラウドストライク・スパ24時間レースで歴史的な勝利を収めました。これは、英国のウルトラ・ラグジュアリー・スポーツカー・ブランドであるアストンマーティンにとって近代のGTレースで初の快挙です。また、同月には日本で開催されたAUTOBACS SUPER GTクラスで初優勝も飾りました。これに加えて、夏にはFIA世界耐久選手権、IMSA、ニュルブルクリンク耐久シリーズ、そしてADAC GTマスターズでもクラス優勝を果たしています。
そして今回、アストンマーティンはパートナーチームのHeart of Racingとワークスドライバーのロス・ガン(英国)と共に、土曜日開催の北米で最も重要な耐久シリーズの最終戦に参戦し、GTD Proクラスでマニュファクチャラー、チーム、そしてドライバーの首位を目指します。
米国を拠点とするHeart of Racingはロード・アトランタでさらに2台の新型Vantage GT3を投入し、チームが一丸となってさらなるIMSA GTクラス優勝を土曜日に目指します。実現すれば、2022年にロマン・デ・アンジェリス(カナダ)と共に飾ったGTDクラスでのドライバーおよびチーム優勝に次ぐ快挙となり、北米でのHeart of Racingとアストンマーティンの唯一無二の素晴らしいサクセスストーリーに新たな1ページが加わることになります。
ドライバーのガンとHeart of Racingにとって今週末の目標は明確です。レースの優勝者には350ポイントが付与され、ポールポジションを獲得すればさらに35ポイントの加点があります。この中で、ライバルよりも100ポイント以上多くポイントを獲得する必要があります。アストンマーティンはGTD Proクラスで最も高い成績を収めたVantageチームのポイントを獲得できるが、シリーズリーダーよりも123ポイント多くポイントを獲得しなければなりません。
レギュラーGTD Pro23号車のアストンマーティンVantage GT3のドライバーは、ガン、アレックス・リベラス(スペイン)、2022年のIMSA GTDクラスの優勝者であるデ・アンジェリスの3名です。姉妹車の27号車Vantageは通常であればGTDクラスに参戦しますが、先月のインディアナポリスでの6時間レース同様、GTD Proクラスに変更となり、重要なマニュファクチャラーポイントを獲得できる資格があります。この姉妹車のドライバーは、プチ・ル・マンで2度のクラス優勝を誇るマリオ・ファーンバッハー(ドイツ)、ザック・ロビション(カナダ)、そして3度のFIA GT世界チャンピオンであるマルコ・ソーレンセン(デンマーク)です。
この変更により、Magnus racingの新型アストンマーティンVantage GT3のみがGTDクラスに参戦する唯一のアストンマーティン車となります。同車は、2月の正式発表に先立ち1月にデイトナで開催されたシリーズ開幕戦のロレックス24時間レースで華々しい国際戦デビューを飾りました。
米国ユタ州を拠点にするMagnus RacingはIMSAの長距離耐久レースにのみ参戦しており、プチ・ル・マンに2010年に初参戦して以降、同レースで4度表彰台に立っています。今回Magnus RacingはVantageと共に、チームオーナーであるジョン・ポッターと、同じく米国人のアンディ・ラリー、スペンサー・パンペリーのために、初となるクラス優勝を目指しています。
新型Vantage GT4は今週末、ロード・アトランタでのデビューを飾ります。同車はすでに、2024年からAMRパートナーチームとなったRebel Rock Racingと共にIMSAミシュラン・パイロット・チャレンジ(IMPC)で勝利を収めており、今週末のフォックス・ファクトリー120レースではフランク・デピュー(米国)とロビン・リデル(英国)がドライバーを務めます。
アストンマーティンのパートナーであるTeam TGMとドライバーのマット・プラム(米国)は、GSクラスのチームおよびドライバーズランキングで110ポイントの差をつけて首位に立っており、レースの勝者には最大350ポイントが付与されます。一方、アストンマーティンもマニュファクチャラーランキングで2位に70ポイントの差をつけてトップの座をキープしています。Team TGMがタイトルを獲得した場合(金曜日の2時間レースで6位以上に入賞すればタイトル獲得が決まります)、先代のアストンマーティンVantage GT4がクラスタイトルを獲得した2020年以降、3度目となります。
