「リサイクルカーペット認定」商品が開始約1カ月で500アイテムを突破
配信日時: 2024-08-05 14:00:00
グリーンウォッシュ対策を実施する「グリーンチェック委員会」外部委員が決定
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日本リサイクルカーペット協会(所在地:東京都千代田区、会長:近藤 忠稚)は、7月より「リサイクルカーペット認定」を開始し、2024年8月1日(月)時点で認定を取得した商品が94柄584アイテムとなりましたことをお知らせします。また、「グリーンチェック委員会」外部委員の3名が決定しました。
■「リサイクルカーペット認定」と、認証を取得した商品について
「リサイクルカーペット認定」制度は、リサイクルタイルカーペットの品質基準を定め、条件を満たす商品を認定するための仕組みとして7月1日より順次認定を開始しました。告知以降、加盟企業等からの認定希望商品の応募が寄せられ、順次認定基準の確認を実施しました。その結果、株式会社川島織物セルコン、株式会社サンゲツ、株式会社スミノエから合計94柄584アイテムを8月1日時点で認定しました。認定した商品は、ホームページの「認定制度」から(https://recycle-carpet.jp/)ご確認いただけます。
認定基準のポイントは、CFP(Carbon Footprint of Products)の明記、PCR材(Post-Consumer Recycle)の使用を規定すること、素材毎に分離された原料を使用していること、グリーンウォッシュを継続して防止することを含む4つの条件を満たすタイルカーペットを認定しています。条件を満たすタイルカーペットを最適な方法で資源循環させていくことで、持続可能な社会の形成に貢献します。
〈認定基準〉
1. タイルカーペット由来のPCR材を25%以上使用していること
2. 商品にCFPが明記されていること
3. 素材毎に分離された原料を使用していること
4. 日本リサイクルカーペット協会によるグリーンウォッシュチェックを認定から毎年受けること
■「グリーンチェック委員会」外部委員3名の決定
昨今グローバルレベルで問題視されているグリーンウォッシュへの対応として設置する、「グリーンチェック委員会」の外部委員が決定しました。「グリーンチェック委員会」では、リサイクルカーペット認定を取得した商品の生産量や素材分離した再生原料の購入量、再生原料の生産量と使用済みタイルカーペットの回収量などのデータの整合性を確認し適格性を担保します。その他にも、外部委員の知見をもとに、グリーンチェックの実施を予定しています。
〈グリーンチェック委員会 外部委員〉 ※敬称略、五十音順
東京大学 特別教授/物質・材料研究機構フェロー 伊藤 耕三
有限責任監査法人トーマツ パートナー 公認会計士 豊泉 匡範
アンダーソン・毛利・友常法律事務所 外国法共同事業 パートナー 弁護士 吉井 一浩
■日本リサイクルカーペット協会 会長 近藤 忠稚よりコメント
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日本リサイクルカーペット協会 会長 近藤 忠稚
500アイテムの突破と今後の展望について今回、告知から1カ月程度という短期間にもかかわらず、会員各社から認定制度への申し込みが多数寄せられ、今のところではございますが、合計94柄584アイテムもの商品認定を行いました。この成果は、会員各社が協会の趣旨に賛同され、会員の協会に対するご理解とご支援の賜物と思っております。
過去、タイルカーペットはリサイクルが難しい産業廃棄物のひとつとして取り扱われてきましたが、この約20年で、水平循環リサイクルできる商品として、大きく変化してまいりました。また、サステナビリティを推進する企業も増えたことにより、タイルカーペットのリサイクルにも注目が集まりました。
今後は、リサイクルタイルカーペットを具体的にお使いいただいておりますユーザー様にも入会のお声がけをし、この活動に賛同していただける仲間を増やしたいと考えています。
また、グリーンチェック委員会を始動させ、協会として初めてグリーンウォッシュのチェックを行います。前例のないグリーンチェックですが、関係各界の第一人者であられる外部委員の方々に専門的なご指導をいただき、徹底したチェックを行い、協会の公平性・公正性を担保してまいります。
なお、先日世界最大手の業界メディアでもトップ記事で当協会が紹介されるなど、海外からの注目も高まっていることから、諸外国との連携も視野に入れ、協会の事業拡大を図る所存でございます。
■日本リサイクルカーペット協会について
名称 :日本リサイクルカーペット協会 (Japan Recycle Carpet Association)
所在地:東京都千代田区有楽町2-2-1
会長 :近藤 忠稚
URL : https://recycle-carpet.jp/
活動内容:カーペットリサイクルの促進を目的として、2023年11月1日の「カーペットの日」に設立。タイルカーペットリサイクルは約20年前から行われ、これまでに約6,000千万平方メートル (30万トン)をこの協会に属する会員企業により循環利用しています。
現在では日本のタイルカーペット市場の約20%に相当する年間約500万平方メートル が水平循環利用されています。この取り組みを実現してきたのは、1.使う人 2.回収する人 3.再生する人 4.作る人 が協力することで実現した仕組みであり、その4者が業界の垣根を越えて一同に会する組織として設立しました。
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