和紙問屋の小野商店、手漉き和紙作りサービス「彩創紙(さいそうし)」を11月より開始

プレスリリース発表元企業:小野商店

配信日時: 2024-10-11 13:30:00

手漉き和紙の作製の様子

漉き込みを作製する様子

墨文字を透かしに

和紙問屋の小野商店(大阪市生野区 代表:河手 靖夫)は2024年11月より、紙漉きの表現技法を生かした手漉き和紙作りの新サービス「彩創紙(さいそうし・仮称)」の取り組みと受注を開始します。紙漉きの伝統的な表現技法である「透かし」や「漉き込み」を生かした別注の手漉き和紙作りを通じて、手仕事の素晴らしさや更なる魅力を国内外に発信し、認知度向上と業界の活性化を図ります。

「透かし」の参照URL: https://tinyurl.com/33d9wyj9

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/411979/LL_img_411979_1.jpg
手漉き和紙の作製の様子

【透かしや漉き込みについて】
・透かしとは、紙漉きの際に透かしの型を設置し、紙を漉くことにより、繊維の濃淡で紙の中に文字列やロゴマークなどを表現する紙漉きの技法。各種学校の卒業証書や賞状用紙によく使用され、わが国の紙幣の中ほどに見える透かしもこの技法がベースとなっています。
・漉き込みとは、土台となる和紙を漉いた上に、さらに別で漉いた柄や模様、文字列、マークなどを二層以上漉き合わせる伝統的な紙漉き技法。紙の表裏を色違いにでき、和紙に重層的な表現を付加することができるのが特徴です。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/411979/LL_img_411979_4.jpg
額装した漉き込みの和紙
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/411979/LL_img_411979_5.jpg
漉き込みで細かな水玉模様

【担当者のコメントについて】
長い歴史と伝統のある和紙ですが、昨今の原料高や後継者不足、需要の低下などにより、業界を取り巻く環境は年々厳しさを増しています。通常、和紙は見本帳を見ながら、または店頭で規格品を購入することが多いと思いますが、紙漉き職人に依頼し、自分好みの和紙を別注で漉いていただくこともできることをご存じでしょうか。今回の取り組みにより、紙漉きの伝統的な表現技法「透かし」や「漉き込み」に焦点をあて、手仕事の素晴らしさや手漉き和紙のさらなる魅力を国内外に発信し、日本の伝統や文化に貢献して参ります。


【彩創紙(さいそうし・仮称)サービスの概要について】
ご希望の文字列やロゴやマークなどを透かしや漉き込みの表現技法で漉いて、お客さま仕様の手漉き和紙を別注にて作製するサービスです。詳細は以下の通り。

サイズ :二三判の全判910×610ミリまで対応可能
受注単位:上記規格サイズで100枚から受注可能
原料 :主に楮、マニラ麻、パルプなど、ブレンドして紙漉きすることも可能
価格 :お客さまの仕様により価格は変動いたします。
ご希望の和紙についてできるだけ詳しく内容をお聞かせください。
その他 :透かしや漉き込みの原稿はイラストレータで作成した
データをご用意ください。


【会社概要について】
小野商店は全国の多種多様な機械漉き和紙や手漉き和紙を取り扱う卸売店です。紙漉きの表現技法を生かし、お客様の仕様で手漉き和紙の別注抄造も行っています。また、自社の事業を「企業のブランディングを和紙で彩る」と位置付け、和紙の卸売や紙器をはじめとした各種紙製品作りを通じて、中小企業のブランド力向上を支援しています。今後も引き続き、国内外に和紙の魅力を発信して参ります。

会社名 : 小野商店
代表者 : 河手 靖夫
担当者 : 河手 宏之
所在地 : 〒544-0024 大阪市生野区生野西1-5-29
設立 : 1948年10月
事業内容: 各種機械漉き和紙や手漉き和紙の卸売並びに別注抄造、
和紙製品作りの支援
URL : https://www.finepaper.jp/


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