これ以外にも、4台の前世代のVantageがAMRパートナーであるArchangel Motorsports、Team TGM、およびVan Der Steur Racingのもと、レースに参戦します。
アストンマーティンの耐久モータースポーツ責任者のアダム・カーターは次のように述べています。「アストンマーティンVantage GT3にとって、非常に素晴らしいデビューシーズンとなりました。すでに、参戦した重要なレースのすべてで勝利を収めているほか、北米での耐久レースシーズンが最終戦を迎える中、世界的なスポーツカーレーシングにおいて最も重要なクラス優勝のひとつであるIMSAのGTD Proクラスでもタイトルを狙っています。今シーズンが始まった時、Vantage GT3はパートナーに非常に大きなポテンシャルをもたらすことのできる車だと思っていました。どのレーシングカーにも言えることですが、その可能性の最大限を引き出すためには、パフォーマンスを引き出してくれるチームとドライバーが必要です。北米、そして世界レベルで幾度も競争力の高さを証明してきたHeart of Racingと共に戦えることを幸運に思っています。Heart of Racingのチーム全体に今週末の幸運をお祈りしています。また、先代Vantage GT3でこの5年で3度目となるIMSAミシュラン・パイロット・チャレンジのドライバーおよびチームタイトルを目指すTeam TGMの成功も祈っています。」
フォックス・ファクトリー120レース開始は、現地時間の10月11日(金)12時45分(EDT(東部夏時間)、GMT+4時間)です。2024年モチュール・プチ・ル・マンの公式練習開始は10月10日(木)の10時40分(EDT)、レースは10月12日(土)の12時10分(EDT)です。詳細はIMSAの公式ウェブサイトと公式アプリでご確認ください。
こちらのプレスリリースに関する素材は、下記よりダウンロード可能です。
https://we.tl/t-KOqdIgHceT
アストンマーティン・ラゴンダについて
アストンマーティンは、世界でもっとも熱望されるウルトラ・ラグジュアリー・ブリティッシュ・ブランドとなることを目指し、人々を魅了してやまないハイパフォーマンス・カーを作っています。
ライオネル・マーティンとロバート・バンフォードによって1913年に設立されたアストンマーティンは、スタイル、ラグジュアリー、パフォーマンス、エクスクルーシブネスを象徴するグローバル・ブランドとして知られています。アストンマーティンは、最先端のテクノロジー、卓越したクラフトマンシップ、美しいスタイルを融合させ、Vantage、DB12、Vanquish、DBX707に加え、同社初のハイパーカーであるValkyrieなど、高い評価を得ている一連のラグジュアリー・モデルを生み出しています。また、Racing. Green.サステナビリティ戦略に沿って、アストンマーティンは2025年から2030年にかけて、PHEVとBEVを含むブレンドドライブトレインアプローチによる内燃エンジンの代替システムの開発にも取り組んでおり、電気自動車のスポーツカーとSUVのラインナップを持つという明確なプランを描いています。
英国のゲイドンを拠点とするアストンマーティン・ラゴンダは、ラグジュアリー・カーを設計、製造、輸出し、世界で50以上もの国で販売しています。スポーツカー・ラインナップはゲイドンで製造されており、ラグジュアリーSUVのDBXは、ウェールズのセント・アサンで製造されています。同社は、2030年までに製造施設をネットゼロにする目標を掲げています。
ラゴンダは1899年に設立され、1947年にアストンマーティンとともに故デビッド・ブラウン卿に買収され、現在は「Aston Martin Lagonda Global Holdings plc」としてロンドン証券取引所に上場しています。
2020年には、ローレンス・ストロールが同社のエグゼクティブ・チェアマンに就任し、未来の重要な分野に対して新たな投資を行うと同時に、アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1(R)チームとともにモータースポーツの頂点へと復帰し、英国を象徴するブランドとして新たな時代へと乗り出しています。
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