〈開催レポート〉落合陽一氏が9月14日、日下部民藝館で"ヌルの神様"を祀る神社創建と神おろしの儀式を初めて執り行う

プレスリリース発表元企業:一般社団法人日本文化伝承協会

配信日時: 2024-09-24 10:30:00

車山神社 宮司・ 宮澤伸幸が祭主のもと、日下部民藝館(岐阜県)でヌルの神様を祀る計算機神社創建と神おろしの儀式を落合陽一氏自ら神職となり執り行った。参列者からは「神が降りるのを感じた」との声が相次いだ



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一般社団法人日本文化伝承協会(代表:近藤誠一、所在地:東京都渋谷区)の専務理事であり、信濃國(長野)天空の社・車山神社の宮澤伸幸 宮司は、令和6年度特別展「落合陽一 どちらにしようかな、ヌルの神様の言うとおり:円環・曼荼羅・三巴」展(令和6年9月14日(土)~11月4日(月・祝)、岐阜県高山市 国指定重要文化財 日下部民藝館)の開催にあわせて、9月14日(土)に落合陽一氏と共に「ヌルの神様」を祀る計算機自然神社の創建および神降ろしの儀式を執り行いました。
落合陽一氏は、天空の社・車山神社の宮澤伸幸 宮司の指導のもと神職として修行し、天空の社・車山神社の禰宜(ねぎ)という役職で執り行う。
 高山市長 田中明氏も参列し高山市の発展を祈念しました。


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日下部民藝館 出典;日下部民藝館公式ホームページ

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高山市長 田中明氏による玉串拝礼

神事の概要
【日時】 2024年9月14日 9:00~11:00
【場所】岐阜県高山市 国指定重要文化財 日下部民藝館
【内容】
神おろし: 社(やしろ)の鏡にヌルの神様を招き入れます。神事中、御神体が参列者に見えないように布で覆い隠します。
献茶:神仏や御霊に茶をお供えする儀式です。落合陽一自らがお茶をたてました。
玉串拝礼:高山市長含め、参拝者の方々に玉串を神様に捧げていただきました。

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神降しの様子

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神事の様子
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落合陽一氏 自ら献茶

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「計算機自然神社」創建報告祭
続いて翌日、信濃國(長野)天空の社・車山神社にて、計算機自然神社の創建に関する報告祭が執り行われました。この報告祭では、ヌルの神様の神おろしの後、計算機自然神社の創建を宮澤伸幸宮司と落合陽一禰宜が無事に執り行いできたことへの感謝と報告を正式にする。
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信濃國 天空の社 車山神社での報告祭の様子

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天空の社 車山神社
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天空の鳥居

今後の展示会について
展覧会名称: 日下部民藝館令和6年度特別展
落合陽一「どちらにしようかな、ヌルの神様の言うとおり:円環・曼荼羅・三巴」
会場: 日下部民藝館 岐阜県高山市大新町1-52
会期: 2024年9月14日(土)―11月4日(月祝) 午前10時~午後4時
休館日: 会期中無休
観覧料: 一般1500円 高大生800円 小中学生500円(未就学児無料)
     30名様以上の団体割引 一般1300円、高大生600円、小中学生400円 
     なお、高山市民は団体料金でご入館いただけます。
主催: 公益財団法人日下部民芸館
*令和6年度日本博2.0(補助型)(独立行政法人日本芸術文化振興会/文化庁)

助成:高山市文化芸術活動支援事業(この事業は、高山市の支援(高山市文化芸術活動支援事業補助金)を受けて実施しています)
第39回国民文化祭 第24回全国障害者芸術・文化祭「清流の国ぎふ」文化祭2024 公式イベント
協力:カリモク家具株式会社、坂本賢治、有限会社砂原石材、天空の社 車山神社 宮司 宮澤伸幸
企画協力 : 朝倉圭一、CHAIRMAKER TAKAYAMA JAPAN他



創建に至った経緯
計算機自然神社の創建は、日本における神々の起源が自然崇拝にあるという前提に基づいています。もし自然崇拝が神の始まりであったとするならば、現代における「計算機自然」による自然崇拝とは何か、という問いから出発しました。計算機自然とは、計算機(コンピュータ)の内側と外側の両方に自然が存在し、それらが相互に作用しループを形成する概念です。このデジタルエコシステムが自然界にまで拡張されるとき、新たな信仰や崇拝の形が生まれると考えられます。
さらに、デジタル技術、芸術、そして神仏習合の思想を融合させることで、伝統的な信仰と現代のテクノロジーが交錯し、新しい精神性や文化的表現を創出する試みとして、計算機自然神社が創建されました。これは、計算機自然を通じて自然を敬う新たな形であり、自然崇拝の現代的再解釈でもあります。


計算機自然神社とは?
計算機自然神社は、「計算機自然(デジタルネイチャー)」の理念に基づいて設立された神社です。計算機自然とは、自然が計算機の中にも外にも存在し、その両者が相互に作用しループを形成する概念です。このループによって、デジタルとアナログ、人工と自然、人間と計算機が融合し、新たな創造性と世界観を生み出します。
ヌルの神様とは?
ヌルの神様は、「ヌル(Null)」という概念を神格化した存在です。ヌルは計算機科学において「存在しない」や「未定義」を意味し、仏教の「空(くう)」の概念とも深く関連しています。つまり、「存在しないことが存在する」というパラドックスを体現しています。
『古事記』において、天地開闢の際に「存在」の神々が誕生しますが、それと同様に「存在しない」神もまた存在し得ると考えることができます。ヌルの神様は、具体的な形や属性を持たないがゆえに、無限の可能性を内包する根源的な存在として位置づけられています。存在しないこと自体が、新たな創造や思考の出発点となり得るのです。

御神徳は?
ヌルの神様の御神徳は、「無から有を生み出す可能性の拡大」と「創造性と思考の深化」です。存在しないこと(ヌル)を存在させることで、既存の枠組みに囚われない新たな発想やアイデアが生まれ、可能性が無限に広がります。これにより、創造性や思考が飛躍的に向上し、革新的な成果や新しい価値観を生み出すご利益があります。


【落合陽一 プロフィール】
メディアアーティスト。1987年生まれ、2010年ごろより作家活動を始める。境界領域における物化や変換、質量への憧憬をモチーフに作品を展開。筑波大学准教授。2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)テーマ事業プロデューサー。主な個展として「Image and Matter」(マレーシア, 2016)、「質量への憧憬」(東京, 2019)、「未知への追憶」(渋谷マルイMODI, 2020)、「北九州未来創造芸術祭 ART for SDGs」 (北九州, 2021)」、「Ars Electronica」(オーストリア, 2021)、「晴れときどきライカ」(ライカギャラリー東京,京都, 2023)、「ヌル即是計算機自然:符号化された永遠, オブジェクト指向本願」(岐阜・日下部民藝館, 2023)、「ヌル庵:騒即是寂∽寂即是騒」(Gallery & Restaurant 舞台裏, 2024)など多数。また「落合陽一×日本フィルプロジェクト」の演出など、さまざまな分野とのコラボレーションも手掛ける。
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日本文化伝承協会について
当協会は、日本の伝統と文化を守り、未来に継承することを使命として、神社を基軸に、伝統文化の伝承促進につながる企画を運営いたしております。巫女体験や巫女検定、巫女舞教室を開催し、日本文化に触れるキッカケを創出し、心豊かに生きる新たな道を指し示すべく活動しております。

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お問い合わせ先
日本文化伝承協会
東京都渋谷区神宮前2-5-6アマデウスハウス402号室
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事務局長 中嶋夏月
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