瀬戸内の離島における初の自動運転バスの走行実証を開始～20年先の小豆島をつくるプロジェクト～

香川県土庄町、株式会社JTB、小豆島交通株式会社、scheme verge株式会社、BOLDLY株式会社は、小豆島の持続的な発展に向け、アクセルやハンドルを自動で制御してドライバーをサポートする「レベル2」の段階での自動運転バスの走行実証（以下、本実証）を9月12日（木）～9月17日（火）に実施します。
自動運転バスは小豆島の主要港の一つである土庄港から人気観光地のエンジェルロード間を走行し、どなたでも無料で利用いただけます。
島民や観光客からの需要が多いルートにて実施し、実際のニーズを把握することで、小豆島における交通課題の解決に貢献します。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/31978/1234/31978-1234-89af392150409961e31e0803f2b76129-523x349.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
※Minibus（TierIV製15名乗り電気バス）
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/31978/1234/31978-1234-a087cdae60030e1b4018b87fb240e1f5-523x348.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
※エンジェルロード

■本実証の背景と目的
瀬戸内海に浮かぶ小豆島は、二十四の瞳映画村や、紅葉が美しい寒霞渓など観光資源に恵まれています。近年は瀬戸内国際芸術祭も開催され、外国人観光客も含めた国内外からの来訪者が年々増加しています。
しかし、島内では加速する少子高齢化により、運転免許証の返納者の増加と、高齢によるバス・タクシー運転手のリタイアが同時に進行し、島民や観光客の公共交通による島内移動において課題が浮き彫りとなっています。
このような背景から、島民と増加する観光客が安心して利用できる、持続可能な公共交通の整備が求められています。
本実証は、JTBが推進するエリア開発事業である「20年先の小豆島をつくるプロジェクト」の第二弾として、自動運転バスの導入による小豆島内の公共交通の課題解決を目的とした、電気バス（15名定員）での走行実証となります。
本実証の自動運転バスに乗車されたお客様へアンケートを実施し、自動運転バスに対する感想や課題に感じたこと、小豆島に必要と思ったかなどの意見を把握することで、課題を確認し、将来的にレベル4での実装につなげます。
■本実証の概要
・実施期間：9月12日（木）～9月17日（火）
・走行区間：土庄港高速艇ターミナル（平和の群像前）～エンジェルロード公園（小豆島国際ホテル）
・運行形式：定時定路線
・運行ダイヤ：
土庄港高速艇ターミナル発　（10:10・11:10・12:00・14:00・15:00・16:00・17:00）
エンジェルロード公園発　（10:50・11:40・12:20・14:40・15:40・16:40・17:20）
※急遽運行ダイヤが変更になる場合がございます。その場合は、公式LINEなどでお知らせいたします。
・運賃：無料
・使用車両：Minibus（TierIV製15名乗り電気バス）
・自動運転レベル：アクセルやハンドルを自動で制御してドライバーをサポートする「レベル2」
・遠隔監視システム：遠隔監視システムDispatcher（BOLDLY提供）（注1）
※本実証ではオペレーターが乗車します。
・その他：自動運転バスへのご乗車の際にアンケートをお答えいただいた方には、2025年2月28日（金）まで小豆島の対象店舗でご利用いただける、500円分の「小豆島Horaiクーポン」をお渡しします（先着400名様）。
■乗車方法
・9月12日（木）～17日（火）：予約不要、先着順
※乗車定員に達した場合は、次のバスをお待ちいただく可能性があります。
■「20年先の小豆島をつくるプロジェクト」について
地域行政や事業者との共創、自主事業の開発を通じて観光地の実感価値向上と持続可能な発展を目指す「エリア開発事業」を瀬戸内海の中心地、小豆島で開始しました。
小豆島は宿泊施設の老朽化やキャパシティ不足、飲食店の不足、二次交通の脆弱性といった要因により、来島者の約7割が島内に宿泊しておらず、経済効果が極めて限定的となっています。
小豆島の20年先の未来を見据え、「観光」を基盤とした持続可能な産業を作っていくため、第一弾として2024年8月1日（木）より、IoTを搭載した最新式のシェアサイクル専用車両160台を導入し、島内のサイクルステーションを拡大することで、来島者の利便性向上と島内の周遊促進を図っています。シェアサイクル事業、第二弾である今回の自動運転バス実証実験に続き、今後はAIによる自律運航無人ボートの導入に向けた実証、また言葉の壁を解消するためのAI翻訳機ポケトークの導入など、エリアの面的なバリューアップに貢献していきます。
プロジェクト詳細：https://www.jtbcorp.jp/jp/newsroom/2024/08/01_jtb_shodoshima.html


○小豆島交通株式会社
　小豆島交通は、香川県の小豆島で、貸切バス事業、タクシー事業、トラック事業などを展開し、公共性の高い交通機関の使命として、安全運行を最優先し、乗客の安全を確保するために最新の運行管理システムや乗務員教育webシステムなどの安全対策を導入しています。輸送の安全はもちろん信頼性の高いサービス提供は【地域の活性化が地域発展に繋がる】と考えており、交流人口の増加を促すために、予約システムをDX化。また保有車輌については、低燃費車の導入を積極的に行っており、これからも環境保全に繋がるよう持続可能な地域づくりに貢献してまいります。

○BOLDLY株式会社
2016年の設立以来、自動運転技術を活用した持続可能な移動サービスの実現に向けて取り組む。業界のトップランナーとして、これまでに全国各地で160 回以上の実証実験を行った他、自治体や企業に対する自動運転車両の導入支援・コンサルティングを行い、国内複数カ所で自動運転バスの社会実装を実現。30 種類以上のモビリティと接続可能な自動運転車両運行管理プラットフォーム「Dispatcher(ディスパッチャー)」を開発・提供し、自動運転サービスの安全安心な運行に貢献している。

○scheme verge株式会社
scheme vergeは、「都市の再発明（Reinventing cities）」を目指し、まちづくりのDXを通じた社会課題の解決に貢献する東大発UrbanTechスタートアップです。私たちは地域や産業界の皆様との協業を通じて、都市・交通・建物の運営や管理におけるデータ利活用を促進し、ウェルビーイングな働き方を実現するまちづくり、アートと食、自然が溶け込むディスティネーション、世界中の頭脳を集めるスマートシティなど、今後の社会の要請に応えたまちづくりをデータの力を使って推進・支援してまいります。

〇株式会社JTB
JTBは「交流創造事業」を事業ドメインとし、地域・社会課題に対して、人×場所×交流をデザインすることでその解決に取り組んでいます。地域資源を活用した観光コンテンツの開発により交流人口の拡大につなげるとともに、持続可能な地域づくりに貢献してまいります。　※「交流創造事業」は(株)JTBの登録商標です

注1 Dispatcher | BOLDLY | ソフトバンク ：https://www.softbank.jp/drive/service/dispatcher/


■一般のお客様からのお問合せ先
JTB 高松支店　TEL：087-822-0033 （9：30～17：30 ※12/30～1/3及び土日祝休）

PR TIMESプレスリリース詳細へ