単発、短時間、短期間で働くスポットワークの求人倍率は2.88倍 求人数が前年比+49.9%となり、求人倍率も前年を大幅に上回る
配信日時: 2024-10-02 11:00:00
スポットワークマーケットデータレポート(2024年7月度版)
多様な働き方の調査研究機関「ツナグ働き方研究所(拠点:東京都中央区/所長:大野博司)」は、ここ数年で広がりを見せる「単発、短時間、短期間で働くスポットワーカーの市場」について定点観測する「スポットワークマーケットデータレポート」を毎月発表しています。
本レポートでは、2024年7月度最新データについて、とりまとめましたのでご報告いたします。
※レポートの詳細はこちら
【トピックス】
1.スポットワークの求人倍率は2.88倍。前年差+1.05ポイントと大幅な伸び。
2.新規ワーク数は、前年比+12.0%。主要職種では倉庫内・軽作業が前年比+46.8%と伸長。
3.スポットワーカーの平均時給は1,185円。前月差+11円、前年差+22円。
■1.スポットワークの求人倍率は2.88倍。前年差+1.05ポイントと大幅な伸び。
2024年7月度のスポットワーク求人倍率は2.88倍で、前月差+0.92ポイント、前年差+1.05ポイントと、前月/前年ともに求人数が増加したことによって求人倍率も大幅に上昇しました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/4558/366/4558-366-ca17e8bad8338620648b3ef2f7f5be52-1280x720.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■2.新規ワーク数は、前年比+12.0%。主要職種では倉庫内・軽作業が前年比+46.8%と伸長。
先行景気の先行指標とも言われる新規ワーク数は100,005件。前年比+12.0%と3か月連続で前年を上回りました。主要職種では倉庫内・軽作業が前年比+46.8%と最も伸びが高くなっています。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/4558/366/4558-366-b0a3820a4a4317242e029b93d4d5cb65-1280x720.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■3.スポットワーカーの平均時給は1,185円。前月差+11円、前年差+22円。
2024年7月度のスポットワーク平均時給(首都圏・関西圏・東海圏の3大都市圏)は1,185円。前月差+11円、前年差+22円となりました。通常のアルバイト平均時給1,185円(※リクルート発表「アルバイト・パート募集時平均時給調査」)と、2018年1月より定点観測を始めて以降、初めて同額という結果となりました。
主要3職種で最も賃金差が大きいのは、コンビニスタッフでスポット1,116円、アルバイト1,088円と、スポットワーク時給が28円高くなっています。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/4558/366/4558-366-e8889d0c4194237f3e4ba85579246802-1280x720.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
(出典)
単発バイト求人サイト「ショットワークス」2020年7月~2024年7月データ
総務省統計局「労働力調査( 詳細集計)2024年(令和6年)4~6月期平均」
リクルート「アルバイト・パート募集時平均時給調査」
■スポットワークマーケットデータレポートとは…
・スポットワークマーケットの定義
スポットワークとは、単発、短時間、短期間で働き「継続した雇用関係」のない働き方を指します。その中でも、雇用契約を結ばない“ギグワーク”と、単期雇用契約を結ぶ“単発バイト”の2種類に分類されます(ギグワークの代表例として、ウーバーイーツ配達員が挙げられます)。こうしたワークスタイルで働く個人、活用する企業の市場がスポットワークマーケットです。
・マーケットの現状
スポットワーカーは、コロナ禍を契機に急増、今後さらに広がりを見せていくことが予見されます。
個人:働き方改革による残業規制、コロナ禍による休業や勤務時間減少で、追加就労意欲が増大
企業:生産性向上の観点から、ムダやムラのない=必要な時に必要な人数を配置する人件費最適化の高まり
技術:タイムリーかつオンデマンドなマッチを提供するスポットワーク求人事業者の参入
・定点観測する意義
総務省統計局の「労働力調査」では、2018年からILO基準の「未活用労働指標」を導入しました。例えば、その中にある「追加就労希望就業者」は「広義の失業者」とも言われる労働者です。現状の就労に追加してスポットで働くことは、労働者の収入安定、すなわち広義の失業率の改善につながります。一方、マクロ的に捉えると、潜在的な労働力活用は国力の向上に寄与することになります。こうした社会的意義と接続する観点から、本マーケットを定点観測し、市場規模の動向、有益なトピック、内在する課題などを可視化するデータレポートを発信します。
■ツナグ働き方研究所とは
株式会社ツナググループ・ホールディングス(本社:東京都中央区/代表取締役兼執行役員社長:米田光宏)を母体とする、働き方のミライを描き、現場のリアルとの乖離を埋めていくための研究・発信を行っていく組織です。「労働市場のリアルを、機動的かつ独自の視点から浮き彫りにする」というスタンスで定点観測的基幹調査から就業者の行動実態を把握する月次調査まで多岐にわたる調査活動を行っています。
●過去の調査、リリース(一部)は以下に公開しております。
【2023年アルバイト採用ブランド力調査】
コロナ禍3年、アルバイト最強ブランドは1位ダイソー!2位セリア!
https://tsuna-ken.com/research_report/baito_2023ranking/
バイト探しの情報源はネット化加速!学生では登録型サービス利用が増加!
2023年アルバイト探しに利用した情報源調査(2019-2023比較版)
https://tsuna-ken.com/research_report/arbeit_medium2023/
【アフターコロナの多様な働き方調査】5類移行後の働き方調査
出社回帰の傾向が見られる中、働き手はちょこっとテレワークを希望
https://tsuna-ken.com/research_report/telework_5/
株式会社ツナググループ・ホールディングス(東証スタンダード 証券コード:6551)
所在地:東京都中央区銀座7-3-5 ヒューリック銀座7丁目ビル7・8階
代表者:代表取締役兼執行役員社長 米田光宏
設 立:2007年2月28日
U R L :https://tghd.co.jp/
日本の社会課題である「2030年労働需給GAP解消」を目指す、ソリューションカンパニーであるツナググループは、コンサルティング×RPO(採用代行)×データベースを基軸事業として、従業員1,000名を超える大手企業を中心にあらゆるソリューションを提供しております。
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